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9.中皇命《なかのおおえのみこ》
君が代も 我が代も知るや岩代の 岡の草根をいざ生すびてな
我が背子は仮廬作らす草なくば 小松が下の草を刈らさね
我が欲りし野島は見せつ底深き 阿胡根の浦の玉ぞ拾はぬ
※紀温泉に幸中の出来事
☆意味☆
隠してはいない、君のことも我のこともこの長く生きる岩にむした草が我等のことを見ているさ。
いいじゃないか、住まわす御殿が無くても別にどこだって君に逢えれば私は気にしないぞ?
我には深い深い考えがある、それはすぐにはどうにもできない底深い海にある玉を拾うようなもの、君を大事に思ってのことなんだ。
プチ解説:恐らく当時の習慣で仮廬と呼ばれる御殿を与えられることで正式な恋人として世間に認められたのではないだろうか。と考えての解釈