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7.額田王《ぬかたのおおきみ》
熟田津に船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ 今は漕ぎ出でな
☆意味☆
あぁ、もう二度と見ることはないと思っていたものでも月日を待てば必ず叶うのですね!
プチ解説 :
伊豫の熟田津の石湯の行宮に行幸した際、昔と変わらぬなにかを見た斉明天皇が感動した際の歌、天皇御製とも言われる。
船は日にちを待てば必ず船出に良い潮の流れが来ることを自身に例えている。
歌の内容から考えると、実は地名ではなく、熟田津は凪た津の訛りかもしれないが、日本書紀にも熟田津の石湯の行宮と書いてあるので何とも言えない。しかし、日本書記の記述がこの歌より後ならばこの歌から転載したと考えられる。