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ぼんやり海を  作者: a i o
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家事について

 家事が苦手です。特に掃除。独り暮らしをしていた時は、極力物を減らしていたのでそんなに散らからなかったのですが、家族と暮らすとなると物も一気に増えます。散らかるスピードも早い早い。

 私は思考が割りと極端で、綺麗にしている時はそれを保とうと注意を払うのですが、疲れてそれが出来なかったり、誰かがそれを乱した途端やる気をなくしてしまいます。情けないのですが、たとえば、出しっぱなしの物をひとつ片付けずに寝てしまい次の日を迎える、それだけでそれを片付ける気をなくすのです。その他の掃除を含めすべてを、です。やらなきゃ、とは思うのですがかなり腰が重くなるためなかなか動けません。そうこうしているうちに、家の中はますます汚れていきます。そうなると余計に……というように負のスパイラルに少なくない頻度で陥るのです。ちょこちょこ小まめに、というのが出来ません。やれば際限なく出てくる課題に途方に暮れます。あれもこれも全部できないのならいっそ何もやらない。ひとつできなかった自分を許せず、そこで行動がストップします。許容範囲がとても狭いのです。困った思考だと、頭では分かっているのですが、人間そう簡単に変わるものではありません。そもそも私はこの考え方を「困った」ものだと認識するのに、随分と時間がかかりました。不精もの、と自分に呆れ返るばかりで、中間を取る、というやり方なんて思い付きもしなかったのです。

 幸い家族は私のこういう面倒くさい性格を受け入れてくれ、やり残した家事をやってくれますが、感謝よりもいつも罪悪感ばかりが膨らんでいきます。

 やらなきゃ、やらなきゃ。

 私に抜けているのはいつもその間の「出来ることを出来る分だけ」。

 物を片付けるだけでもよし。

 掃除機をかけるだけでもよし。

 ハードルはかなり低いけど、やらないよりずっとマシ。

 完璧にはできません。丁寧に暮らすことなんて、とてもとても。後ろめたさを思い返す前に、ただ手を使い足を使い、考える隙を与えずにこなせるようになることが、当面の目標です。


 やはりハードルは低いけれど。








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