プールに漂う
久しぶりにプールに行きました。
海は大好きなのですが、泳ぐなら断然プール派です。あれだけいつも海海うるさいのに、節操なしです。でもいいんです。人それぞれ楽しみ方があります。私にとって海は見るもので泳ぐ所ではない、ただそれだけの話です。
たぶん、泳げます。高校までプールの授業で支障はなかったので。中耳炎になりやすいので、高校卒業以降は潜ることもしなくなりました。プールに行くと決まって、浮き輪にはまりながら流れるプールを延々と漂っています。よく考えるとシュール。でも気持ち良いです。ぐるぐるぷかぷか漂っていると真昼のくらげみたい。さすがに、夏は混雑しているのでうたた寝も難しいんですけどね。ソーダフロートのバニラアイスのように浮かんでいます。暑さに、何なら溶けちゃってもいい、そんな心持ちで。
プールに入ったあとの倦怠感が好きです。体がゆっくり重力に沈む感じ。瞼がそろそろと重くなって、明るいうちから寝てしまいたくなります。小さな子どもみたいに、力尽きて蹲ってしまいたい。夏の一日。
そら色の 浮き輪をひとつ うかべれば
ぽっかり空いた 真昼の月よ