今のところ撃退率99.8%の訪問者対応を紹介する。
今のところ撃退率99.8%の訪問者対応を紹介する。
某放送局集金員や某宗教関係者は、このくっそ忙しい師走でもお構いなしにやってくる。ネットに転がってるような法知識、シカト、録音、録画、警察への通報は確かに有効ではあるが、しかし論破は時間がかかるパターンも多い。その数分があれば飯を食い終えたり、年賀状を1枚書き終えたり、レポートの1行を埋め終えたりできるだろう。
今回紹介する対応は論破よりもそういう〝早さ〟を重視している。
目標はだいたい30秒だ。
それではシュミレーションしてみよう。
(チャイム音)
「はーい」
居留守は使わない。訪問者が某放送局集金員や某宗教関係者だけとは限らないからだ。師走に宅配を逃す愚を犯してはならない。この時季に嗜好品が途絶えるのは死に等しい。だから必ず対応する。
このときのポイントは①【ボウシ(春夏秋)やジャンバー(冬)などを適当にはおる】ことだ。今回はそのままドア越しに対応する場合を考える。勿論チェーンは外さないように。
「どちら様ですか」
「あのわたくし――」
ここで諸々の宅配業者の名が聞こえなかったら最後まで言わせる必要はない。
「 ほにゃららほにゃらら 」
「あの!」
話をさえぎって。
②【その話、今じゃなきゃダメですか?】
と言おう。
ポイントは②【訪問者がおそらく想定していない対応をする】ことだ。会話の主導権というのは基本的に考える方が後手になる。訪問者に(こいつは何を言ってるんだ?)と思わせれば条件はほぼクリアされる。また②で重要なのは訪問者が考えたところで意味がない、答えたところでメリットがない質問であるのが望ましい。
実際、今じゃなきゃダメな訪問などあるだろうか、答えはまずあるわけがないのだ。
このときの訪問者のパターンはだいたい
1.はい(とりあえず肯定系)
2.いえ、、、(バカ正直系)
3.沈黙(ワロスwwwww)
にわかれる。
一番困るのは質問をまったく無視して話し続けられるパターンなのだが、そういう反応を訪問者がするのは見たことがないし、もしもされたら手におえないので諦めて110番でもしよう。
話を戻すと1.、2.、3.とわけたが、この分類にそれ以上の意味はない。ここでそのまま①を活かし、何かしゃべる前にこう言おう。
③【悪いけどこれから出かけるんで、んじゃ】
どんなパターンだろうが言うことは同じだ。1.のときは「そうすか、でも」と6文字ほど冒頭につけ加える必要があるが、ポイントは③【反応を軽くスルーして、さらに想定外の対応を重ねる】ことだ。会話の主導権は徹底的して握ろう。このとき①がボウシならツバを摘んだり、ジャンバーならエリを摘んだりしてアピールしてみる。これは「これから外出しようという私に、お前はこれ以上何を言うんだ」というアピールである。
勿論、そんな都合よく外出と訪問が重なるわけがないというのは、流石に訪問者でも理解しているだろう。しかし理解していたところで何なのだろうか? 訪問先から【これから】人がいなくなるのに、訪問者が訪問を続ける意味などない。従ってドアを閉めるのを訪問者が引き止める道理もない。仮に引き止められても「急いでるんで」でOK。それでも引き止めるなら「なんかあるならポストに入れといて」で話は終りだ。資料はあとでゴミ箱に叩き込めばいい。
以上が、今のところ撃退率99.8%の訪問者対応だ。
ここまで読んでくれた人の中には「そう都合よくいくもんかよ」と思った人もいるかもしれない。しかしこれが驚くほど都合よくいくのだ。少なくとも私と家族と友人とで同対応を検証してみた結果、長時間、訪問者に粘着されたパターンはまったくなかった。すべて撃退成功である。
そもそも論を言えば、論破等の対応には相手とのコミュニケーションが前提となっている節があると私は思う。今回紹介した対応はそのコミュニケーションを最初から最後までブン投げたモノだ。つまり【会話したくない相手とは会話しない。】これが総括だろう。もっとも裏を返せば、この対応は【会話しなければならない相手とは会話する】し、【会話したい相手とも会話してしまう】モノなのだが。
最後にその0.2%を紹介する。
【会話しなければならない相手とは会話する】は今年の夏に来た国勢調査のおばちゃん(5分ちょい)だ。
【会話したい相手とも会話してしまう】は2年前の春に1回だけ来てくれた宗教関係者の、めっちゃ美人のお姉ちゃん(2時間ちょいお話したおwww)である。もっとも話しただけで某宗教には入会しなかったし、何も買わなかったが。ついでに連絡先も教えてもらえなかった。それから我が家に訪問しにくる宗教関係者はBBAばかりだ、解せぬ。
目には目を、歯には歯を。
DQNにはDQN対応を、誠意には誠意を。
それでは良いお年を。
※強化案などあれば感想で教えてください。さらなる最速対応求む!