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陛下の専属様  作者: 月詠 桔梗鑾
第4章
71/151

踏んで蹴る

と、いうことでミアンちゃん視点お帰りなさい


年末に近づいてきました今は12月中旬

新年の企画でも催しましょうか....と考え中。


新作の予告でもしますか

それとも陛下の専属様番外編でも書きましょうか


嗚呼悩ましや....では、どうぞ



とは言ったものの、あくまで予想

これ以上の進展は望めない



(まだ顔を真っ青にしている殿下、希望を見出しているかのような目をするアネッサ姉さま、さっき暴れそうになったにもかかわらずへらへらしているフゥ君。)



救いようのない状況だ

が、ここはあえてジル殿下でいかせてもらいます!



「ジル殿下、何か策は御座いませんか?一人なら無理でしょうが、なんせ私達が付いています。無敵ですよ」



なんて言えば、ジル殿下は血色を取り戻し姿勢を正した

この場合の血色は比喩ひゆですよ、比喩




実際無敵だろう

私という純潔の魔女

私の魔力を濃く受け継いだ特一級の風の精霊

残滓ではあるものの知層は私達より遥かに増す大地の魔女



名という権力

力という魔力

知という知識


最強じゃないの.....ま、目の前のジル殿下はきっと聡明だから私達の生かすべき能力を最大限引き出してくれるのでしょうけど




「ええ、確かに一人では絶対に不可能だと思っていた案は一つ御座います。畏れ多くも貴女方が手を貸して下さるのであればこの不可能だと踏んだ案も可能でしょう。お聞き願えますか」




まさかジル殿下だって私達のような者が手を貸してくれるなんて思っていなかったはず


思ってもみなかった奇跡だよ、ジル殿下




彼に見えない様小さく笑う

だってこれから起こるであろう出来事にわくわくしているだもん



それを提供してくれたジル殿下

私の退屈を凌いでくれる玩具



≪それは何ぞえ?≫




白い腕をジル殿下の首に巻きつけるかのようにアネッサ姉さまが後ろから抱きついていた


感覚も温度も彼女から感じ取ることはできないが背後から突然聞こえてきた声に肩を上下させていた



「ええ、私が....この手であやめた女性ですが、どうにも召喚士としての能力がまだ潜在しているようで...それをこちらで操れば」




アネッサ姉さまの感覚のない腕を避ける様に首を傾げながらジル殿下は言う


召喚士か

中々未知数な力だよね



≪つれないねぇ。それにしても召喚士かい、面白いことになりそうじゃないか≫



艶やかな紅の唇を一撫でし、妖艶に笑うアネッサ姉さま

無駄に色気放ちやがって――――年増が



≪なんだい、その目は≫


「そ、それより!どんな能力なの?」



どうしてこのヒトにはわかるんだ

何も言ってないじゃないのよ!!



魔女の私ですら恐ろしいと思うわ

本当にね!



「どうにも、あらゆる動物に姿形を変えることができるそうです。今、彼女は弟の傍で猫の姿を取っているのだとかで.....」



「―――自分で見た訳ではないんですか」



私の言葉に一瞬表情が動く

聞いていたけれど、ジル殿下の言葉はどこか他人事の様



語尾があやふや





「まあ、私が実際目の当たりにしたわけではありません。信用に足りる者が教えてくれているのです」




そう言ってジル殿下はまだ日の昇らない空を窓越しに見た



(なんだ、まだ信用できる人間がいたのね)



ジル殿下、その人のことを話した瞬間の表情

今までにない位優しい顔つきだった



「そうですか。では私達はジル殿下のその信用できる者を信じましょう。――――で、具体的に何をしてほしいのですか?」



一瞬の間をおいて

彼は言った





「――――――その、猫になって下さいませんか」







「.....は?」




北国に来てから踏んだり蹴ったりじゃないのこれ

入国と同時にロードさんから夫婦、嫁になれと言われ


今度は猫ですか


目の前にいる優男

赤褐色の髪とモスグリーンの瞳を持つこの国の次期王は



なんと、私に猫になれと仰いました



(―――そんな馬鹿な)



暗い感情とは裏腹に

空からは薄ら、光り始めた



某映画、天〇の城ラピ〇タを見ながらの投稿

宮崎駿さんの作品で皆さんはどのような作品が好きでしょうか?


私はやはり、〇と千尋の神隠しでしょうか

もうここまでくれば隠さなくてもいいかもしれませんが(笑)


兎にも角にも

素晴らしい作品ばかりですよね。


それでは、ここまで読んでくださってありがとうございました


ツイッターの方も皆様とお話しできる機会が増えて本当にうれしい限りです

失礼します

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