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陛下の専属様  作者: 月詠 桔梗鑾
第3章
47/151

ディーヴァの怒号その4

体調不良により更新滞っておりました

申し訳ありません



それでは、遅れながら...どうぞ


(死ぬか生かすか)



目の前の光景と

今から起こるであろう結末を目の端で捕えながらそんなことを思う


________

___




木の精霊が言葉を紡ぎ終えた瞬間

ロードさんも高度な呪文を唱えていたのは知っていた





―――なぜ、この精霊を殺さないのか




命が狙われている状態であれば生きているものは本能的に殺そうとしてくる何かを殺す




それが生きていくうえでは大切ではないのだろうか



でもロードさんはあえて攻撃するのではなく

あくまでも守備を貫き通した





きっとロードさんも感じ取ったはず

この精霊は強いのだと




ならば全力で殺しにかかればいいものを....




爆発と共に風が舞い上がり視界をふさぐ

きっとこの先でロードさんと木の精霊が戦っている




後ろを見ればアンネ夫人は恐怖からなのか意識を失っていた

この状況なら、しょうがないのかもしれないけれど





「本当に、人間の心理は難しいわね」




そう一言つぶやいて私は二人のいるところまで足を進めた





目の前には今にも死にそうなロードさん

僅かに結界で防いで入るけど全身血まみれ




対する精霊は怒りに身を任せ力を暴走させているみたいだし



どちらにしてもこのままだと消える





(でも、陛下に守れって言われたしなー)





そんな時

ふと閃き静かに目を閉じた



『聞こえているか?ガルベロよ』



途端、空気が割れる様にどこからともなく新緑の香りを乗せた風が一陣吹き荒れた




≪漸く動き出したのですか...≫



少ししゃがれた、低い声が驚いたような声音で私の頭に響いた

それはまさしくガルベロの声




『漸くとは言ってくれる。私自身いろいろと忙しかったのよ...』



実際は特に何をするでもなかったけどね



≪失礼致した時の魔女よ。姿が見えぬことを我らが主は心配しておりましたゆえ≫



時の魔女...だなんて久しい呼び方をしてくれる

もう何百年とその呼び方をされていなかったことに今更気づく




水の魔女であるリーナ姉さん

大地の魔女であるアネッサ姉さん


この二人が私に時の魔女とつけてくれた




『精霊王か...息災でなによりのことよ』




魔女と同等の立場である精霊王

彼もまた、一定の条件を超えない限り死ぬことは無い




≪その御心遣い主に伝えておきます≫




...と、こんなことを話すためにガルベロにわざわざ念話をしたわけじゃないんだった...




『時にガルベロ。この森はお前が作り出したのか?』



≪左様に御座います、この森は私の住まう森の一つ≫



そう言って静かに声を発した

目と鼻の先では未だ二人が攻防を繰り返している




時間はさしてない

本題を切り出すべく私は目を伏せた



『荒れているな。純度も高く澄んでいるように見えても、ところどころ淀んでいる』



私のその一言に動揺するかのように森が揺れた

ただし、気づいているのもいないけれど...




≪お恥ずかしいかぎりにございます。人間にこの森の秩序を少々乱されたので≫



『あの精霊はお前の眷属だろう。アレが人間に対して抱いている感情はその人間たちが秩序を乱したから故なのか?』




問い詰める様に

私は少し声を張り上げていった


一度、書いたのに消してしまって本気でショックでした

話があやふやになってしまったのでこの回はあまり面白くなかったかも...



とりあえず5までで終わらせます



読んでくださってありがとうございました

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