おい神(運営)!ドロップ率おかしいだろ!
おかしい。
今10体倒した。
なのに一回も出ない。
「おかしいな...何か方法が間違ってるのか?」
今ではレベルも3になり、少し楽になってきたが。
「ぐっ!」
やはり命懸けだ。
【HP:20/25】
その時、声が響いた。
「魔術発動【フレイムショット】!」
ジュッ、とスライムが燃える。
...え?
誰だ、と思って声のしたほうを見る。
...。
「ぼ、冒険者の方ですか...?」
恐る恐る聞く。
「そうだけど...それがなにか?」
俺は深々と頭を下げ。
「助けてくれてありがとうございました!」
そう叫んだ。
「へぇ...その箱、おもしろいね」
俺は苦笑いをする。
「あはは...」
(絶対にこれが異世界の物だなんて言えない...絶対に)
「それを開いて、エキショウ?だっけ、それが黒いなーって思ったら、あっという間に光がついてね...!興味深い、どのような魔力回路なのだろう!」
(やばい、これ電気で動いてるって知ったらどういう...ん?)
{それは魔力で動くぞ。正確には充電が魔力だな}
冒険者が口にした。
「あ、ここの近くに村...というか、王都があるはずだから...一緒にそこまで行こうか!」
(俺のスライム狩りがぁあ!!)
こうして、QRコードの入手はちょっとばかし困難になってきてしまったのだった。
「ア、ソウデスネ...」
片言で反応してしまった。
冒険者は心配そうに俺の顔をのぞき。
「大丈夫?」
と声を掛けてくれた。
なんだか申し訳なくなってきた。
「さあ!ついたよ!」
そこに広がっていたのは、フェンリアルスという国の王都、『ジガルサー』だった。
「これはすごいな...なんだか『THE FANTASY』って感じでいいなぁ」
俺は素直に感心した。
その横の冒険者は
「ざ、ふぁんたじー?」
俺の発した言葉に不思議そうにしていた。
慌てて俺は、
「いや、気にしないでいい、こっちの話だ」
と言って、気をそらした。
(しまったなぁ...今は大丈夫だったけど、これ以上意味不明な言葉だしたら怪しまれるぞ...?たぶん)
「どうせならこの町の案内してよ」
そう言った俺。
でも、返ってきた返答は、
「ごめんね~、僕もこの町来たことないからさぁ...ここらへんくるのも初めてだし...」
と言って、断られてしまった。
冒険者は、何かを思い出したように「あっ」といい、カバンから一つの物を取り出した。
「僕もレベル低いから、スライムばっかり倒してたんだけど...」
そして、QRコードを俺に見せる。
「!?」
もちろん俺はびっくりした。
冒険者は続ける。
「謎の文様が出てきてね...これ、なんだろうって思ってて。」
俺はすかさず、
「それ、俺にもらえますか!?」
と聞いた。
冒険者は不思議そうな顔をしながら、
「別にいいけど...?」
と答えた。よし。
俺は聞く。
「ちなみにどれくらい倒して出たんだ...?」
冒険者は軽々という。
「ん~、2000体くらい?」
...
(おい神!ドロップ率おかしいだろ!)
心の中で突っ込んだ。




