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無名の魔法をかけて  作者: 灰色うさぎ88
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輝く日

今回は〜全員いますよ。内容は伏せます。

それで良ければどうぞ!


朝、窓を開けた瞬間、白い光が目に刺さった。あれからちょっと経った日の出来事。一面の雪。ふわふわしてて、説教の空気が全部リセットされたみたい。


「……雪、積もってる」


思わず声が漏れると、背後からふわっとした気配。


「綺麗ですね、ルナティナさん。外に出てみますか?」

リオンがいつもみたいに落ち着いた微笑みを浮かべていて、なんかホッとする。


「いや、危ねぇって。まだ地面凍ってるかもだろ」

ロディは呆れつつも、私の肩にそっとコートを乗せてくれる兄らしい気遣いが自然に出るあたり、ほんとアレだね。


「主人、体感温度は氷点下近いですよ。外出は計画的に」

フィシリアは計測してる。どこからデータ取ったんだろう。誰よ!こんな子に育てたのは!?


「お嬢様、雪道では転倒が多発します。私が前方を確認いたします」


エドガーは真剣。今日も執事全開。


「うわー!なにこれ超積もってんじゃん!ルナ、絶対雪合戦しよ」


トリスがもう子供みたいにグローブを振り回している。


……いや、装備が本気すぎない?


「よし、外行くかー!」

と勢いよく扉を開けたトリスが、

最初の一歩で ズボッ と膝まで埋まる。


「えっ待っ、深っ!?なんだこれ!?」

「トリスさん、そこは吹き溜まりですね」

「言えよそれーー!」


リオンが苦笑しながら手を差し伸べるけど、トリスは雪に埋まりながらバタバタしてて、結局ロディが片腕でひょいと引っこ抜く。


「……助かった。兄妹そろって化け物かよ」


「失礼なこと言ってない?」


「いや褒めてる褒めてる、ほんと」


フィシリアが淡々とメモを取る。

「トリス、足の運びが雑すぎ。雪の物性と運動量が一致してない」

「うるさい!今のは雪が俺を裏切った!」


次の瞬間、トリスが雪玉をフィシリアに投げる。

フィシリアは当然のように避ける。

雪玉はそのまま後ろのエドガーの顔に。


「……トリス。これはどういう意図でしょう?」

「違う!事故!ほんとに事故!」


ロディが肩を震わせて笑ってる

リオンは静かに微笑んだまま「賑やかですね」と呟く。なんだこのカオス。好き。


私も雪をひとつ握って、軽く投げてみた。おらっ!


フィシリアの頭に ぽすっ


フィシリアが一瞬きょとんとして、

「主人、僕に当てるとは……勇気がありますね」


「いや、遊びだよ遊び!」


「じゃあ、遠慮なく反撃します」

「やばいーー!」


私の叫びが雪原に響く

気づけば全員巻き込んだ総力戦になっていた。


ロディは避けてばっかりなのに反撃精度が高いし

リオンは優しく見えて、投げるときだけ謎に上手いし

エドガーの狙撃は地味に正確で怖いし

フィシリアは理不尽に速いし

トリスは暴走してる。


雪ってこんなに楽しかったっけ。


遠くでリオンが雪玉を軽く握りながら

「……こういう日も良いものですね、ルナティナさん」


その声がなんかふわっと胸に染みる。


私は笑いながら雪を投げ返した。悪くない。

今夜の星は綺麗だろうね。

雪合戦で全員が体力を3割くらい失った後、私はぽつりと言った。


「……雪だるま作ろうよ」


トリスが真っ先に食いつく。

「いい!やろ!でっかいやつ作ろ!」


もうテンションだけで動いてる。


ロディは苦笑しながら雪をすくい上げる。

「ルナが作るっていうなら、もちろん付き合うけどさ。バランス考えないと途中で崩れるよ」

アドバイスがやけに的確。


フィシリアは雪の密度を手で確かめて、

「今日の雪は適度に湿ってるので、造形には向いてます。最大サイズ狙えますよ」


なぜかプロ目線。ほんとに誰よっ!育てたのは!


エドガーは手袋を直し、

「お嬢様、転倒の危険がありますので、私が基礎部分を固めさせていただきます」


雪だるまにまで安全管理を求める執事。


リオンは柔らかく微笑んで、

「皆さん楽しそうですね。僕もお手伝いします」

いつもどおりの穏やかさだけど、実は一番手際がいいの知ってる。


私たちは雪を転がして巨大な球体を作り始めた。


「うおっ重っ……ロディ、これ1人で持ってんの?」

「持ってないよ、押してるだけだよ」

でもロディの足元には深い溝。パワーが可視化されてる。


「主人、効率を上げるためにこちら側から押してください」


フィシリアは完全に工場長の顔。あれ?年下だよね?

「なんで雪だるま作るのに指示されてるの私……」


トリスが持ち上げようとしてぐらっと倒しかけ

「うおおおお崩れる崩れる!」

「トリスさん、無理したら腰を痛めますよ」

「リオンさんやさしい……でも腰じゃなくて心が痛ぇ!」


エドガーは真面目に固めてて

「もう少し湿度が欲しいところですが……お嬢様、ここを押していただけますか」

「うん!」

エドガーと一緒に雪をぎゅっぎゅっって押すの、ちょっと楽しい。


第二段階:頭部の取り付け(問題の時間)


巨大な胴体が完成すると、次は頭。


「頭は僕が」

フィシリアが軽々と雪の塊を持ち上げる

なんでそんなに力あるの???


「フィシリア、それ高くない?」

「大丈夫です。計算上、落下しても被害は最小限です」

「その計算が不安なんだけど!」


ロディがため息つく。

「ほら、乗せるよ。ルナ、ちょっと支えて」

「了解!」


トリスが横から見て

「なんかアンバランスじゃね?」

「お前が言うなよさっき雪に飲まれたくせに」

「それ関係なくね!?」


エドガーが最終調整して

「……完成が見えてきましたね。お嬢様、鼻と目をお付けしますか?」

「やるーー!」


第三段階:デコレーション事件


雪だるまの顔を作ることになったんだけど。


「目、ボタンとかないし……どうしよ」

と言った瞬間、


トリスが

「オレの手袋でよくね?」

「それ寒くなるでしょ!」

そうなる未来しか見えないし!

「じゃあロディの手袋」

「なんで俺なんだよ」


フィシリアが小石を拾ってきて

「これで十分ですよ。シンプルが一番美しい」

「いや、地味じゃね?」とトリス。


エドガーは枝を持ってきて腕にして

「お嬢様、角度の調整をお願いします」

「ここ?」

「はい、完璧です」

なんか職人チームみたいになってきた。


リオンは静かにマフラー(自分の)を外し

「これを巻いてあげると、可愛いですよ」

「えっ、それリオンさんのなんだけど」

「大丈夫ですよ。後で洗えばいいですから」


優しさで雪だるまが急に高級感を持った。


完成


「できたーー!」

私が両手を上げると、全員がほっとした顔になる。


巨大で、丸くて、ちょっと可愛い雪だるま。

リオンのマフラー、エドガーの枝、フィシリアの計算、ロディの力、トリスの騒ぎ。


全部詰まってる。


「いいじゃんこれ!名前つけようぜ!」

「ミスター・スノーキングとかどう?」

「長くね?」


「主人、どうします?」

「ルナティナさんの決定に従いますよ」

「お嬢様が決められるのが一番です」

「ルナ、なんでもいいよ」


全員が私の方を見ていて、なんか胸がくすぐったい。


「……じゃあ、“ゆきまる”で」


「可愛い!」

「主人らしいですね」

「お嬢様のセンスはやはり素晴らしい」

「ルナっぽいな」

「良い名前ですね、ルナティナさん」


雪の中で、みんな笑ってた。こんな日があってよかった。


ここまで読んでくださりありがとうございます。


前回の投稿から11日経ちましたね。遅くてごめんなさい。待ってくれる方々、よくこの作品を見るのをやめませんね。ありがとうございます!もう、待たせてるのが申し訳ないですね。


雪っていいですよね〜綺麗なので。

それより、

なんでトリスがルナティナとロディが兄妹だと知っているんだろうと思った方!鋭いですね!

5人で男子会でもやってたんじゃないですかね。

なんか、トリス元気ですね。


ここまでにしますかね。そろそろ!連休だ!!!

クリスマスやお正月など、イベントがありますね〜

あと、誰かの誕生日そうだな〜


ここまで読んでくださりありがとうございました。

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