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無名の魔法をかけて  作者: 灰色うさぎ88
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夜更かしの代償

今回はまぁ、一回ぐらいみなさんも経験したことありますよね。この話はとある日の朝です。

ルナティナ視点です。それで良ければどうぞ。


――現在、時刻は午前3時58分。

ルナティナは机に突っ伏したまま、薄く笑った。


「やばっ!もう外、明るくない?明るくなってきた……」


机の上には紙と羽ペン、そして開きっぱなしの魔導書。

今夜はちょっとだけ続きを書くつもりだった。ほんの数行、思いついた台詞とか、シーンとかメモするだけのつもりだったのに――気づけば夜が終わろうとしていた。


「おかしいなぁ、こんなはずじゃなかったんだけどなー」


彼女はペンを置いて、ぐるりと椅子を回す。

カーテンの隙間から、朝日が差し込んでいた。空が青く染まっていくのを見ながら、ルナティナはため息をつく。


「これは……起きるか少し寝るかどっちにしようかな?

いや、でも……ここで寝ないと」


時計を見る。朝まであと三時間。

「三時間。でも、どうしよう。一回ベットはいろう」


そう言って勢いよくベッドに飛び込む。

ふわりと布団が舞い上がり、髪が広がる。

あーもうむりそ。

まぶたが重くなっていく。

「次は……ちゃんと早く寝よ……」


小さな寝息が部屋に満ちる。

窓の外では朝日が完全に昇り、鳥の声がさらに賑やかになる。その数分後、部屋のドアが静かに開いた。


次に目を開けたとき、朝日がカーテン越しに差し込んでいた。


部屋の外から聞こえるフィシリアの声。

「主人、朝食の用意が整いました」

「ま、待って!起きた!起きたから!!」


ベッドの上で髪が爆発したまま、慌てて服を整える。

「これもう魔法で直そう!」

魔法で無理やり髪を整え、ドアを開ける。


食堂に入ると、すでに四人が揃っていた。

「おはようございます、主人。」

「ち、ちょっと夜更かしして……」

「また執筆ですか?」

「ちがうし……」


ロディが新聞から顔を上げてニヤリと笑う。

「おいおい、朝食に寝坊とか貴族失格だぞ、ルナ」

「昔は寝坊してたじゃん!」

「昔な」


そんな騒ぎを横目に、エドガーがため息をついた。

「お嬢様。お食事は温め直しておきましたが、次は冷める前にどうぞ」

「ありがとう……ごめん」

「お嬢様の生活習慣が安定する日を、私は心より待ち望んでおります」


リオンが柔らかく笑って言った。

「でも、ルナティナさんが来ないと静かすぎましたよ。朝なのに、少し寂しかったです」

「そ、それは……ありがとう」


パンをひと口かじって、紅茶を飲む。

ほんのり冷めてるけど、やっぱり屋敷の朝は落ち着く。

「次は、ちゃんと起きる!ちゃんと寝る!」

「信用していいのですか?」とフィシリア。

「頑張るから信じて」

「記録しておきます」


「やめろぉぉぉ!!」


そんな声が響く、いつもの屋敷の朝だった。


ここまで読んでくださりありがとうございます。


まぁ、気づくと思いますが、これは月曜日?(日曜日)の私です。台詞とか、考えて、メモとかに書くとすぐ時間が過ぎます。

私は話が書き終わっていれば朝に投稿。

書き終わってなかったら夕方か夜に投稿しています。


今回で60話ですよ。

しかもこれぴったり100,000字になるようにしました!

なっていないかもだけど、(後書きなどを除く)

引き続き頑張ります!


ここまで読んでくださりありがとうございました。

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