久しぶり
今回は最初の方に出てきたキャラが登場します!
ルナティナ視点です。
屋敷の屋根裏は静かだった。
屋根裏。ほこりまみれの空間で、ルナティナは掃除を続けていた。
「ふぅ……やっとここまで来た」
その時、何かが真上から降ってきた。
「わっ!」
ルナティナは身をかわせなかった。
どさっ。
「いった……!」
「悪い、降りるタイミングを間違えた」
黒いマントが、ふわりとルナティナの頬をかすめる。
「……誰?」
「通りすがりの怪盗さ」
「ふぅん、じゃあ」
ルナティナは笑った。
「兄上。どうして落ちてきたの?掃除してる私に、屋根から降ってくるなんて。ここの屋根が壊れたじゃない!」
ノワールの口元が、ぴくりと動いた。
「まぁ、演出ってやつだよ」
軽く肩をすくめるロディ。
「……やっぱりバレるか」
「そりゃあ、声でわかるよ。昔から誤魔化すときの息の吸い方が同じだよ」
「観察眼が鋭いな。相変わらず怖いよ」
「で、本当の目的は?」
「お前の顔を見に来た。それ以外に理由がいるか?」
「いるね。兄上がそんな甘いこと言うはずない」
ノワールは苦笑して、ルナティナの額を軽く小突く。
「……少しは信じてくれ」
「信じてるよ。たまに嘘を混ぜる兄って意味でね」
目の前にいるのは、確かに血の繋がった兄。なのに、変わった彼の姿に、ルナティナは思わず笑みをこぼした。
「それで……何しに来たの?」
「情報交換だよ。探してたんだ、お転婆ちゃんの動向を」
「そう、やっぱりね……」
兄妹らしい軽口を交わしつつ、
二人の間には少しずつ温かい空気が流れる。
「じゃあ、情報を出してくれ。俺も知りたいことがあるから」
「わかった」
屋根裏のほこりの匂いの中で、久々の再会は始まった。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
ロディのことは忘れてはなかったですよ。登場をあっためておきました。フィシリア視点、、、仕方がないよね。
気づけば40話らしいですね。マジかー。
書きやすいのですよね。全て魔法のせいでしたーと終われるし。よく続くな。と思ってます。
普通に読んでくれている人もいるし、嬉しいですね。
ここまで読んでくれるのは有難いです。
このぐらいにしときますか。
ここまで読んでくださりありがとうございました。




