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無名の魔法をかけて  作者: 灰色うさぎ88
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最終日

今回で乙女ゲーの世界は終わりです。

もし見たいよって方はスクロールしてください。終わり方が嫌いな方がいるかもしれません。

それではさようなら。

物語(ストーリー)は、春へ。


冬が終わると、何が起こるか?

気温が上がり、春の訪れを告げる花が咲く。

校舎の窓から見える桜の蕾は、もうすぐ咲きそうだ。


「……春、かぁ」

イリーナは校庭のベンチに座りながら、遠くを見つめる。

穏やかな午後の光が頬に落ち、制服の袖をすこし揺らす風が通り抜けた。


今日は放課後。

校庭には、もうほとんど誰もいない。


ポケットの中、小さなメモが一枚。

「放課後、あの桜の木の下で待ってる」

見慣れた字。名前は、書かれていない。


「……行かないと、ね」


足が自然と向かう。

昇降口を抜けて、裏庭の坂を登る。

そこには、満開になりかけの桜の木。

枝の先で花びらが揺れ、夕陽が透けている。


「……来たんだね」


声がした。

イリーナは一瞬、息を飲んだ。心臓の音が聞こえる。

言葉が出そうで出ない。視線が合って、すぐに逸らした。


はい、ここ、読者の皆さん。

ついにきました、最終話お約束の桜の下。

相手が誰か、教えて欲しい?教えませ〜ん!

だって、あなたの心の中に答えはあるから。



イリーナは、深呼吸して笑った。

「……伝えたいことがあるの」

少し震える声。けど、真っ直ぐだった。


風が吹いて、桜の花びらが舞う。

光の中で、彼女はその人を見つめたまま、口を開く。


「好きです。」


静寂。

鳥の声、遠くの鐘の音、風の音。

それだけが春の空気を包む。


そして、ほんの少しの沈黙のあと。

優しい声が返った。

「……ありがとう」


それが、どんな表情で、どんな声色だったのかは――

誰も知らない。


恋って、季節みたいだ。来るたびに新しくて、でもどこか懐かしい。彼らの春は、今、始まったばかり。



ちゃんちゃん!エンドロールが流れないかー

あっ!これ台本に書いてあるやつを読んだだけですよ!

これこの後どうなったかが気になるよねー。

付き合ったが、二週間後に振られる!とか起きないかなー。


桜が散る。

光の粒が舞う。

イリーナの笑顔が、一瞬だけ風に溶けて消えた。



桜の花びらが舞い散る中、ページの端がふっと、めくれた。

ぱさり。


「……はい、というわけで、これにて春編終了です!」


え?急に戻ってきた?

そう、戻ってきましたよ、みなさん。ルナティナです。


「感動的だったでしょ?ね?ちゃんと青春してたでしょ?桜の下で告白されてみたい」


目の前がー光って眩ーしーい。

帰って速攻エドガー達を煽ろ!


ぱん、と手を鳴らすと、景色が音を立てて切り替わる。



――再び、彼らの日常へ。

眩しい光が消えた瞬間、ルナティナは、見慣れた天蓋の下で目を覚ました。


「……ここ、私の部屋?」

「主人が目を覚まされました!」

慌てた声。駆け寄る足音。

視界に映ったのは、心底ほっとした表情のエドガー。

その後ろで、フィシリアも安堵の息をつく。


「突然消えられて……心配しました。

魔力の反応も、一時的に完全に途絶えていたのです」


あーあ、やっぱり。

私だけ、あの後、別の世界に飛ばされてたんだ。

エドガーでも煽ろうかと思ってたのに。


ベッド脇のエドガーが静かに声をかける。

「お嬢様、寝覚めは良さそうですね?」

「そうだね」


ルナティナは心の中で、あの乙女ゲー世界をそっと思い返す。あの世界では、フィシリアが一番キャラ変わってたな。


読者の皆さん、乙女ゲー編はこれで終了です。

でも、ルナティナたちの日常はこれからも続きます。


ここまで読んでくださりありがとうございます。


夢オチかー。嫌いな方がいたらごめんなさい。

まぁ、乙女ゲーの世界は終わりです。

次の話から通常通りです。

ゆう事なし!


ここまで読んでくださりありがとうございました。




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