三日目
今回は導入の部分です。
読まなくても次投稿される話は楽しめると思います。
良かったら見てください。
二日目が静かに過ぎ、やがて季節は少しずつ流れていった。
新入生としての緊張も少しずつ薄れ、イリーナの学園生活は「日常」に形を変え始める。
――そんなある日。黒板に大きく書かれた文字。
定期考査一週間前。
「……っ」
入学してまだ間もないのに、もうテスト。いや、現実でも乙女ゲームでも、避けられない定番イベントですよね。え?早いって?日常編書いてて満足できる分けないだろ!
フィシリアは隣の席から身を乗り出して笑う。
「大丈夫だよ。僕、一緒に勉強付き合うから」
はい出ました、同級生ポジションらしい優しいお誘い。こういうのは信頼度が上がるんです。嬉しいよね。仲良くなるのが早いって?うるせぇ!サクサク進んだ方がいいでしょ?
一方でエドガーは冷静にノートを閉じると、
「もしよろしければ、私の部屋で参考書をお貸しします。分からない部分は丁寧に説明いたしますよ」
まるで家庭教師ルート。さすが、ここでは侯爵家の嫡男。知識と品格で押してきます。
そしてロディ。
「テスト?俺は勘で乗り切る派だな!って言いたいとこだけど。困ったら呼べよ。意外と暗記は得意なんだ」
軽口を叩きながらも、それとなく支える姿勢を見せている。うーん、この人ほんと掴みどころがない。
――こうして、イリーナは三人の助けを借りつつ、なんとか勉強を乗り切ることになった。
テスト本番の日。
緊張に手を震わせながらも、彼女は必死にペンを走らせる。
結果は……赤点回避。ぎりぎりの合格ライン。おい!追い詰めろよ!この世界の勉強についてだったら学びたいのに…
「ほっ……」と胸をなで下ろすイリーナに、攻略対象たちはそれぞれの反応を見せた。
フィシリアは素直に笑って「よかったね」と言い、
私も褒められたい!
エドガーは「努力の賜物です」と静かに褒め、
え?エドガーってそんな素直に褒めれたっけ?
ロディは「お祝いに菓子でも食うか!」と大げさに盛り上げる。結局、誰なんだ?
……とまぁ、テストイベントは波乱もなく終了。
だ!け!ど!ここからが本番。
先生が黒板に新たな文字を書き込む。
来週は――体育祭!早くない早くない。
教室が一気にざわめいた。
イリーナは小さく呟く。
「た、体育祭……運動は、ちょっと……」
はい出ました!またも定番フラグ!
ヒロインが「苦手」と言えば、攻略対象たちはどう動くのか?助け舟を出すのか、一緒に練習をするのか……。
読者の皆さん、次は恋と友情が入り乱れる体育祭編。
波乱の幕が、ついに開く――!
ですが、ここで一区切りにします。長くなってしまうので。
それでは次回、お楽しみに〜。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
ゆうことなし!
次回は体育祭の話です。それでは!
ここまで読んでくださりありがとうございました。




