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無名の魔法をかけて  作者: 灰色うさぎ88
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ナレーターの観察日記

今回は続き。引き続きルナティナ視点です。嫌だったらブラウザバックをオススメします。

良ければ見ていってください。

鐘の音はなおも鳴り響き、校門をくぐると広大な中庭が広がっていた。並ぶ花壇は季節外れに色とりどりの花を咲かせ、噴水の水面は虹色に輝く。完全に乙女ゲーム的演出。舞台装置感がすごい。


フィシリアは戸惑いつつも、目の前の少女に小さく微笑みかけた。

「えっと……君も新入生?」


イリーナ・ミルフィア。

これから物語を引っ張るヒロイン。こくんと頷く。

「はい……その、初めてで。場所もよく分からなくて……」


出た出た、定番の困りヒロイン。

読者の皆さん、ここで攻略対象がどう動くかが勝負の分かれ目なんですよ。私はこうゆう時ふざけます。そしてゲームオーバーになります。え?何この言葉?


まずはフィシリア。

彼は柔らかな笑みを浮かべ、軽く手を差し伸べる。

「じゃあ、一緒に行こう。僕も、まだ慣れてないから」


はい優しさアピール入りました!自然体で手を差し伸べるフィシリア。えぇ?こんな事できたの?


エドガーは少し遅れて、しかし堂々と一礼した。

「お初にお目にかかります、ミルフィア嬢。私は三年のエドガー・アシュフォードでございます。式典の会場までご案内いたしましょう」


こちらは安定の大人ルート!礼儀正しく、頼れる上級生感。どちらもポイント高いわね。


イリーナは困ったように二人を見比べ、どうすればいいのか分からない様子。その表情は、もう完全に「選択肢待ち」です。さぁ、最初の分岐イベント。

彼女の心を最初に掴むのは――果たしてフィシリアか、エドガーか。

……それとも、まだ姿を現していない第三の候補かしら?


――ここで読者の皆さん、ここでナレーターの私、ルナティナからの豆知識ですよ。


この世界のルール、ちょっとおさらいしておきましょう。

ですが、ちょっぴり変わってる様です。


フィシリア・ローズ

学年:2年

身分:没落貴族の子息

年齢:17

性格:明るく柔らかいが、ちょっと掴みどころがない


エドガー・アシュフォード

学年:3年

身分:侯爵家嫡男

年齢:18

性格:冷静沈着、理知的で礼儀正しい。周囲に常に敬語。


イリーナ・ミルフィア(ヒロイン)

年齢:16

性格:純粋、少し臆病、好奇心旺盛


まだ全然ヒロイン情報がないですね。

さあ、場面に戻りましょう。フィシリアとエドガー、二人の行動はヒロインの心を左右する最初の選択肢です。


フィシリアはすでに手を差し伸べました。エドガーは礼儀正しく式典への案内を申し出ています。


――さぁ、イリーナはどちらに近づくのか。読者の皆さん、ここが第一の勝負どころです。


イリーナは視線を泳がせ、フィシリアの手と、エドガーの差し伸べられた言葉の間で迷っている!

「えっと……その」


はい、完全に固まりました。出ました、優柔不断ヒロインお決まりのフリーズ。でも分かる。ここでどっちかを選んだら、もう一方に悪い気がしちゃうやつ。そして、書くのを諦めたやつ。だからなんなの?この言葉?


そんな中、先に口を開いたのはフィシリアだった。

「エドガー先輩、式典の会場って、確かあの建物ですよね?」

彼はにっこりと笑いながら、イリーナの手を取ることなく、自然に話題を流した。


「ええ、中央棟の大講堂です。……ミルフィア嬢、どうぞ私たちと一緒に向かいましょう。道中で困ることがあれば、私ども二人でお助けいたします」

エドガーも即座に合わせ、落ち着いた声でそう言った。


――なにこれ!?

普通はここで「どっちにするの?」って迫られる流れでしょう!?なのに二人が協力して場を和ませにいくってどういうことよ!?


イリーナはホッとしたように小さく息をつき、二人の横に並んで歩き出した。

「ありがとうございます……!本当に助かります」


結果、最初の分岐は、二人の協力ルートであっさりスルー。

ゲームならフラグ管理バグるんじゃない?大丈夫?


けれどその歩みの先、花壇の影から誰かの視線がじっと彼らを追っていた。


――さぁ、読者の皆さん。波乱の入学式は、まだ始まったばかりです。


…だが、しかし、平和に終わったようだーーー!

何も起こらないこともいいことだけどね。


鐘の音がゆっくりと消えていき、入学式は無事に終了した。

生徒たちは教室へ向かい、少しずつ校舎内に人影が増えていく。


フィシリアはイリーナを軽く励ますように肩をポンと叩き、

「慣れないけど、一緒に頑張ろうね」

と柔らかな声で微笑む。


エドガーは背筋を伸ばし、すれ違う新入生に礼儀正しく会釈する。

「ミルフィア嬢、教室までご一緒しましょう」


イリーナはまだ緊張気味だが、二人の優しさに少しだけ安心した様子で頷く。


読者の皆さん、ここでナレーターの私、ルナティナから豆知識。

この世界では、新入生たちはまず「1日目の式典」を経験し、

その後は学年ごとのクラスで授業や日常イベントが進行します。攻略対象たちは、こうしてヒロインと最初に接触し、少しずつ距離を縮めていくのです。


問題や事件は何も起きなかった。

でも、心の中で読者の皆さん、気づいてます?

これからが本番ですからね。


明日から、物語の本格スタートです。


ここまで読んでくださりありがとうございます。


いやールナティナに作者の私情が入りすぎでしょうか?

まぁいいですよね。ここまで読んでくれてるなら見てくれたということですよね。

登場人物設定はそんな覚えなくて大丈夫です。

名前だけ覚えて頂ければ平気です。

後、フィシリアは演じてると思ってください。


ここまで読んでくださりありがとうございました。

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