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無名の魔法をかけて  作者: 灰色うさぎ88
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仕返し!

今回はルナティナ仕返し回です。

読みたい方はどうぞ!

仕返しされた、その夜のこと


ルナティナはベッドの上で膝を抱えながら、深いため息をついていた。


「……いくらなんでも、やりすぎよ」


質問⑥までは確かに反省していたけど。

だけど、追加質問⑦と⑧――あれだけは有り得ない。


胸の奥がまだじんじんと熱く、悔しさで顔を覆う。

やがてルナティナは机に向かい、ノートを広げた。


ペンが勢いよく走る。

――『やり返しリスト』


「絶対、仕返ししてやるんだから!」


そう書き殴る彼女の瞳は、怒りが浮かび上がっていた。




翌朝

白い石壁に囲まれた同じ部屋。再び魔法陣が淡く光を帯びる。


だが今回、中央に立っているのはルナティナではなく

――エドガーだった。


ルナティナは腕を組み、冷ややかに笑った。

心の中でルナティナは復讐心に燃えていた。

ルナティナの声が聞こえる。


> 《質問①》

「エドガー。今までで“お嬢様が一番カッコイイと思った瞬間”を、話して、心の声も忘れずに」



「そうですね、いつも思っていますよ。わぁーカッコイイです」

「ふざけてるでしょ!なんで正直度100なのよ!」

何かがおかしい。だが、質問は続けられた。



> 《質問②》

「エドガー。“お嬢様が好きすぎて困る”という台詞を、甘えた声で十秒以内に言いなさい」


エドガーは普通のテンションで言った。

「……お嬢様が愛おしすぎて困ります。……とゆうのは嘘です。馬鹿すぎて困ります」


「どうなってるの?」

そんな中、ルナティナは焦っていた。何かの魔法が間違ってる(・・・・・)のではないかと思い、必死に探す。

質問は続く。



> 《質問③》

「エドガー。両手でハートを作って、『ルナティナ様、だーいすき♡』とウインク付きで言いなさい」



エドガーはウインクをした。


「違う違う!なんでよ!」

ルナティナは思わず机を叩いてしまった。

質問は続く。


> 《質問④》

「最後に、謝罪しなさい。『――お嬢様に変な試練を課して、すみません。これからは一生お仕えします』と」



「いや、それは、お嬢様が悪いです。もう気付いているとは思いますが、気付きませんか?」


焦った表情を浮かべるルナティナ。

……だが次の瞬間、ルナティナとエドガーの位置が入れ替わった。



> 《逆転質問①》

「お嬢様。“今のご自分がいかに恥知らずか”を三つ挙げ、最後に“でも本当は可愛いの”と言いなさい」


ルナティナは瞬きをした。


「ちょっと待ちなさい。もしかしてだけど」


言い終わる前にエドガーは淡々と喋った。

「最初から、もし仕返しされた場合の逆転プログラム”を魔法陣に仕込んでおいたんです」


「……」

背筋に冷たい汗が伝う。


エドガーがすっと前に出て、淡々と告げる。

「お嬢様。逃げられません。ルールはルールです」


仕方なくルナティナは顔を背けながら呟いた。

「一つ。私が仕返しという子供じみたことをしている点……恥知らず」

「二つ。無理やりあなたたちを辱めて悦に入っていた点……恥知らず」

「三つ。結局こうして逆にやり返されている点……恥知らず」


そして、声を震わせることなく、むしろ高飛車に言い切った。

「――でも本当は可愛いの」


……部屋に沈黙が落ちた。


エドガーは口元を覆い、肩を小さく震わせていた。


「な、何がおかしいのよ!

「今のは仕方なく答えただけ!別に私が恥じてるわけじゃ――」


その瞬間、魔法陣が再び光り、最後の一文が浮かんだ。


> 《逆転質問②(最終)》

「ルナティナ様。両手を広げながら“お嬢様に仕返しはできませんでした♡”と宣言してください」



「…………っ!」

ルナティナは歯を食いしばった。

だが、部屋中の光が自分を囲んでいる以上、逆らえば扉は開かない。


「……お嬢様に仕返しは……できませんでした♡」


扉が開く。

廊下に出たルナティナの背後で、エドガーの低い吐息が響いた。


「…………覚えてなさい。ほんっとうに、覚えてなさいよ!!」


その声だけは、誰よりも必死であった。


机の上のノートには、さらに、『仕返しリスト改良版』と書き加えられていた。

ここまで読んでくださりありがとうございます。


遅れてしまいすみません


4日ぶり?ですね。夏休みの課題をやっていました。

後少しなので終わらせます。課題が終わるまでは更新が遅れてしまいます。待っていただけると幸いです。


最後に

この小説ってギャグでしたっけ?


ここまで読んでくださりありがとうございました。

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