仕返し!
今回はルナティナ仕返し回です。
読みたい方はどうぞ!
仕返しされた、その夜のこと
ルナティナはベッドの上で膝を抱えながら、深いため息をついていた。
「……いくらなんでも、やりすぎよ」
質問⑥までは確かに反省していたけど。
だけど、追加質問⑦と⑧――あれだけは有り得ない。
胸の奥がまだじんじんと熱く、悔しさで顔を覆う。
やがてルナティナは机に向かい、ノートを広げた。
ペンが勢いよく走る。
――『やり返しリスト』
「絶対、仕返ししてやるんだから!」
そう書き殴る彼女の瞳は、怒りが浮かび上がっていた。
翌朝
白い石壁に囲まれた同じ部屋。再び魔法陣が淡く光を帯びる。
だが今回、中央に立っているのはルナティナではなく
――エドガーだった。
ルナティナは腕を組み、冷ややかに笑った。
心の中でルナティナは復讐心に燃えていた。
ルナティナの声が聞こえる。
> 《質問①》
「エドガー。今までで“お嬢様が一番カッコイイと思った瞬間”を、話して、心の声も忘れずに」
「そうですね、いつも思っていますよ。わぁーカッコイイです」
「ふざけてるでしょ!なんで正直度100なのよ!」
何かがおかしい。だが、質問は続けられた。
> 《質問②》
「エドガー。“お嬢様が好きすぎて困る”という台詞を、甘えた声で十秒以内に言いなさい」
エドガーは普通のテンションで言った。
「……お嬢様が愛おしすぎて困ります。……とゆうのは嘘です。馬鹿すぎて困ります」
「どうなってるの?」
そんな中、ルナティナは焦っていた。何かの魔法が間違ってるのではないかと思い、必死に探す。
質問は続く。
> 《質問③》
「エドガー。両手でハートを作って、『ルナティナ様、だーいすき♡』とウインク付きで言いなさい」
エドガーはウインクをした。
「違う違う!なんでよ!」
ルナティナは思わず机を叩いてしまった。
質問は続く。
> 《質問④》
「最後に、謝罪しなさい。『――お嬢様に変な試練を課して、すみません。これからは一生お仕えします』と」
「いや、それは、お嬢様が悪いです。もう気付いているとは思いますが、気付きませんか?」
焦った表情を浮かべるルナティナ。
……だが次の瞬間、ルナティナとエドガーの位置が入れ替わった。
> 《逆転質問①》
「お嬢様。“今のご自分がいかに恥知らずか”を三つ挙げ、最後に“でも本当は可愛いの”と言いなさい」
ルナティナは瞬きをした。
「ちょっと待ちなさい。もしかしてだけど」
言い終わる前にエドガーは淡々と喋った。
「最初から、もし仕返しされた場合の逆転プログラム”を魔法陣に仕込んでおいたんです」
「……」
背筋に冷たい汗が伝う。
エドガーがすっと前に出て、淡々と告げる。
「お嬢様。逃げられません。ルールはルールです」
仕方なくルナティナは顔を背けながら呟いた。
「一つ。私が仕返しという子供じみたことをしている点……恥知らず」
「二つ。無理やりあなたたちを辱めて悦に入っていた点……恥知らず」
「三つ。結局こうして逆にやり返されている点……恥知らず」
そして、声を震わせることなく、むしろ高飛車に言い切った。
「――でも本当は可愛いの」
……部屋に沈黙が落ちた。
エドガーは口元を覆い、肩を小さく震わせていた。
「な、何がおかしいのよ!
「今のは仕方なく答えただけ!別に私が恥じてるわけじゃ――」
その瞬間、魔法陣が再び光り、最後の一文が浮かんだ。
> 《逆転質問②(最終)》
「ルナティナ様。両手を広げながら“お嬢様に仕返しはできませんでした♡”と宣言してください」
「…………っ!」
ルナティナは歯を食いしばった。
だが、部屋中の光が自分を囲んでいる以上、逆らえば扉は開かない。
「……お嬢様に仕返しは……できませんでした♡」
扉が開く。
廊下に出たルナティナの背後で、エドガーの低い吐息が響いた。
「…………覚えてなさい。ほんっとうに、覚えてなさいよ!!」
その声だけは、誰よりも必死であった。
机の上のノートには、さらに、『仕返しリスト改良版』と書き加えられていた。
ここまで読んでくださりありがとうございます。
遅れてしまいすみません
4日ぶり?ですね。夏休みの課題をやっていました。
後少しなので終わらせます。課題が終わるまでは更新が遅れてしまいます。待っていただけると幸いです。
最後に
この小説ってギャグでしたっけ?
ここまで読んでくださりありがとうございました。




