表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無名の魔法をかけて  作者: 灰色うさぎ88
10/84

番外編 見つける為に

今回は8話のノワール視点を書いてます。

おまけあるのでそちらも読んでください。

長いです。読み疲れると思います。あと誤字があると思います。


今日はあの屋敷に侵入して、明後日、盗むんでやろう。まずは、下見だ。


月の光を背にして、俺は屋敷を見上げた。

ここは普通の屋敷じゃない事が俺はわかった。魔力障壁が狂った様に張り巡らされている。


――さて、遊びの始まりだ。


もう少し見てみるか。

屋敷の壁には肉眼では見えない細い紋様が刻まれている。

魔力探知を使えば、薄紫色の線が絡み合い、蓮の花弁の形を作っているのがわかった。

おそらく侵入者を感知すると同時に、結界が起動する仕組みだ。


「……面倒だ」


とはいえ、俺にとって障害は挑戦でしかない。

懐から黒いスケッチブックを取り出し、屋敷の外観、警備の配置、花壇の位置を簡単に描き込む。


今夜は下見だけ――そう、今夜はまだ。

だが、次に来るときは違う。


「楽しませてもらおうじゃないか」


俺の計画は、ここから始まる。


今日は屋敷に侵入出来た。だか、思ったより早くバレてしまったようだ。早めに逃げたが、予告状を置けた。

ついに明日が決行日。成功するだろ。明日の作戦を練っておこう。


決行日の夜。深夜

そのはずだったのだが、屋敷に行くのが少し遅れた。

それは、アジトに居たのだか、あの屋敷の執事がドアの前に居た。

音を立てずに裏口から出て、上から見守る。

一旦、油断させたい。そうだ、ここには居ないと紙を落とし、周囲を警戒したタイミングで煙玉を使う。これで良いじゃないか。



紙を落とし、裏口の陰から様子をうかがっていた。

やっぱり引っかかった。

「……からかってるな」


執事――いや、エドガーだな。足音がこちらに近づいてくる。

視線が鋭くなったその瞬間、俺は腰の煙玉を軽く弾き、足元に転がした。

パシュッ、と乾いた音と共に白煙が一気に広がる。


あー、バレた。やっぱり雷華の紳士は勘が良い。


煙の向こうで、空気がぴりついた。

――ヤバい、来る。

直感で横に跳んだ瞬間、稲光が煙を切り裂き、地面を焦がす。

視界の端で、稲光に照らされたエドガーの眼が光った。

あいつも俺を見たはずだ。


「おっと、危ない」

余裕を装って屋根に飛び移る。

「残念ですが、貴方の命令主にはまだ会いません」

もう会うけどな。時間が迫っている。早く向かわなければ。



――まさか、屋敷の外で足止めを食らうとは思わなかった。

東側の廊下に滑り込んだ瞬間、妙な気配が背筋を撫でた。

薄く漂う光と闇の魔力。次の瞬間、前方に現れたのはここの主だった。


少年が声を掛けた相手――そこに居たのは、白髪の女。

たしか、ルナティナ・ローズ。

「そこね」

バレた。俺は咄嗟に後退しようとしたが、彼女の手が怪盗服の裾を掴んだ。


「……しまった」


次の瞬間――声がした。

「主人、大丈夫ですか」


振り向くと、茶髪の少年が僕を真っ直ぐ見つめていた。

胸の奥がざわつく。まだ幼い顔立ちだが、瞳に力が宿っている。魔力の奔流を感じる……これは、ただの見習いじゃない。


「大丈夫、大分魔法が上達してるね。ここに居るからとらえてくれるかい?」

咄嗟に後退する。だか、主人――ルナティナが僕の裾を掴んでいる。逃げる余地はない。おまけに拘束魔法をかけてる。


そのまま少年の拘束魔法が重なり、体が石のように固まる。

更に魔法まで掛けられ、完全に身動きが取れない。



「予告状にあった通り、時計を盗みに来ました。だけどこの有様。捕らえるのが早すぎです」

口は動く。だから少しは虚勢を張れる。だが内心は冷や汗だ。今回は諦めて逃げるか。一番の目的はこれではないし。


だけど抜け出せる。この瞬間だ。補助魔法を使う。

「影の力よ、私に自由を」

闇の魔力が迸り、拘束を吹き飛ばす。


次の瞬間には、廊下から夜の庭へ飛び出していた。



「へぇ、面白いことするね」

背後でルナティナの声。気配が追ってくる。早い――森に入る前に捕まるかもしれない。


全速力で駆け抜け、木々の間に身を隠したが、声が響く。

「君、逃げ足が速いね。もう外に逃げたのかい」

「あなたこそ追いついてるではありませんか」


短剣を投げられた。危ない。



次の瞬間、夜蓮の紋が宙に咲き、光に紛れた刃が迫る。

カンッ――!

咄嗟にスキル名を言い、魔法の剣を抜き、火花を散らして受け止める。


「それ止めるのか。君もスキルをやっと使った」

挑発じみた笑みを浮かべるが、腕にかかる衝撃は重い。


その後、森の奥で激しい剣戟が続く。

互いの刃が何度も交錯し、夜の静けさを断ち切った。


ルナティナと戦っている最中に、少年が現れた。

「もしかして、兄上ですか?」


心臓が一瞬だけ跳ねる。もしかしたらそうなのかもしれない。ラッキーだ。

その隙に、決めていた切り札を使った。


……やっぱり、この屋敷は面白い。

今度来る時は兄として来るか、変装して来るか。どうしようか。


目眩ましの魔法を放ち、視界を闇で覆う。

彼らの姿が完全に見えなくなった時、口元が自然と緩んだ。


「もう終わりですね、また逢う日まで」

夜の森に紛れ、俺は影の中へと消えた。


やっと見つけたんだ。もう離れはしない。

そう心に決めた。

ここまで読んでくださりありがとうございます。


こんだけ書いてるのでノワールについて書いてます。

良ければ読んでください。




名前 ロディ•ローズ

性別 男

誕生日 11月13日

年齢 20歳

魔法 「夜翔」

詠唱

夜の音よ――見つけるは翼。闇を駆けよ--夜翔

―――――――――――――――

過去

過去に妹と離れ離れに。妹の手掛かりを探す為に裏社会で情報収集を開始。情報収集をする中で盗みの依頼が多くなり、怪盗ノワールとして名がつけられた。


その他

•跳躍、バランス感覚に優れ、無音で移動。

•特技:鍵開け、狭所通過、天井裏移動

怪盗ノワールとして活動している。

•ルナティナの兄


ここまで読んでくださりありがとうございます。

まだ、解説をしたいと思います。読みたい人はどうぞ。


•補助魔法とは、自身をサポートする魔法である。

(スキルとは別)

•ルナティナと離れた歳。ロディ7歳 ルナティナ5歳

(ルナティナは直ぐに捨てられた)

•なぜ13年も見つけられなかったのか?=不運

•過去について

父に引き取られ、父は12歳になった時死亡。離れ離れになった理由は父が余命5年だったからである。(離婚)

それまでには父に色んなことを教わっていた。


以上!設定でした。

ここまで読んでくださりありがとうございました。

余談ですが、投稿して始めてから1週間が経ちました!

こんなに続くと思ってなかったです。皆さんのおかげです。最後に言っときます。読んでくださりありがとうございます!


ここまで読んでくださりありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ