プロローグ
始めて書く小説です。
魔法が使える奴が一番偉い。
この世界では当然の事だ。魔法が使えないと不便、そして終わりだ。とよく耳にする事。しかし、私はそう思わない。何故って?誰でも使える可能性があるからだ。ただ、使い方が分からないだけで成長出来る。見込みのある奴を探してる。国は馬鹿だ
「こんな生活いつまで続くの?」
「そりゃあ、主人に見つかるまでだろ」
と僕たちは、働いてる時にずっと話す。
はぁ、早く見つけてもらいたいな、仕方ないけど。ここに来る奴は、魔法の適性がなかったやつしかいないからな。見に来るはずもないと考えながら今日も働く。
そして今日、誰かが来たと、ドアが開く。
ガチャ
誰か来たようだ、この生活を抜けられるかもしれない
黒いローブを被った人が来たようだ。偉い人に向かってなにか言ってる。
「おい、こいつらの中に魔法を使えないやついるか」
「いると思いますよ、選んでやってくれ」
黒いローブを被った人がこっちに歩いてきた。
「おーい、お前らの中から一人選ぶ。魔法を使えない奴はこっちに来い」
沢山の声が響いた。そりゃあそうだ、馬鹿なのかこの人。
仕方ないという顔をしながら、自分も含め、顔をじっと見てた。
「気に入った、こいつ買う」
と言いながら私に指を指した。失礼だな〜考えているうちに話が進んでいた。
「こいつでいいすか?」
「そうだ」
「まいどあり」
「ほらよ」とローブの人は金貨を投げた。
私とローブの人は店を去った。
……
…………
………………
ローブの人はお金持ちらしく、帰りは馬車で帰るようだ。
馬車の中は気まずいので、ローブの人を覗いて見た。
髪が茶色で、水色のメッシュがあり、水色の目をした男の人だった。覗いていたらようやく喋りだした。
「名前なに」
「名前などありません」
「わかった、今日から……………フェリシア・ローズと名乗れ、下の名前は俺の使え」
「分かりました、なんと呼べばよろしいですか?」
「…………………ルナティナ・ローズ、なんとでも呼べ」
「はい」なんか変な名前だな
……止まった
主人の家に着いたようだ。
これからどうなるだろう
「ついてこい」
そう言われ、主人について行くのであった。
読んでいただきありがとうございます。