表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

66/86

第56話 少年と有名配信者

「さぁ、やってきました……今日はこのお宅に救う悪霊を払っていきたいと思います……っ!」


 <怖い話スキー:え? 人の家って……大丈夫?>

 <つーちゃん推し:今度俺ん家の悪霊払ってよ>


 ということで、やってきたのは普通のお家!


「はい、この前の事件があったから本当は嫌だったんだけど……その依頼主さんがどうしてもってことで依頼を受けました……」


 実はこの依頼を受けようと思った理由が1つある。

 今回の依頼主さんは、なんと有名配信者さんなのだっ!


 で、何かしら得るものがあるんじゃないかってことで引き受けたんだって!

 かわいいペットの動画を上げてて……僕も見たんだけど、すっごくかわいかったぁ~!


「実は前回の反省を踏まえて、身辺警護――ボーディーガードをお願いしたの」

「チラっとお見せしますね~っ!」

「……どもっ」


 スマホの画面に映ったのは、サングラスをしてて筋肉もりもりスーツのめちゃくちゃ怖そうなおじさん!

 けど本当はとっても優しい……住職さんだよっ!


 <ギギギギギギギ:すっげぇ筋肉っ! こわっ!>

 <仏教徒ゴリラ:マダマダダナ!>


 ちなみに、ルナたんも今回は一緒に行動してる……はず。

 見えないけど。


「ということでっ! 今日もキラキラしていこーっ☆」


 ▼▼▼


「はい、実は半年ほど前から霊障がひどくって……」


 依頼主の『ちぃはむチャンネル』の女の人。

 顔は絶対に映さないようにと言われてるので、おっぱいから下しか映ってない。


「霊障……具体的にどのようなものかお聞きしてもいいですか?」

「はい。誰もいないのに廊下をかける音がしたり、夜中寝てると金縛りにあったり……後は肩こりもひどくって……」


 <怖い話スキー:よく聞く話>

 <霊感少女型おいたん:まぁ、いるからね……肩に>


「……レイくん、どうですか?」

「うん、肩に霊がいるよ」


 <霊感少女型おいたん:けど、何の霊かわからんな>

 <なぞのばしょ:なんかこう……混ざってる感じ?>

 <イマスグモドレーヌ:こわっ……>


「ひぃっ!? へ、変な事言わないでくださいっ!」

「そう言われても……」


 えー、本当のことだし。

 ちなみに、廊下を走り回ってるのも天井を逆さまに走ってるのもいる。


「……あのっ、いるんなら早く払って貰えますか?」

「もう少し詳しく聞かないと、対象がわからないと危険もありますので」


 嘘です。

 どんな霊でも一発除霊!


 <柿ピー大好き:尺稼がなきゃだしね>

 <TOR:まだ10分も経ってないからねwww>


「何が聞きたいんですか? できれば手早く……これから娘のお迎えや晩御飯の準備もあるので」

「はぁ……」


 <aaaa:態度悪っwww>

 <(^q^)プッ:ぷぷwww>


「では、その霊に心当たりなどありませんか? 最近変なところに行ったとか肝試ししたとか」

「ないわよっ! 言ったでしょ、そんなくだらないことできるほど暇じゃないのよっ!」


 <aaaa:どうせおばさんに原因があるんだろっwww>

 <(^q^)プッ:ざまぁwww>


「ちょっと! そのコメント読み上げ機能切ってくださらない? 不快です!」

「あ、すみません……」


 むむむ。

 そんなに言うなら僕が手っ取り早く済ませてあげようじゃない。


「僕が聞いてみようか?」

「え? あーそっか! レイくんは霊的な物と会話できるんだっけっ!」


 <柿ピー大好き:確かにあったね、お寺の時>

 <イマスグモドレーヌ:いっちゃんだっけ?>


「えっ!? 霊と会話ですかっ!?」

「きゃっ!? 大きな声を出してどうしたんですか……?」


 突然おばさんが大きな声で驚いたので驚いた。

 うん、びっくりした!


「そ、そんなことしなくってもいいじゃないですか! はやく祓ってくださいって!」

「まぁ、そう言うなら――」


 なーんて、聞いちゃうけどね!

 でもこのおばさん僕のこと見えてないみたいだね。


「こんにちは、僕はレイ! 君は――」

『ウラ……ミ……ユル……サ、ナイ……』


 んんー、何だか聞き取りにくいなぁ……。


 <イマスグモドレーヌ:どう? レイきゅん、何か聞こえる?>

 <霊感少女型おいたん:……>


「ちょっと……? どうしたんですか、みなさん黙って……」

「あーうんうん、なるほどなるほど……他のみんなもそう? ……ふ~ん……」


 これは……やっぱりねぇ~。

 どうしよ。




「つばきちゃん、実は――」


お読みくださりありがとうございます!


ブリーダーさんでもあるようです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
https://syosetu.com/usernovelmanage/top/ncode/2797878/
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ