ただの別れ
長い間生きていると、いろんな人と出会い、そして別れていく。
それがいい別れであっても、悪い別れであっても。
数多くの別れを見てきた、してきた俺にとって、今の別れというのも、単純な流れに過ぎない。
ただ生きているだけで時間の流れに乗っているのであれば、それに乗っていくのが一番楽に生きれる道だということを知っているからだ。
長命種として生を受けた日から、将来のはるか未来で死ぬ時までの流れで俺は生き続ける。
いろんな別れは刹那の時に流れ去っていき、それでも俺は忘れない。
彼らが何世代も経たとしても、俺のことを忘れないように。




