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1541年(天文10年)9月、松千代、順調に成長中

第8話にて武田家を相続した武田晴信(信玄)

立花家から高額な軍資金5000貫の支援がありました。現在の価値で5億円と言われてる金額です。

織田信長が足利義昭を連れて京の都に上洛、軍資金として泉州堺の豪商達に要求したとされる金額が5000貫と言われています。

大軍が養える高額な資金だといえます。


武田、立花の友好が深まり、同盟締結に繋がる流れかなー?と思いますが、書き込み始めると不思議なインスピレーションが降りてくるので何が起きるか筆者にもわかりません。

1541年(天文10年)9月の府中城天守閣


立花家当主、立花義秀51歳、転生前は明治生まれの軍隊育ち。満州国設立の一員となり、学校、病院の設立、農地の開拓、河川の改修や架橋工事、道路整備等、国家創設のインフラ整備を経験しました。

終戦後は満州国での経験を生かし土建業に転職、高度経済成長期の大規模開発に携わります。老後は農地を借りて米と野菜作りを楽しんでいました。


戦国時代に転生したきっかけは主人公と同じく大國魂神社にお参りした時に突然に転生する事になりました。

転生した立花義秀は相模北条家、武蔵扇谷上杉家との戦いを凌ぎ、武蔵南部に勢力を確保しています。


■松千代■

「俺は生後6ヶ月目辺りで単語から少し会話出来るようになり。7ヶ月目には歩けるようになりました。

転生前の知識と運動神経、脳神経の連動はなかなか、ムズかったなぁ。

脳神経から唇伝わる神経の発達に意外に苦戦!歩けるまでも意外に苦戦(笑)

それでも平均的な赤ちゃんより早かったみたいだ。」


生まれて1年した頃、周りに誰も居ない時にお爺から転生の話が出ました。


「お爺、おおくにたまのおおかみさまとぉ、みなもとのぉ、よしいえさまにぃばぁーって、ぴかぴかして、であって、おねがいされるの、れきしをかえなさいっていわれて、はーいってこたえたらぁ、ばぁーって、しゅーぅーん!ってキツキツ、まっくらまっくら、でぇー、びゅーんんって、おぎゃーとうまれてきたんだょ」


「ぶはははは!」

笑いながらお爺は俺が転生してきた事を確認したのでした。


松千代は義秀と他人に聞かれたらヤバイ話しをする時、擬音交えて子供らしく誤魔化しながらお爺に伝える事にしました。


お爺も同じく大國魂神社で転生した事を話してくれました。お爺が先に転生して活躍してくれた事に感謝しています。



■武蔵国、府中城■



天守閣の展望台にて、松千代(主人公)を胸に抱きながら辺りの風景を説明する義秀


「松千代!見るが良い!これに見える風景が立花家が作ったお城だ!」


「府中城の北に見えるのが前原城だ!

その西側に見えるのが国分寺城だぞ!

すぐ左側に国分寺のお寺さんの三重の塔が見えるじゃろ!」


「お爺すごーい!」


「そんでなぁ、府中城から西側のあれが西府城だ!あとはなぁ西府城奥に金色の五重の塔があるじゃろ!それが高幡不動!お不動様じゃ!そのお不動様の山の上に見えるのが高幡城!ほれ、右奥!遥か先に富士山!見事じゃろ!」


「ふじさんふじさーん!すごーい!」


「それからそこの南側に見えてるのが大國魂神社だぞ!大國魂の大神様のお家じゃ!」


「おおかみさまぁー!」

松千代は嬉しくて叫びました。


「その奥がぁ矢崎城で!

さらに奥に見えるのが関戸城!」


「お爺!すごーい!ヒャッハー!」

さらに煽ててみました。



「わかる見たいじゃな!それで東側に直ぐそこの浅間山せんげんやま城!

その右側に見えてるのが白糸城!

わかるか?ワシが建てた府中城からみーんな見えるんじゃ!凄いだろー!だははは!」


「お爺!お爺すごーい!!キャハキャハ!」


側に控える母が、「赤子にわかるわけないでしょ…孫にデレデレ丸出しねぇ~」

俺の頬を撫でながら祖父に笑顔を見せる。


立花義秀は前世の土木知識を使って府中城天守閣を築きました。当時の関東平野で一番の高層建築として噂になり、武蔵府中に府中城天守閣あり!と武力と財力を示す事になりました。


第9話完

府中城から見える立花領のお城の紹介をして見ました。

構想段階から史実と創作が交じり、多数の城がリストアップされたので少しずつ公開するかもしれません。

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