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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)4月4日、松千代に大國魂神社の大神様の夢のお告げが来たー!大神様からの指令が来ました!どーする義秀?

足利長尾家の悲願は前回9年前に得られなかった筆頭宿老の地位でした。


山内上杉家の相続争いが激しくなり、筆頭宿老の座を巡る争いが併発した結果、越後守護職、上杉家と古河公方、足利晴氏の仲裁で、越後長尾家から長尾勝久が惣社長尾家の養子に入り、筆頭宿老になりました。山内上杉家は正統性が高い12歳の上杉憲政が継承しました。


上杉憲長は筆頭宿老の候補者でしたが、選ばれませんでした。


9年の歳月が彼を強かな(したたかな)人物に成長させました。


なんだか、久々に主人公の松千代が登場する事になりましたので、想定していた執筆内容が上杉家絡みから外れて、里見家、小弓公方救援の内容になります。



1544年(天文13年)4月4日、


──府中城、立花義秀、鹿島政家──

関東の大地図を見ながら古河公方軍、岩槻太田軍

、江戸太田軍、小弓公方、足利義明軍、里見軍、立花軍の配置を駒にして検討しています。


殿、小弓公方、足利義明様が平山城を救援に出撃、見事勝利したようです。

こちらに書状が届きました。


──下総からの書状を受けとる義秀─


しかし、敵方の千葉昌胤と原時胤の軍勢が合流したようだ。敵方の陣地から本拠地、本佐倉城まで近距離に有り、敵方の優勢は変わらぬようだ。


里見義堯殿は木更津城から救援に出る様子が無いようだな?

10年前、義堯殿の父君が暗殺されて以来、本家と争い、遂に父の敵を討ち取り、里見家の家督を相続したは良いが、家中が纏まらぬからなぁ。


殿!義堯様の妹君を本家の義豊様に養女に出して立花家、次期当主、義國様の正室にお迎えした事が、古河公方の耳に入り妨害工作をしたに違いありません!

小弓公方、足利義明様を支える里見家を潰す陰謀に嵌められたと思います。


当時の里見家当主、里見義豊様からすれば従兄弟の義堯様が身近で頼もしい反面、反乱すれば最も恐れる相手でした。


古河公方はその隙間を狙い、立花家の後押しで義堯様が裏切ると情報を流し、義堯様の父君を暗殺して御家騒動を作り出しました。


後から判明しましたが、義豊様が暗殺を命じたのではありません。

古河公方の間者が暗殺を実行、義堯様には本家の義豊様が暗殺したと思わせました。

怒りに任せて義堯様は父君の敵を討ちました。

本家の義豊様、近親者、疑わしき重臣達から多数の犠牲が出ました。


義堯様が後に古河公方の陰謀だと真相を知った時からが深刻でした。

無実の本家を潰したのです。


政家!里見本家の義豊殿と従兄弟の義堯殿を引き裂き、古河公方の陰謀で御家騒動、里見家の軍事力を半減させたまま10年、闇が深過ぎる!

泥沼の様だな?


──久々松千代が登場します─


4人の美人侍女を引き連れ、胸元、背中まで魅せるセクシー衣装で登場、抱っこされてる松千代、

お爺ぃー居る?


毎回のパターンですが、目がハートの護衛兵士が義秀、政家の部屋に案内します。


お爺ぃー!

義秀の胸に飛び込みます。


おっ?来たなぁー!

元気にしとるか?


お爺ぃー!

大かみさまがぁー!

おふねでぇー!

たすけに、びゅーっといってぇー!

ばぁーっといってぇー!

ひゅぅーっとたすけなさーい!

ぜんぶはむりー!

はんぶーんでがまーん!

ヒャッハー!

だはははぁー!!



んん??

大國魂神社の大神様が?

船で助けろ!?

わかったぁー!!

夢で大神様がお告げなんだな?

だははは!

小弓公方、足利義明様を助けに活けば良いのだな?

全部は無理?

半分で我慢か?

成果は半分程度で我慢すれば良いのだな?


犠牲覚悟で成果は上がらぬが、見捨てる無かれ!救援しろ!

そーなんだな?



横浜湊と六浦湊から援軍を木更津に出すのが早いな?

更に品川湊から、横浜へ大型船を廻す!


はい!手配致します!

援軍の兵士と武将は如何いたしますか?


そうだな、戸塚の戦いで軍規違反した久良岐勢、平山勢に働いて貰うとしようぞ!

当主が責任を背負って黄泉へ旅立ち

したが、早川城攻略した位で穴埋めにはならん!

多数の兵士が犠牲になった責任の埋め合わせには程遠く、足らぬ!


はい!

それならば、彼らを統率する主将と優れた副将が必要です!


政家?お前が言いたいのは、戸塚の戦いの時と同じく、楢島正臣が主将

、副将に長尾政頼なんだろう?


はい!その通りにございます。

久良岐康成、平山広季が跡継ぎの申請をしております。

彼らに機会を与えるには最適な人事かと思われます!


わかった!

政家の配慮も当然だな。

彼らに機会を与えてみよう!

下総の小弓公方様を支援する厳しい戦いとなろう!

立花家の誰もが、納得する姿を見せなければならん!


殿!海路で派兵する作戦は初めてとなります。

500名程度の演習の経験がありますが、数千単位の軍勢を実戦で海上輸送するのは困難となりましょう。

大型商船に武器、兵糧、兵士30名乗船が基本になります。


3000を兵士を派遣すると数日に渡り何度も輸送して延べ100隻が必要になります。


政家?楢島正臣達は戸塚の戦いの時に兵力8000程だったな?

その数日前に深見城で戦い、戸塚では2日に渡り戦った!

さらに早川城、座間城の戦いで連戦の疲労が残ってるだろう。


はい!今から戦える兵士は半分以下でありましょう。


ならば、楢島勢と長尾勢が1000ずつ、久良岐勢、平山勢が500ずつ、合計3000で良いだろう!

更に、小弓公方軍と里見軍に武器、兵糧を届けたいが、出来るか?


はい!補給専門の部隊を編成します。相澤、富澤、田村、商務奉行達に手配させます。

横浜湊、六浦湊には岩槻太田家、江戸太田家、世田谷吉良家、立花家、大國魂神社の警備部隊が常駐しております。補給部隊に転用可能です。


政家?同盟の規約に転用する約定がないだろう?強要は出来ぬぞ?


はい!大丈夫です!

立花家当主、立花義秀の嫡孫、立花松千代様の夢に大國魂神社の大神様が現れ、小弓公方様を助けよ!

と命じられ、立花家が立ち上がった!

これで、誰も逆らえません。

協力するでしょう。


だはははは!

なるほど!政家の手配に任せる!


はい!承ります。

しかしながら問題があります!

木更津湊が小さい事です!

受け入れ側の作業者が足りません!

立花家の大きな湊に比べて小さすぎます!

3000の兵士と武器、兵糧を受け入れるには多数の荷卸し専門の作業者が必要です。慣れない兵士に手伝わす事は危険です!

荷卸しの道具も必要になります。

立花家の湊の人足から出しても足りません!


そうか?どーすれば良いのか?

考えなきゃならんな?

ほれ、相澤、富澤、田村達、商務奉行に考えさせれば良いだろう!


お爺ぃー!

あるよぉー!

おだわらの湊でかーいからぁ

うじやすおじさんにおねがーいすればだいじょーぶだぁー!

だいじょーぶだぁー!

きゃはははぁー!

──松千代Nice、idea!

bye筆者─


だははは!それだー!

政家ぇー!

松千代!凄いぞぉー!

小田原に急使を出すぞぉー!

小田原湊の人足を借り受ける!


決めた!政家!2000貫(2億)出すから借りて来い!

必要人数集め、手配しろ!


はい!手配致します!


──松千代を抱きしめてニコニコの立花義秀、松千代もにっこり微笑んでいます。──


殿!またもや松千代様と大國魂神社の大神様に助けて頂いております。

1月の品川湊、古河公方に奪われるのを未然に阻止出来ました。

3月に滝山城の山内上杉軍、石神井城の扇谷上杉軍、座間城の北条軍に勝利した全てに関わり、お救い頂きました。

それが無ければ今頃府中は敵軍に包囲され、滅亡していたかもしれません!


そうだな、立花家は大神様と松千代に救われた。

古河公方との戦いが済んだら、大國魂神社の大神様に盛大に行列を組んでお参りせねばならんな?

とりあえず今、お忍びでお参りしてくるぞ!


政家!手配を頼む!

各方面の手配に資金は惜しまず、大胆に使え!早く動かす為には先払いしても構わぬ!

俺は松千代を連れてお参りしてくるからな!


殿!畏まりました!

但し!松千代様の胸元露出した侍女達の衣装だけは着替えを忘れずに!

殿ぉー!

聞いてますかぁー!

着替えしなきゃダメですぅー!


──あらら、聞いてるのか?

わかりませんが、義秀は松千代と美人侍女を連れてお参りに行きました─


立花家当主、義秀は筆頭宿老、鹿島政家に全ての手配を丸投げしていますが、商務奉行と分担しても膨大な裏方仕事の手配があります。

政家と彼の手腕を支える敏腕役人達の働きに支えられています。


これで、鹿島政家から出された指示に従い、ねずみ算式に裏方を支える人々が動きます。


木更津湊に派遣される兵士3000プラス、補給部隊を支える為に動く人数は立花家領内、小田原北条家領内、木更津里見家領内の人数は膨らみ、数万人が裏方で働く事になりました。


















下総、小弓公方救援が実行に移りそうです。


小弓公方の本拠地は湊の整備が不十分です。

直接海路での救援は出来ません。


小弓公方の最大の支援者、里見家が長引く内紛の影響で援軍を出す余裕が無いようです。

立花軍が支援すればなんとかなるかも?

しかし、大神様から成果は半分で我慢?

謎の言葉がきになりますが……


下総の戦いがさらに熱くなりそうです。



お詫び、

最初に決めた内容から逸脱したので後からサブタイトルを修正しました。


里見家の闇の説明を加筆、修正しました。

史実とアレンジを混ぜて構成しました。

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