泥酔軍師、立花将広が敵対していた北条氏康、幻庵を泥酔宴会キャバクラ方式プラス美女付き天国風呂で虎の牙を抜いてしまった?かもしれません。(笑)
立花家の泥酔軍師、立花将広が強引に北条氏康、幻庵を不意打ちでキャバクラ式接待に引き込みました。
立花家の軍事力、財力を見せつけながら酔わせて未来の夢を語り聞かせ、二人の心に食い込んだ様です。
北条家は初代、早雲が今川家の相続争いを解決して以来、今川家と良好な関係でした。
しかし、早雲亡き後に今川家に相続争いが再燃、
今川義元が兄との相続争いに勝ち上がり、家中を統一しました。
弟の今川義元の相続に反対の立場だった北条氏康は今川家と決別しました。
天文6年、1537年、駿河に侵攻して富士川周辺で激しく戦いました。
以後8年間、戦いが続いています。
キャバクラ式宴会の中で氏康は立花将広から褒められました。相続争いで決別する前年に今川氏親の娘を妻に迎えました。
今川家と絶縁したにも係わらず、離縁しなかった事です。大名の婚姻で関係が破綻すると妻を離縁するのが常識です。氏康の人柄が現れています。
父から重臣達まで離縁を迫りましたが、意地を貫き、妻と子供を守りました。幻庵までが離縁を諭したほどの危機が有りました。
それを褒める立花将広の言葉に思わず感涙してしまう氏康でした。
泥酔軍師、立花将広は巧みに相手の心に入り込みました。かなり狡い人です。(笑)
1544年、(天文13年)4月1日午後~2日~
──座間城、北条氏康、北条幻庵
夕刻、日没間際に戻った二人
氏康!疲れたが、あのデカイ風呂は最高だったなぁー。
叔父上!私の身分を隠すはずでしたが?
まぁ、あそこまで追い詰められたら仕方無くバラした方が楽だろーが?
北条家は地続きの廻りには今川、武田、立花に囲まれ孤立しておる!
立花軍に負けて、小田原に戻っても今川、武田と戦う余裕があるか?
今、攻撃されたら、主力同士の決戦などは無理だ。
小田原城に籠城するだけだけしか余力が無いだろう。
孤立して味方無しには滅ぶ道しか残らんだろう?
立花家は上野国の山内上杉家を滝山城で大石家と連合して大勝利だ!
北武蔵国の扇谷上杉家も立花家に圧倒されて石神井城で大敗した!
北条家も座間城を守れたが、実質は大敗して和議で救われたに過ぎない!
叔父上!わかりました!
気持ちは理解出来ます。
状況も理解しておりますから!(笑)
北条家当主は私なんですから、何時までも子供扱いは勘弁願います!
だははは!氏康、すまん!
つい、つい、癖が抜けないようだ!
(笑)
叔父上、あの泥酔軍師殿は凄い方ですね?
あれだけベロベロでやらかした成果が派手すぎます。あれを叔父上に出来ますか?
ぶはははは!無理、無理!
氏康!あの泥酔軍師に近付いたら皆騙される!
あんなの俺には出来ねーわぃ!
素面でも厳しいな?
(笑)
そうだ、この書状を泥酔軍師殿から貰ったぞ!
──書状を受け取る氏康──
叔父上!和議条件の付け足しです!
津久井城と小松城周辺、津久井郡、愛甲郡を立花家が預かると表示しています。
今後、北条家の働き次第で返還するつもりで預かると表示した!
立花将広個人の独断で判断して、立花家当主、立花義秀には事後報告で未承認である!
しかし、立花将広を信じるなら、全力で期待に答える用意がある!
今後の軍資金として5万貫(50億円)と米500俵を小田原城に送る!
手付け金2000貫、清酒20樽、焼酎20樽をお土産に送付済み!?んん?
叔父上?
我らの後ろに多数の馬の列が有りましたなぁ?!誰か、馬を確認して参れ!
──原町田から帰城した氏康達の後ろから馬に積まれた現金2000貫(2億円)、清酒、焼酎が確認されました。
氏康!?泥酔軍師殿は手回しが早いなぁ?
前払いだから働け?と言う事みたいだな?
立花家に攻略された津久井城と小松城が巧みに餌になってるじゃないか?
津久井郡から愛甲郡を返還なんて美味しいから釣られてまうやろー!?(笑)
叔父上!立花将広、面白過ぎる人物ですね!
(笑)
津久井郡、愛甲郡の件は空手形?
堂々と立花家当主が未承認だと知らせてるじゃないですか?詐欺かもしれぬが、信じたくなるじゃないですか?
──希代の詐欺師かも知れぬ?
惚れてまうやろー!?
信じてまうやろー!?
bye筆者(笑)
──野田城、足利晴氏、梁田高助─
─4月2日朝─
お館様!
下総の二つの城を攻略しました!
四街道方面の和良比堀込城を原勢が攻略!
木出城を千葉勢が攻略しました。
良くやった!下総はかなり順調だな?
これで小弓公方攻略が早く済みそうだな?
はい!
原勢が立堀城、千葉勢が平山城を攻撃します!
ここが落ちたら本拠地、小弓(千葉市)城に進みます!
よぉーし!楽しくなって来たぞ!
高助!宮代城、春日部城はまだ落ちないのか?
お館様!宮代城が間も無く落ちそうです!
春日部城はまだ少し先になります!
良し!
川越城の上杉朝定は大宮城を攻めるのは何時なんだ?
お館様!約束した上尾城に兵力2000を配置しましたが、大宮城には未だ兵力を出しておりません!
高助!手緩いぞ!なんとかしろ!
お館様!立花軍の佐伯勢8000が隣の浦和城に入りました!それで兵力を出し惜しみしております。
ならば、大宮城から西に1里に布陣して浦和の立花軍を牽制しろ!と伝えろ!
はい!手配いたします。
それから、前橋の上杉憲政は援軍未だなのか?
はい、未だ返事がございません、筆頭宿老が討ち死にして内紛状態が続いております。
アホな奴らだな?面倒な奴らだ!
古河公方、足利晴氏の命令だ!
山内上杉家当主、上杉憲政に命ずる!
筆頭宿老を足利長尾家当主、長尾憲長に決定する!
宿老筆頭の長尾憲長は兵力5000を率いて蓮田城を攻撃せよ!
古河公方の名前で辞令を二つ作れ!
一つは前橋城の上杉憲政宛てだ!家督相続に後押しした恩を忘れるな!と文言に付け加えるのを忘れるな!
二つ目は長尾憲長の居城、館林城に届けろ!
館林城の留守居役に長尾憲長は上杉憲政の家督相続の際に極めて多大な貢献が有りながら、筆頭宿老就任を辞退したが、この度は辞退を許さず!
関東管領家の危機に一族挙げて協力せよ!
この文言を付け加えて足利長尾一族を喜ばしてやれ!
嘘と事実を混ぜてるが、あの時の闇など皆知らぬからな!(笑)
これなら館林城にも同じ書状が届いたから、上杉憲政が揉み消しする事も出来ぬ!
従わなければ憲政は隠居させる!
高助!従わなければ憲政隠居の噂を流せ!
これで、王手だ!詰みだろーが?
意地悪な知恵ならたくさん思い付くんだからな!
早く手配しろ!
お館様!凄い!
見事な策でございます!
早速手配いたします!
──バカ殿様が少し、開眼したかもしれません。
賢くなりつつあるかも?
キングボンビー古河公方様!
(笑)
──長尾一族は山内上杉家の宿老(家老)を勤める世襲の重臣でした。
惣社長尾、犬懸長尾、足利(館林)長尾などの三家が大勢力の長尾一族派閥の主流です。筆頭宿老の座を巡り、たくさんの血を流した歴史が続いてきました。
親戚筋の扇谷上杉家の宿老も長尾一族が世襲で宿老となります。
こちらも筆頭宿老の座を巡り一族で血を流した歴史が続いています。
相模の国では立花将広が詐欺師紛いの活躍で北条家を丸め込みました。
古河公方様がヤバいキングボンビーに成長したのかも知れません。
さて次なる展開は?
追伸、上杉家の宿老長尾家について、本文最後に説明を加筆しました。
下総、木田城→木出城に修正、実在の城です。
間違えておりました。




