表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

63/466

1544年(天文13年)3月31日、相模の闘いが終結?和議交渉が始まる?和議交渉の鍵は立花将広と北条幻庵の軍師同士の鬩ぎ合い?当主じゃないのに凄い権限持つ二人に注目!?

古河公方軍の攻勢に対抗する為には相模の戦闘を終わらせる必要があります。

和議を成立させて兵力の移動が急務です。


当主、立花義秀から和議交渉を任された立花将広は北条氏康の軍師、北条幻庵と交渉にあたります。内容は相模の分割交渉です。


立花家が欲しい場所と北条家が守りたい場所、何処で妥協するのか?


二人の策士に注目です。



1544年(天文13年)3月31日、早朝、

相模、座間城の周辺に立花軍が31000、北条軍が座間周辺から玉縄城等、21000が対峙しています。


立花家に対抗する北条家の収入源は相模、伊豆、駿河から得る石高30万石、商人からの各種の税収プラス小田原湊を起点に広げた交易収入が加算されます。北条家の交易収入は領内の石高を超えて60万石相当になります。

北条家は総じて90万石相当の収入があります。


関東最大の品川湊には日本各地から商船が集まります。ついでに小田原へ寄港する商船が小田原湊の繁栄に繋がりました。

品川湊の商人と小田原湊の商人達は直接商船を行き来して取引をしています。外交関係は敵対しても経済関係は良好です。立花家、北条家は意外に繋がりが有るようです。


北条家は本拠地、小田原周辺に6000を配置、敵対する今川義元、武田晴信(信玄)に備えています。

最近、今川軍が動く情報があります。

事実でもあり、立花家の楢島正臣が戸塚の陣地から放った忍び達、工作員が流した流言の効果でもありました。


北条軍も小田原を長く留守にすると不安になります。立花家、北条家に和議が必要な状況が揃いました。



──原町田、立花義國、立花将広、早朝


(義國、次期当主29歳)

(将広、当主の弟、51歳)


義國!

今日は北条氏康に和議を申し入れる。

はははは!昨日、楢島正臣の軍勢が早川城を落としたからなぁ、これはかなり有利になったぞー!


はい、叔父上、早川城から至近距離に海老名城、厚木城があります、和議に応じないと二つとも失なう恐れがあります。

北条家も和議を結びたくなるでしょう。


その通りだ!

これで、楢島達の功績は大きく評価される!

楢島正臣からの報告では、早川城攻略に平山勢、久良岐勢が活躍したから、先日の軍規違反を償う手柄だと申請してきたぞ!


はい、叔父上、楢島正臣の配慮が窺えます。

軍規の違反を実績で挽回したようですね。


そうだな、主将楢島正臣に従わず、戸塚の戦いの敗因を作ったからなぁ。


平山信季は長津田城主。北条綱成の本陣に突入して戦死。

久良岐康成は久良岐城主。北条氏堯と一騎討ちで戦死。


二人は命で代償を払ったが、城主として命を預かる立場でありながら、多数の死傷者を出した責任は重大だ!


残された、平山の弟、久良岐の息子が後を継ぎ功績を挙げたようだ。

これで、和議の内容次第で彼らの処分が決まるだろう。



──座間城、北条氏康、北条幻庵


氏康ぅー!

来たー!来たぞぉー!

立花義國から和議の申し入れだ!


叔父上!

来ましたね!

助かった……訳ではありませんが、……

和議の中身は?


氏康に立花家からの書状を渡しました。


叔父上、立花家は古河公方軍と戦う為に和議にしたいとあります。

古河公方軍が武蔵北部、宮代城、春日部城を攻撃中とあります。岩槻太田家、江戸太田家、下総の小弓公方家まで攻撃してるようです!

それ故和議にしたいとの申し入れです!

叔父上を交渉相手に指名しております。



氏康!

驚くほど壮大な古河公方様の戦力だが、立花家は包み隠さずに情報を知らせた上で和議を申し入れして来た!

書状の差出人は立花家の次期当主、立花義國とあるが、実際は立花家の泥酔軍師、立花将広と俺の対決だ!


今や、立花家では当主義秀に次ぐ権力者かもしれぬからなぁ。


古河公方の配下だった岩槻太田家、江戸太田家、世田谷吉良家を立花家の同盟に引き入れた。

三つの小大名ながら兵力合わせたら1万の兵力を古河公方軍から引き抜きしやがった!


さらに次男を八王子北部、あきる野領主、大石家の養子に送り、隣の青梅領主三田家を立花家の同盟に引き入れた。


大石家、三田家は関東管領、山内上杉憲政の家臣で兵力6000を奪われた事になった。

引き抜かれた上杉憲政が怒って滝山城を攻めて立花将広の策に嵌まり大敗した。


そんな奴と和議の交渉だ!

痺れる交渉になるかもしれぬ!

(笑)


叔父上!

相手は泥酔軍師とか?

酒呑ませて直談判するらしいですから絶対に酒を呑んだらやられます!

酒を呑まされぬよう、気をつけて下さい!


だははは!立花家は旨い酒を呑んでるからなぁ!

呑みたくなるよなぁ。


叔父上ぇー!

そうだ!昔、府中の街に潜入して立花家の酒浸りになったじゃないですかー!?

呑んだらダメー!

呑んだら交渉するなー!

呑んだら北条が立花家の力に呑みこまれるじゃないですかー!!



だははは!

実はなぁ、府中で立花将広と面識がある!

酒浸りになった原因は、あいつに旨い酒を勧められたからだ!


えーっ叔父上!

初耳です!

面識あるなんて聞いてないぞー!



久々の対面だ!楽しんで来るぞー!

と立ち上がり、原町田の立花家本陣に向かいます。


叔父上!酒はダメですからー!



──北条幻庵と立花将広が旧知の仲とはびっくりです。これからの交渉が楽しみになりました。












立花家と北条家の和議交渉が始まります。

旧知の仲の二人の交渉にワクワクします。



今回は短めに話をいたします。

正月を迎えました。


明けましておめでとうございます。


これからの展開を楽しみにお待ちください。


正月中、どれだけ挙げれるか不明ですが、緩やかにお待ち頂けるよう、お願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ