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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)3月29日の午後からの展開、座間城が熱くなり、玉縄城、戸塚に動き有り、古河公方軍も活発に動きます。

立花家と敵対してる4大勢力はバラバラに動いています。

ほんの少し前に山内上杉軍を破り、扇谷上杉軍を破りました。

北条氏康軍が後少し前に始動していたら、立花軍は大苦戦したでしょう。


古河公方軍が始動して山内上杉家、扇谷上杉家に援軍を要請しました。


山内上杉家は援軍送る余裕がありません。

扇谷上杉家は両天秤策でのらりくらり要請をはぐらかす気配です。


戦いは日々変化しそうです。

立花家の情報遮断が成功しています。

北条氏康は古河公方軍の始動をまだ知らない状態です。


これからの展開が楽しみになりました。





1544年(天文13年)3月29日午後~


──座間城、北条氏康、北条幻庵


午前中の立花軍の攻撃

鵜野森から小山田勢4000

原町田から立花義國の6000が来襲しました。


座間城近くに構えた砦や水を満たした田んぼの畦道や街道筋に柵を張り巡らして防衛します。


立花軍は軽く小競合いすると退却を繰り返します。

次々に部隊を入れ替え、まるで訓練してる様に交替を繰り返して退却しました。


南側の北条綱成の軍勢に対岸の河川敷から長弓を放ち、挑発しました。

2手に別れ上流から三田勢500、300メートル下流から大石勢500が渡りました。

対する北条綱成の軍勢は上流の三田勢に福島勢1000、下流の大石勢に和田勢1000を向かわせました。


上流の三田勢は軽く小競合いしただけで、退却します。対岸から待ち構える三田勢から弓の連射で追撃する福島勢に弓矢の雨を浴びせました。


川幅25メートルほどですから、高い精度で命中します。

たまらず、福島勢は追撃を断念します。河川敷から後退します。


300メートル下流の大石勢が和田勢と戦います。弓矢を連射して軽く戦うと対岸へ退却します。追撃する和田勢に対岸の大石勢が一斉にに弓矢の連射で援護します。

そこへ、新納勢2000が現れ大石勢を援護します。


川幅25メートル、雨の如く連射する弓矢が和田勢を苦しめます。

和田勢も追撃を諦め、河川敷から離れました。


立花軍は午前中はあっさりと対岸の関口から元の陣地、中津に引き上げ昼食を取りました。


──座間の戦いは午後になりました。



鵜野森から小山田勢4000

原町田から立花義國6000

座間城北側の砦、街道筋の陣地を攻撃します。

午前中と同じく、少し戦うと、訓練の様に交替します。


上溝の瀬沼勢が磯辺城を2000で包囲したまま、残りの4000が相模川沿いに南下しました。

中津で昼食を取った立花軍、三田勢2000、大石勢2000名、新納勢2000は南下して関口に進出、対岸の北条綱成軍6000と対峙しました。


磯辺城から南下した瀬沼勢4000は座間城まで4キロ、1時間で北条綱成が布陣する座間城南の陣地近くに到着しました。


その姿を確認した立花軍6000の主将、三田頼重は対岸に見える北条綱成軍6000を目指して

攻撃命令を出しました。


三田勢2000、大石勢2000、新納勢2000が各々相模川を渡りました。


──北条綱成と側近、


殿!

北から磯辺城を包囲してる筈の瀬沼勢4000が接近して来ます!

対岸からも立花軍6000が接近して来ます!


ヤバいぞ!待避だ!

全軍陣地に待避しろー!

慌てず所定の配置に戻れ!


午前中の北条綱成軍は相模川の河川敷で戦いましたが、立花軍の戦い方が変化した事で危険と判断、河川敷から待避、座間城南の陣地に退却します。逃げ遅れた兵士が立花軍に追い付かれ、200名ほどが犠牲になりました。

負傷者も200名、開戦早々400名が戦力から喪失しました。

陣地前の道が細く、混乱して水田に落ちて脚を取られ、逃げ遅れます。

前が詰まり渋滞状態の背後から長槍に叩かれて最期を迎えました。

綱成軍は追撃を受けながら陣地に待避しました。



座間城南側の陣地は北条氏康、幻庵が地形を利用して砦、柵を配置、農閑期の水田に水を満たしています。数日で急造した事で完全な防御力はありません。前日に到着した綱成が補強しましたが、

充分ではありません。

初手から不利な状況です。


立花軍は陣地の北、西、南から攻撃します。

水田の畦道を攻め上がります。

盾に守られた弓部隊が陣地内部に連射しています。放置すると犠牲が増加します。

陣地内部から弓矢で反撃します。

長槍部隊を出撃させて立花軍の弓矢部隊を攻撃します。


陣地の各所で激しい戦いになりました。

立花軍は最前線の部隊が疲労したと見ると後続の部隊に交替します。

新手が繰り出しますが、落ち着きを取り戻した北条綱成軍が粘ります。劣勢に見えた開戦当初と違い、押し返します。


北条綱成が陣地の各所を廻り、兵士達に落ち着いて戦うように声を掛けました。


大丈夫だぁー!

行けるぞぉー!

普段通りー!戦えー!

俺達が勝つぞぉー!

粘れ!粘れー!

いいぞぉー!大丈夫だぁー!

勝つぞぉー!

勝てるぞぉー!


勇気が引き出された兵士達が奮起、形勢が変わり、粘り強く押し返すまでになりました。


次第に持ち直した綱成軍に座間城から北条幻庵が2000の軍勢を引き連れ救援に来ました。


陣地攻撃に集中していた立花軍、新納勢に北条幻庵の軍勢が襲い掛かります。

小部隊を多数で包囲する戦い方で新納勢の孤立した部隊を狙います。次々に包囲され、新納勢が不利になりました。


立花義秀から軍師として従軍を命じられた新納忠義は冷静でした。

使番に伝言を持たせ主将、三田綱重に反撃手段を伝えました。


使番が主将三田綱重に新納忠義の伝言を伝えました。


陣地攻撃停止、全軍で北条幻庵の軍勢を叩くべし!それだけで、簡潔でした。


陣地攻撃開始から3時間経過、膠着状態の場面で立花軍に疲れが見えます。

新納忠義の提案は的確な判断です。

三田綱重は納得しました。


陣地攻撃したまま、北条軍の新手の2000を相手にしたら勝ち切れ無い!負ける!


三田綱重は全軍に陣地攻撃を停止、北条幻庵の2000を包囲、撃退を命じました。


陣地攻撃に集中した部隊が撤収します、陣地から追撃しますが、細い道が追撃を難しくします。

開けた場所に出ると立花軍から弓矢の連射を浴びて追撃を諦めました。


北条幻庵の軍勢が立花軍から包囲されそうです。立花軍が素早く反転、幻庵の軍勢を圧倒します。

幻庵が巧みに指揮して包囲されぬように退却しますが、兵力に勝る立花軍が優勢です。


その時、北条綱成が陣地の裏から軍勢2000を率いて現れました。

立花軍の壁を押し返します。


これまでだー!

全軍停止!

撤収だー!

三田綱重が叫びます!

必死の北条軍と戦っても犠牲が増えるだけです。

綱重が撤収を命じました。


北条幻庵に救われた綱成が、北条幻庵を救い出しました。互いの無事を確認すると持ち場に帰りました。

北条綱成の陣地から鬨の声が上がりました。

立花軍を撃退したぞー!と主張しています。


対岸に撤収した立花軍からも鬨の声が上がりました。負けてないぞー!と主張しています。


前日より、激しい戦いになりました。


明日も戦いが続きます。

明日からの展開にワクワクします。



















座間城の弱点、南の陣地を巡り、激しい戦いになりました。


明日も激しく戦うのでしょうか?


古河公方軍の動きも気になります。

宮代城、春日部城、鎌ヶ谷城、八街城、中山城、

どれか落ちる城はあるのでしょうか?

さてさて、明日はどーなる?

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