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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)3月29日、立花家最大の強敵、古河公方、足利晴氏が動きましたが?手伝いを命じた山内上杉家、扇谷上杉家がなかなか動きません!晴氏が激怒するかも?

お詫び

毎回、所要があり、執筆途中で仮キープ投稿や、間違いに気がつき、修正や加筆の常習者です。

ゆるーく許してください。





遂にキングボンビー?立花家最大の強敵、古河公方軍が一気に5つの城を攻撃しました。


古河公方、足利晴氏は山内上杉家、扇谷上杉家に手伝いを命じるつもりで、援軍の要請をしました。

日頃から高慢な態度の古河公方嫌いな扇谷上杉朝定は立花家と手を組んだらどーなるか?

宿老の長尾信忠に提案しました。


上杉朝定の思考はぶっ飛んでいます。

立花家と手を結び、古河公方、足利晴氏を破り、山内上杉家の実力者、謹慎中の長野業政(なりまさ)を利用して山内上杉憲政を失脚させ、関東管領になる事です。


まだ、妄想を提案しただけですが、外部に知られてはならない事案です。

謀反を企んだと疑われます。


しかし、立花家と国境を接してる朝定は柔軟に考えて、立花家と戦うより、味方にした方が楽じゃん?と気がつきました。


もしかしたら、朝定の考えが正解に近いかもしれません?


1544年(天文13年)3月29日、関東の広範囲が戦場になりました。

埼玉東部、岩槻周辺、千葉の鎌ヶ谷、八街、神奈川の座間、戸塚、横浜北部に町田、相模原に及びます。


遂に登場した古河公方の総兵力は3万以上です。

山内上杉家、扇谷上杉家が援軍を出したら?

まだまだ戦力が増えるはずですが、死傷者多数を出した両家に余裕がありません。


山内上杉家は滝山城の戦いで筆頭宿老が戦死した事で権力争いが発生しました。

援軍を出す?出さない?と揉めています。


扇谷上杉家は、両天秤に掛けてのらりくらり援軍要請をはぐらかすようです。



──川越城、扇谷上杉朝定、長尾信忠


殿!

上尾城に上田勢2000の配置が完了しました。

最寄りの古河公方家の支配する久喜城に連絡済みです。


よし!これで、古河公方家は少しだけ安心しただろうな?

それでだ、岩槻城の太田資正に使いを出すぞ!


古河公方様から岩槻太田家を攻撃する為に援軍を求められました。

要請に応じた振りをします!

上尾城へ上田勢2000を配置しましたが、蓮田城、大宮城に攻撃するつもりはありません!


先日、石神井城で交わした和議を守る所存!

これで、手配しろ!


殿!?まさか?

立花家と手を組むつもりでしょうか?


バーカ!両天秤だ!

まだ、古河公方が勝つのか?立花家が勝つのか?

わからんだろう!上尾城に2000の軍勢を配置したら目立つだろう?

岩槻太田家の蓮田城と大宮城が近いから絶対警戒する!

だから、最初に岩槻太田家に知らせて、半分でも良いから信じて貰うのだ!


それから、古河公方の2つ目の要請が大宮城の攻撃だろ?

宮代城または、春日部城が落ちたら大宮城を攻める振りをしなければならんだろ?


そこで、岩槻太田家に、今回も古河公方様に頼まれて、大宮城を攻める振りだけするから、和議を破るつもり無しと知らせる!



岩槻太田家、太田資正に信じて貰う為の布石だ!

これも両天秤の布石だからな!


殿!?いつの間に逞しくなられましたな?


今頃気付いたか?

馬鹿殿って噂されてる事ぐらい知ってるぞ!

市中を忍んで遊んだ時に家来達も領民までも馬鹿にしておった!


バカでも、ズルする事は得意だからな?

子供の遊びでズルして勝つの事ならいつもやってたからな!

大人の戦いにも応用すれば良いだろう。今は戦国時代だからな、正直者が馬鹿を見る世の中なら、ひねくれて生き延びてやるぞー!


はい!

ならば私も狡く考えるようにしてみます。

それでは、岩槻城の太田資正殿に使いを出します。上尾城の件を説明させましょう。


──扇谷上杉家は両天秤の策で乗り切ろうと考えています。



──前橋、山内上杉憲政、長尾勝正


朝から重臣達で揉めていました。

関東管領、山内上杉家の筆頭宿老は長尾一族が独占しています。

世襲や持ち回りで、総社長尾家、白井長尾家を中心に長尾一族内部で争いながら繋いできました。


滝山城で戦死した筆頭宿老長尾勝久に代わり、司令塔の筆頭宿老が決まりません。

滝山城の攻防戦で死傷者が膨大な数になり、危機的状況です。


重臣達の中に長尾一族の権力集中を嫌う勢力がありました。彼らには千載一遇のチャンスです。

過去には筆頭宿老の人事が原因で長尾景春の乱が発生、扇谷上杉家の名将、太田道灌や、古河公方や北条早雲を巻込む大乱となり、終息するのに数年掛かりました。


次席宿老、長尾憲長が有力ですが、箕輪城に謹慎中の長野業政を推す者、他の長尾一族を推す者もあり、纏まりません。


勝正!どーにもお前の親父に頼り過ぎたのかもしれぬ、失ってから有難い存在だったのが解った!


俺が8歳で関東管領に就任して以来、ずっと守ってくれた!

あの頃から殺される危機には必ず助けてくれた、

本来なら俺が家を継ぐなんて無理なのに、ここまで育ててくれた義父の様な存在だよな?


はい!私より、お館様が優先でしたから、羨ましい事がたくさんありました。


しかし、なぁ、余り詳しい事は不明なんだが、俺が扇谷上杉家を継ぐ時に長尾憲長の筆頭宿老就任が有力だったらしい、その時、俺とは違う一族の誰かが扇谷上杉家を継ぐ寸前だったらしいぞ?


はい!かなり昔に聞いておりましたが、私も詳しい事は知りませぬ!

父上からは、長尾一族の争いに関わるな!

闇が深く、醜いからお前は宿老になる事を望まぬように諭されておりました。


それで、俺が筆頭宿老を指名しても大丈夫か?

指名したい奴は居ないが、誰が良いのかわかるか?


殿!我が父から長尾一族の闇は当主の取り替えをして来た事だと申しておりました。

指名すると危ないかもしれません。


じゃぁ、決まるのを待ってるしかないのか?


まぁ、そうなりますが、父から万が一の時、頼れるのは長野業政殿だと申しておりました。


やだ!ダメだ!あいつは怖くてダメ!

苦手だ!拒否する!


殿、会いたくないのは解りました。

せめて、謹慎を解いて出仕を許して知恵を借りれば良いでしょう。


勝正!?

お前も長野業政を筆頭宿老にしたいのか?


いいえ!知恵を借りるだけです。

長野殿は長尾一族に警戒されています。

筆頭じゃなくて、宿老の一人に加えるのも騒動になるから止めておきましょう。


謹慎を解くだけなら、宿老達から文句言う筋合いありせん。

殿が一筆書状を書くだけで済みます!


解った!書けば良いんだろ?

面倒だ!中身はお前が書け!

俺は署名捺印するだけだ!


はい!有り難う御座います。




──関東管領、山内上杉家の内情は複雑みたいです。関東管領に筆頭宿老を指名する事すら出来ないなんて、有りなの?bye筆者


──憲政の相続当時の闇──

上杉憲政の父は自分の死後に養子が一時的に関東管領職、家督を相続する様に手配して亡くなりました。

当時幼子の上杉憲政が成人したら全てを相続する約束でした。


しかし、山内上杉家内部で武力紛争が発生、越後、上野の上杉一族、長尾一族の血が流れました。

最終的に古河公方、足利晴氏が武力介入して制圧。


正当な後継者、8歳の上杉憲政に関東管領職と山内上杉家の相続させました。


古河公方、足利晴氏は当時23歳、

俺が関東管領職と山内上杉家の相続させてやったんだから、恩を忘れるなよ!って思っています。


しかし、幼子だった上杉憲政は当時の事が記憶にありません。

上杉一族、長尾一族の血が流れた抗争は複雑に絡んだ闇です。

周囲の大人が憲政に知らせない事にしていましたから、仕方ありません。


ここが、足利晴氏と上杉憲政の認識の違いになりました。

二人は認識の違いを知りません。



──古河公方軍10000、足利晴氏、梁田高助

正午過ぎです。

古河城から出陣して岩井城移動中、古河城からは25キロほどになります。

古河公方は輿に乗り移動中です。


高助!岩井城はまだ遠いのか?


はい!お館様!

今は境の街を過ぎましたから、日没前に岩井城に到着します!


解った!尻が痛いから、馬にするぞ!


──古河公方の体面を繕う為、豪華な輿に乗りましたが、乗り心地に問題あり、さらにお尻が痛くなります。

揺れるから厚い座布団を使うと揺れ過ぎて危険なので薄い座布団になります。

当然お尻が痛くなります。

安全の為に肩に担ぐ人数が12名、速度を揃えて進むのは大変です。

ムキムキの力自慢を36名、12名ずつ、交替で担いで進みます。

幅が2メートル20センチ、広い街道筋なら良いですが、狭い道なら通り難い乗り物です。

儀式に使うなら良いのですが、軍勢を率いて進軍するには向かない物です。

今川義元が輿を利用した為に命を落とす原因?

目立ち過ぎたから?

なんて説もあるとか?

戦う時に利用すると、危ない代物かもしれません。


遠くからも目立つから狙われる率が数倍になりそうです。



──古河公方軍10000が岩井城に向かいました。夕方には到着するようです。



──座間城、北条氏康、北条幻庵


氏康!

綱成に預けていた笠原勢1000、南条勢1000が座間に戻り、予定の配置につけたぞ!


綱成勢6000に座間城の南側の防衛を任せた!

これで立花勢が攻撃して来ても簡単にはやられぬ体制は出来たぞ!


叔父上!

綱成が居ると随分楽になりました。

弱点の南側の不安が解消されましたから、正面から攻撃されても采配に集中出来ます!


そうだな、頼もしい奴だ。

後はそろそろ、古河公方様が動き出すのを我慢して待つぞ!



──立花家の領内のキャバクラ作戦続行中の為、北条家自慢の風魔の忍び達が色仕掛けプラス、ご馳走責めに捕まり、諜報活動が停滞していました。(笑)





キャバクラ作戦は凄い効果みたいです。


作戦の考案者が抱っこ大好きな3歳10ヶ月の松千代ですから、



さて、執筆開始から2ヶ月経過しました。

ブックマーク頂きました20名の皆様に感謝いたします。

1日最高の読者が357名になりました。

驚きと感謝の気持ちで一杯です。


これから出来る限り、1日1話、仕上げたいとおもいますので、宜しくお願い致します。


今回も間違いに気がつきました。

加筆、修正を4回ほどしています。

ごめんなさーい。

ゆるーく許してください。

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