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戦国大河小説、立花家三代戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!武蔵国、府中から関東を制覇して、上杉謙信、織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)3月27日、戸塚攻防戦、北条綱成の手腕炸裂!戦いの中心は座間城方面へ!

戸塚の戦い2日目、決着がつきました。

北条軍兵力 9200

戦死700

負傷900

損耗率17%


立花軍兵力6500

戦死800

負傷700

損耗率23パーセント


北条綱成は見事な采配で立花軍の平山信季、久良岐康成の二人の武将を討取りました。

いずれも包囲して主導権を握った結果です。

しかし、戦いの後半に立花軍が粘り、崩壊せずに撤退しました。


北条軍の損耗率が意外に高くなりました。

想定以上に立花軍の弓の連射が被害を大きくしました。


北条綱成は立花軍が撤退した後、重傷の北条氏堯を6キロ先の玉縄城で治療する事に決めました。

北条氏堯の手勢500に、護衛100を付けて慎重に護送しました。

さらに負傷した900は戦場に同行出来ません。

綱成の判断で玉縄城に向かわせ、治療します。


玉縄城の守りは1200、先日の玉縄城周辺の戦いの負傷者を含めた数字です。

これに氏堯の手勢500、護衛の100、さらに戸塚で負傷した900を治療しながら兵力に加えると2700になります。


万が一、撤退した立花軍が来襲しても、充分に、守り切れる兵力を維持しています。







1544年3月27日


戸塚の戦いが北条軍の勝利に終わりました。

北条綱成の巧みな采配が勝利を呼びました。


中津に三田綱重率いる6000が布陣した事で座間城に本陣を構える北条氏康は退路を脅かされ、立花軍がさらに有利な状況になりました。


楢島正臣がその情報を知り、余力を残して撤退しました。


──北条綱成本陣―

13時頃、全軍休息中―

―北条綱成、伊藤正春―


「殿!氏堯様を護衛する部隊600と負傷者900が玉縄城に向かいました!」


「そうか、玉縄城は負傷治療中の兵士を含めて全部で総勢2700、半数が負傷者だが、万が一、撤退した立花軍が来襲しても、簡単に落ちる事は無いだろう。治療が済んだ兵士は海老名城に集まるように手配した。立花軍も2日に渡る戦いで随分消耗しただろうから、数日は休息せねばならぬ筈、暫し脅威にはならぬ!」


「はい、敵の損害は大きい筈、回復には時間がかかりましょう」


「さて、これから我らは中津に進出している三田綱重の軍勢6000との戦いになる!

本日はこのまま戸塚で休息するとして、明日は海老名城に向かうぞ!」


「ははっ!畏まりました!」


「ただし、騎馬隊200を編成して夕方までに海老名城に到着させる!

騎馬なら兵士の負担が少ない故、本日中に北条綱成の軍勢が海老名に到着出来る!

この事実を作る事がが大事なのだ!」


「はい!手配致します!」


「良いか!北条綱成の軍勢が海老名城に入城!

これが、座間城の本陣兵士達を勇気付ける事になり、中津の三田勢を牽制する事になるのだ!」


「殿!味方の将兵の励みになりましょう!」



北条綱成の戸塚本陣から海老名城まで直線14キロの距離にあります。

今後も戦いが続く事に配慮するなら戸塚で休息して体力を回復させて、明日移動するのが賢い選択でありました。



──戸塚から5キロ、保土ヶ谷──

楢島正臣(小机城主)、長尾政頼(岡津城主)


「政頼、想定通り、北条軍は追撃して来なかったな?」


「そうだな、2日連続の戦いで奴らだって随分疲れただろう?徹底して弓矢を浴びせたから負傷者も多数出たに違いない!敵は動く気力も無いだろう?」


「政頼!久良岐勢と平山勢は主将が討たれたほどだ。

損害が大きいだろう。

久良岐城で休息させる!」


「了解!」


「それで、久良岐康成(久良岐城主)の戦死で

嫡男、康國が指揮を引き継ぎ、平山信季(長津田城主)の戦死で弟、広季(ひろすえ)が指揮するようだ!

長津田城から兵士の補充を手配するぞ!」


「了解、正臣!我らも俺の岡津城で休息と補給して、北条綱成に反撃しなきゃらならんな?」


「そうだな、岡津城で将兵を休息させよう!

俺の小机城から兵士と武器、兵糧を岡津城に運ばせる!休息と補給が出来たら久良岐勢と共に北条綱成と再戦だ!」


楢島正臣、長尾政頼の二人は兵力の回復を図り、反撃する準備を始めました。


──中津陣地―

―三田綱重(31歳)、大石盛将(20歳)―

(綱重は立花家当主、義秀の娘婿、盛将は義秀の弟、将広の次男)


「義兄上、中津川と相模川の河川敷一帯に随分火が上がりました。座間城から煙が見えて、北条軍の将兵達は不安になってるでしょう?」


「盛将、河川敷は枯草など燃え易い物だらけだから、広範囲に燃えるだろう!

これで北条軍が立花軍に包囲されてる事を知らせる効果があるから、宣伝効果抜群の筈だ。

河川敷には青梅三田家、滝山大石家の軍旗に加え、立花家の黄金菊の軍旗が風に揺れている…

この様子を駿河の今川家の間者達が見たら?

北条方の不利が歴然に映るだろう?」


「義兄上?駿河国の今川義元が動くかも?」


「それが最高の結果なのだが、今川義元に余裕があるなら北条領に侵攻するかもしれんな?」


「はい、それなら立花家は危機を脱します!」


「盛将、そろそろ、武田、今川、立花の同盟が出来たら良いのになぁ。

古河公方に山内上杉、扇谷上杉、北条と関東の4大大名を相手に戦ってるんだ、立花家の味方は小大名だけなのが現状だ。

房総半島の里見家から次期当主に輿入れして婚姻関係だが、同盟と言えるほど強固な関係じゃ無い!

里見家は相続絡みの内紛が絶えず、宛てにならん!

お前の父上、立花家の軍師、立花将広様に考えて貰うのが良いかもな?」


「はい!酒呑まして酔わせたら度々凄い事をやり遂げました。

品川湊及び品川城を救い、世田谷吉良家、江戸太田家、岩槻太田家を同盟に引き入れ、滝山城を買収した事も全て泥酔してから達成しています!

先日の滝山城の戦いの時も泥酔して思い付いた作戦が的中して勝利しました!」


「わかった!将広様に青梅の特別大吟醸酒をたっぷり届けるからこの危機の打開策を考えてもらうぞ!」

三田綱重は半分本気、半分は願望を込めて酒を届ける手配を済ませました。


──座間城―

―北条氏康、北条幻庵―


「叔父上、相模川対岸、中津の立花軍は三田綱重2000、大石盛将2000、立花家の武将、新納忠勝2000の三家合同軍6000です。

中津川、相模川の河川敷に放火して不安を煽る策を用いています。

将兵達の士気が下がるのが心配です。」


「氏康、ここが堪え処だ!

間も無く古河公方軍の下総侵攻が始まる!

岩槻城も標的だろうから、岩槻太田家支援に立花家も援軍を送らなきゃならん!

川越の扇谷上杉軍も岩槻城攻撃に参加するだろう。立花軍もかなりの軍勢を派遣せねばならん。

立花家は多方面の敵に右往左往して壊滅する!

あと、数日の我慢だ!」



午後3時頃、座間城の北条家本陣に北条綱成からの使者が吉報を届けました。


「氏康!やったぞ!勝ったぞ!

戸塚の北条綱成軍が立花軍を撃破した!

破れた立花軍は岡津城と久良岐城に分かれて退却したそうだ!

先遣隊として騎馬隊200が本日中に海老名城に入る!綱成の本隊は明日、海老名城に到着するぞ!」


「叔父上、さすが綱成だ!

勝った後の手順が流石だ!海老名城が盛り上るぞ!」



遂に戸塚の戦いが決着、北条軍の勝利になりました。

座間城の北条氏康の本陣の兵士達が湧き立ち、士気が高まりました。








北条綱成が戸塚の戦いの後に先手を打ちました。

勝利の勢いは北条軍の士気を高めました。

これから座間城を中心に激しい戦いが始まります。







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