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戦国大河小説、立花家三代戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!武蔵国、府中から関東を制覇して、上杉謙信、織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1547年(天文16年)4月上旬、奥州遠征軍、石川領、三芦城に到着!

松千代が提案した奥州遠征が始まりました。

大館城から出発した立花家の奥州遠征軍は伊達稙宗を支持している石川家の領内に入りました。

1547年(天文16年)4月上旬



大館城から出発した奥州遠征軍、先発部隊5500は4月5日に三芦城付近に到着、立花家の使者、藤原家長と岩城家の案内役を含めて正装した5騎が三芦城に入りました。


この地域を支配する石川家の当主、石川晴光は4万石の領主で蘆名家、相馬家と対立していましたが、伊達稙宗に仲介を受けて蘆名家、相馬家と和解に至り窮地を逃れて以来、恩義を感じて伊達家親子の内乱、天文の乱にて伊達稙宗を支持していました。

藤原家長は勅使下向の先触れの使者として三芦城主、石川晴光と対面します。


―三芦城―

―石川晴光、藤原家長―


「立花家一門の藤原家長と申します。

此の度、武蔵国守護職、従三位左近衛大将、立花義秀が勅命を賜り、奥州遠征軍10000を率いて伊達家の内乱を終息させる為に参りました。

石川殿、貴殿には勅使の御一行の饗応をお願いしたいのだが、如何であろうか?」


「ははっ!この上無き名誉!

喜んでお世話させて頂きます!」


それでは石川殿、貴殿は伊達稙宗殿にお味方なされていた様子であるが、先に我が立花家の使者、日奉宗政に停戦を約束なされておられるが、不服はござらぬか?」


「ははっ!不服などございませぬ!

停戦のお約束に間違いございません!」


「それでは石川殿、この先、立花家の奥州遠征軍は伊達稙宗殿にお味方する諸大名の領地を通過せねばなりません。

石川殿の軍勢に伊達家領内までの道案内をお願いしたいのだが、宜しいだろうか?」


「ははっ!謹んで承ります!」


「石川殿、立花家の奥州遠征軍は伊達家の騒動を鎮める為、朝廷から勅使の護衛を仰せつかりました。

立花家が奥州に領土を求めたり、諸大名を罰する事はありません。

奥州の地に平和が戻り、領民が安心して暮らせる事を願っております」


「ははっ、伊達家を征伐する軍勢が来るとか、諸大名を罰する等、数々の噂があり、少々不安が有りましたが、早速、家臣や領民に知らせましょう。

安堵致しました!」


「それは良かった。さて、石川殿にお願いがございます。立花家の奥州遠征軍は大量の兵糧が必要になります。石川家の領内の米を400俵と味噌樽を60樽を購入させて頂きたいのですが、手数料を加えて600貫(6000万円)を先払いで購入したいのですが、お願い出来るだろうか?」


「あの、桁が大きすぎて驚きました。

奉行達に聞かねばご用意出来るか把握致しかねます。

暫しお時間を頂きたいのですが…」


「構いません。担当の方々と是非、ご検討をお願い致します」


石川晴光は席を外し、暫くして二人の奉行と思しき人物を連れて戻りました。


「お待たせ致しました。

藤原様、此れなる奉行達に相談した処、米400俵、味噌60樽は直ぐに集まります。

されど、相場に照らし合わせて代金は420貫(4200万円)で充分、それ以上のお支払いは頂く訳には参りません!」


「石川殿、立花家は大勢の方々に米や味噌樽を運んで頂くと物流経費が掛かると考えました。

米と味噌の相場の金額と物流経費を手数料と考えて加算しています。

当然支払うべき料金を計上していますので、ご懸念には及びません」


「なんと…そこまでのご配慮とは知らず、ご無礼致しました!それでは有り難く受け取らせて頂きます!」


「石川殿、それでは手配をお願い致します。

さて、それから後日になりますが、我が立花家当主、立花義秀が三芦城にご挨拶に立ち寄りを希望しております。

伊達領にご案内して頂くのにご挨拶をせねばならぬと申しておりますが如何でありましょうか?」


「ははっ、光栄に御座います!

従三位左近衛中将、立花義秀様にお目通りが叶うとはこの身の栄誉、歓迎致します!」


石川家当主、石川晴光が藤原家長の要請を全て受け入れました。

三芦城内には勅使、万里小路頼房、烏丸義光、藤原家長と護衛を含めた30名が滞在する事になりました。先発部隊5500の軍勢は多数の軍旗を掲げ、勅使の二人を警護して三芦城の城下町に進みました。


城下町にに現れた軍勢は岩城家の軍勢を先鋒に結城家の軍勢が続きました。

その後には白生地に黄金菊の紋章の軍旗を掲げた立花家の軍勢が続き、見物に集まった領民が菊の紋章を見て驚きました。

領民に混じって石川家の家臣や関係者、他国の間者達や知識人も見学者に混じっていました。

「菊の紋章だぞ?」

「帝の紋章だぞ?」

「朝廷の官軍の軍旗じゃないのか?」

あちらこちらに声が上がりました。


「エイ!トウ!エイ!

エイ!トウ!エイ!

エイ!トウ!エイ!

エイ!トウ!エイ!」

立花家の軍勢が気合いの声をあげました。

徒歩の兵士は鮮やかな軍装に色鮮やかな陣羽織、騎馬の兵士達は色鮮やかな陣羽織、背中に紫紺のマントを羽織り、そのマントには黄金菊の紋章が鮮やかに輝いていました。


奥州遠征軍の行列は三芦城の南側、正門近くの北須川の周辺に集結しました。

石川晴光は正門前に整列して重臣一同と平伏して勅使の一行を迎えました。








立花家の奥州遠征軍は伊達稙宗を支援している石川晴光の領内に入り、伊達家の騒乱を鎮める最初の関門をひとつクリアする事になりました。

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