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戦国大河小説、立花家三代戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!武蔵国、府中から関東を制覇して、上杉謙信、織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1547年(天文16年)3月下旬〜4月上旬、いざ!奥州へ!

奥州伊達家の内乱が停戦状態になり、勅使と立花家が奥州方面に向かう準備が進みました。


史実では岩城重隆が1553年(天文22年)に伊達晴宗の長男を養子に迎えて岩城家の当主になります。

しかし、立花家が歴史に介入した事により時空の流れが代わり、伊達稙宗の次男が岩城家に養子に出されて岩城重隆が岩城家当主になりました。

日奉宗政が諸大名との停戦に漕ぎ着けたのは伊達家出身の岩城重隆の支援あっての快挙でした。

1547年(天文16年)3月下旬〜4月上旬


立花家一門の日奉宗政が奥州伊達家の内乱を抑え、停戦に漕ぎ着ける快挙を遂げました。

立花義秀は伊達家の内乱に介入する事を言い出した張本人、松千代を呼び出しました。


―府中城―

―立花義秀、松千代―


「お爺!聞いたよ!日奉の叔父様が伊達家の内乱を片付けちゃたらしいじゃん!」


「ぶははは!伊達親子の其々の陣営まで勅使の通行を認めて貰えば充分だったのに、諸大名を次々に説得して内乱を納めてしまったぞ!」


「凄いね!交渉力抜群じゃん!

諸大名を説得しながら伊達晴宗殿の陣営に乗り込むつもりだったけど…

岩城重隆殿が伊達家の出身だったのが幸いしたかな?」


「その通りだ!…まぁ恐らく岩城重隆殿は兄と父が戦う事に心を痛めていたに違いあるまい。

日奉宗政は岩城家の支援無くば停戦は実現出来なかったと報告して参ったぞ!」


「そうだよね。岩城家の働きはありがたかったよ!

お爺、これだけ協力的なら岩城重隆殿と同盟を組めそうだよ!」


「おぉ!そうだな?!岩城家とも縁組するのも考えて置かねばならんな?」


「伊達家に加えて岩城家と縁組出来れば将来の布石としては上出来だよ!」


「そうだな、この期を逃さず岩城家と縁組するぞ!

どの様な縁組にするか急ぎ検討するぞ!」


二人の目の前には北関東から南奥州の地図が広げられています。地図を見ながら考えを巡らせます。


「お爺、岩城家の小名浜湊に連れて行く兵力はどれくらいになるの?」


「立花家の本隊は3000、それから滝山大石家1000、青梅三田家1000、世田谷吉良家1000、

江戸太田家1000、木更津里見家1000、船橋高城家500、秩父藤田家500、合わせて8家の9000の軍勢と補給部隊1000で総計10000の遠征部隊だ!」


「お爺、凄い!手回し良い良いじゃん!

これなら奥州の諸大名に朝廷の威厳と立花家の存在を印象付けるに充分だよ!」


「ぶははは!松千代に尻を叩かれたからなぁ、同盟大名家に頼んだら喜んで協力してくれたぞ!

出発地は品川湊、六浦湊、木更津湊から分散して勝浦湊経由で岩城家の小名浜湊に集合する。我ら立花家は横浜湊から出航だ!」


やがて奥州遠征の準備が整い、3月28日早朝、立花義秀、松千代、鹿島政家、加賀美利久、万里小路頼房、烏丸義光らは大國魂神社に向かい、奥州遠征の無事を祈りに参拝しました。

参拝を終えると、大國魂神社正門前から領民に見送られて3000の軍勢は南下しました。


この日は4里(16キロ)先、町田の芹ヶ谷城に宿泊、翌29日に横浜湊に到着、31日に勝浦湊に停泊、そして4月1日早朝に出航すると夕刻には磐城国、小名浜湊に到着、4月2日、勅使、万里小路頼房、烏丸義光を伴い、立花義秀らの軍勢は小名浜湊から4里(16キロ)、岩城重隆の本拠地、大館城(別名飯野平城)に向かいました。


岩城家当主、岩城重隆は大館城の城下にて勅使と立花家の軍勢数千を出迎え、軍勢の大半は城下周辺に留まり、勅使と立花家、同盟大名家の諸将達が大館城に招かれました。


岩城重隆は勅使、万里小路頼房、烏丸義光、立花義秀を始め、立花家の同盟大名家の諸将を迎えて歓迎の宴を催し、近海で採れた海の幸が提供されて大いに盛り上がりました。

翌4月3日、岩城重隆と立花義秀は今後の事を確認する為に会談しました。


―磐城国、大館城― 

―岩城重隆(26歳)、立花義秀(57歳)―


「立花殿、此度は伊達家の内乱を納めて抱きまして、誠に感謝致します!

父の伊達稙宗、兄の伊達晴宗に成り代わり、深く御礼申し上げます!」

岩城重隆は頭を深く下げて感謝を示しました。


「岩城殿、そこ迄為さらずに頭を上げてくだい。

我が立花家は長い間、奥州の諸大名との交易のお陰で助けられて参りました。

少しばかりお手伝い出来ればと、朝廷にお願いした迄にございます」


立花義秀は謙虚な言葉で語りましたが、その謙虚な姿勢が岩城重隆の心に響きました。


「いえ、そこまで謙虚になさらなくても、凡その経緯は日奉宗政殿から伺っていました。

立花家が関東騒乱を招いた古河足利家、前橋上杉家と正義の為に戦い、朝廷からその戦い振りを評価されて叙任された事や、古河足利家、前橋上杉家に5年間の謹慎の勅命が下された事を伺いました。

奥州にも立花家の様な正義が通ればと思っておりました!」


「褒めすぎにございましょう。

関東に正義を通す為に戦っていたら仲間が増えたに過ぎません。全ては同盟大名家の協力があっての事にございます」


「立花殿!お願いがございます!

その同盟大名家の列に我が岩城家も加えて頂きたいと思います!」


「岩城殿?…立花家と同盟して下さるのか?」


「はい!是非ともお願い致します!」


「しかし、岩城殿は確か水戸の江戸家から嫁御を貰っていたはずですが?

江戸家が仕えている古河足利家と敵対する事になりますが、宜しいのですか?」


「構いません。江戸家から貰った嫁御は昨年亡くなり、既に喪が明けてございます。

何卒なにとぞ立花家から姫君を頂いて同盟の列に並ぶ事をお許し願います!

家来として仕えよ!と仰せならば立花家にお仕え致します!」


「わかった!岩城殿…その気持ちに応え、岩城家を同盟大名家の仲間に歓迎致しますぞ!

我が娘を今秋、10月に輿入れさせましょう。

ぶははは!婿殿!宜しく頼みますぞ!」


「ははっ!義父上!有難き幸せにございます!

こちらこそ宜しくお願い致します!」


「さて、婿殿、岩城家と立花家が縁組する事を直ぐに発表しても宜しいかな?」


「ははっ!既に重臣達には立花家に縁組を願う事、同盟に参加する事を知らせてございます故、心配はありません!」


「そうか、婿殿はなんとも手際良い事よ!

ぶははは!見事だ!

そうで無くば戦国の世は生き抜けぬ!

婿殿!民の安寧と正義の為に戦うぞ!

宜しいかな?」


「ははっ!義父上!お供させて頂きます!」


立花家が待望していた奥州遠征が始まりました。

驚く事に、岩城重隆が自ら進んで立花家との同盟を申し入れして来ました。

奥州遠征は幸先良いスタートになりました。

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