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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)3月上旬、暗殺未遂事件発生!翌日には上野山内上杉軍先鋒部隊が入間方面に現れる。先鋒部隊の目的は?

婚礼の最終日が狙われました。

警備が緩むまで待機していた刺客が狙ったのは?

①大石定久

②大石盛将

③百合姫

④立花将広

上野山内上杉、上杉憲正から命令されたのは①②③④の優先順位が有りました。

しかし、次期当主、立花義國が現れた事、

情報に無い人物が現れた事で、優先順位の確認ができません。


微妙な事が刺客の判断力を狂わせました。

ほんの少し、予想外の時間に五人が現れ、誰を優先順位にするか?確認出来ぬまま、迷いながら襲ってしまいました。


大石家、立花家に運があったようです。






1544年(天文13年)3月3日、婚礼の宴をぶち壊す刺客、暗殺未遂事件発生!

翌日、3月4日、入間に先鋒部隊二千が現れました。

大石定久、立花義國、軽症、無事のはずが発熱!弓矢の毒の疑い浮上しました。



■滝山城の将兵は上野山内上杉軍、入間に先鋒部隊二千が通過中の知らせに緊張が走ります。


■前日3月3日、立花義國から叔父、立花将広に相談を持ちかけました。弓矢の毒が回り、高熱出したと仮病を提案します。

次期当主が滝山城で刺客の毒矢で高熱発症、滝山城から出られぬと、敵に情報を与えれば、好機と判断して滝山城を強引に攻めるだろうと考えました。


さらに今なら大石家に立花家から与えてられた五千貫、少林寺に払われた六千貫の現金が滝山城内に有りと宣伝を提案すると


将広が笑い!「わかった!承知した!

今から大石定久殿に知らせてくる!」

と席を離れ、提案を聞いた定久は即了承しました。


「ならばわしも毒で発熱するわぃ!二人で熱出さねば敵を欺けぬょ。

後は滝山城の総大将を貴方に任せたいのだが?」などと呟く大石定久。


「ぶははは!いや!定久殿、適任者が居るさ、貴殿の養子、我が次男、大石盛将で無きゃならんぞ!

盛将の姿を見る将兵達の眼差しに熱い想いを感じる!

刺客から貴方を守った時から滝山城の兵士達の気持ちを掴んだようだ。

大石家を1つに纏めるなら総大将は盛将が最適、私は副将で良いでしょう。

滝山城に次期、立花家当主が毒に伏し、巨額の銭が有り!最高の餌が用意出来ましたぞ!

私が改築した南側の防御陣地に引き込み、殲滅してやりましょう!」


立花将広と大石定久の話が纏まりました。


■3月4日、午前中、大石定久、立花義國、毒矢の為床に伏しました。

仮病と知るのは、大石盛将、百合姫の他、わずかな人物のみです。


■昼過ぎ、滝山城から府中城に急報が送られました。

差出人は立花将広、嫡男立花義國から献策の内容を把握した当主、立花義秀、笑いを噛み締めた後に芝居を始めます。


顔を真っ赤に怒鳴る立花義秀…

「なんだとぉー!

昨日軽症!無事だったんじゃないのかぁー??

毒矢にやられただとぉー??

上杉憲政ぁー!汚ねぇー事しやがってぇー!

滝山城に医者を派遣しろー!!」


暫く演技すると、宿老、鹿島政家とわずかな近臣と密談に入いりました。


やがて、上野山内上杉軍の軍勢が青梅勝沼城の抑えとして羽村周辺に着陣した事が知らされました。

その軍勢は勝沼城から7キロあたりに陣地を設営中と判明しました。


■立花義秀は鹿島政家と近臣だけの部屋に大きな地図を広げています。


「よっしゃ!」と手を叩く義秀…

「あの軍勢は監視するだけだろうな?

補給路確保が目的か?

三田綱秀には守ってるだけで良し。敵が撤退する時だけ、好きなだけ叩け!と指示してある。狭山、入間方面の抜け道に詳しいからあの辺りの村、小領主、日和見してる奴らに追い剥ぎを奨励するように頼んだから、楽しみだな」

などと呟く立花義秀…


日没後、続報があり、上野山内上杉軍、一千が福生に着陣と知らされ、以前から鹿島政家の予測通りになりました。



翌日、3月5日、午前中に報告があり、上野山内上杉軍ニ千が福生の南、熊川辺りに布陣と知らせが入りました。


■拝島城(拝島大師辺り)の約1キロ付近■


義秀が呟きます。

「拝島城を押さえて滝山城近くの渡河地点確保、さらに補給路確保が狙いだな?

滝山城正面は多摩川、秋川の合流点先で水量が深いが、今の渇水季なら行ける!!

と感じてるだろうか?

鹿島政家の献策で滝山城正面付近は水中に輪っかを仕掛けてあるからなぁ。

漁師に工夫して貰い、転ぶだけだが、3月の多摩川舐めたらあかんぞぉ!

かなり水温低いからな!」(笑)

楽しげに笑う義秀でした。


さらに鹿島政家の献策で入間、狭山から来る上杉軍の街道筋に細工します。

小さな穴を掘り、道の案内板に間違った情報を表示しています。

地味に行列の進軍を邪魔して、疲れさせる策を実施しました。


■立花義秀、鹿島政家■

「さて、まだ川越方面、武蔵扇谷上杉軍はまだ動かないのか?」


「臆病ですから、滝山城の知らせを待ってゆっくり来るでしょう。

明日あたり、先鋒がどちらかに向かうでしょう」




さて、明日はどんな展開が?






宿老筆頭、鹿島政家の献策が効果ありそうです。


滝山城の様子は?


川越方面の動きは?


ワクワク楽しみです。

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