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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1546年(天文15年)4月16日、立花将広、軍勢を率いて茂原城方面へ移動します。

市原城周辺の戦いに決着をつけて、立花将広が次の戦場に向かう為、茂原城に移動しました。

1546年(天文15年)4月16日


─早朝、市原城─


市原城周辺の戦いは立花将広の軍勢が現れて圧倒的な威力で下総公方軍を駆逐しました。

昨日は下総公方家筆頭宿老、梁田直助と立花将広の直接交渉で暫定和平が成立しました。


下総公方家と上総公方家の国境の確定作業が終わるまでの暫定的停戦が実現しました。

古河公方家の傘下の下総公方家は古河公方家の指示で戦いを始めました。

勝手に戦いを停止したり、和議を結ぶのは逸脱行為になります。


下総公方家筆頭宿老、梁田直助の立場を考慮して暫定的停戦の名目で当分の間、戦闘停止状態を目論んだのが立花将広のやり方です。

これで市原城周辺、永田城から東金城に広がる戦場が停戦となり、余剰兵力を上総国南部、安房国の里見家反乱軍の制圧に向ける事が可能になりました。


上総公方家の警護を担当する立花家駐留軍、主将、奥住利政と立花将広は今後の方針を検討しました。


①、市原城の東1里(4キロ)の交通の要衝、潤井戸に新しい城を築城する。


②潤井戸からさらに1里強(6キロ)の立山城との中間の要衝、瀬又に築城する。


③市原城周辺の戦いで負傷した敵方の兵士は回復するまで預かり、ラーメン、麻婆豆腐、餃子、回鍋肉、豚丼、豚汁、トンカツ等旨い食事と清酒、焼酎を与え、上総公方家、立花家の食文化を通じて印象工作を実施、将来、上総公方家、立花家に仕えたいと思わせる。


④上総公方家護衛の立花家駐留軍から楢島正臣の軍勢2000、久良岐康國の2000を立花将広に託し、上総国南部、安房国の反乱軍制圧に向かう。


検討が終わると市原周辺を奥住利政に託し、立花将広は軍勢を率いて茂原方面に向かいました。

潤井戸から茂原街道を南東に進み、午後14時過ぎに茂原城に到着しました。


大網城方面から東金城を警戒していた新納勢は茂原城に呼ばれて合流しました。

立花将広は新納忠義に市原城の戦いに勝利して国境の策定から暫定的停戦の経緯を伝えました。

新納忠義からは東金城の最近の様子が報告されました。

市原城の戦いに下総公方軍が大敗、小弓城に退却した事が知らされ、落ちていた士気が更に低下した事が判明しました。



─立花将広、新納忠義─


「将広様、言い付け通り、東金城に出入りさせた商人の手で東金城に毎日酒を配り、将兵の様子を探りました。

既に戦う気力を失っており、軍勢も5000ほどが残るに過ぎません。」

下総公方家の宿老、梁田直助から停戦命令が届き、和平成立の知らせが入り、国へ帰れると喜んでおりました。」


「そうか、留守中ご苦労であった。

さて、忠義、退屈だったろう。

軍勢を再編して上総国南部、安房国の反乱軍鎮圧に向かうぞ!

お主にも軍勢を指揮してもらうぞ!」


「はい、有り難うございます。

少々退屈しておりました。」


「では、夕飯を済ませたら軍議を開くぞ!」


「はい、将広様、お酒は控えめにお願い致します。(笑)」


かなり呑む事がわかってるので、忠義は二日酔いにならぬ程度にと祈る気持ちで釘を差しました。







次の戦場は上総国南部と安房国の反乱軍が相手になります。

房総半島の戦いは後半戦に向かいます。

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