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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1546年(天文15年)4月9日、立花将広、反撃開始!

上総国の要衝、茂原城を狙う古河公方に立花将広が里見勢を従えて反撃します。


古河公方軍は退却して包囲する策を張りますが、勝負は如何に?

1546年(天文15年)4月9日~


─茂原城─


前日の夕方に到着した立花将広は上総南部、万喜城の様子が気になりました。

万喜城の西10キロ、大多喜城に配置した里見家次席宿老、正木時重が反乱軍側に寝返り、上総南部の要衝、万喜城が危機にあります。万喜城は里見家当主、里見義堯の義父、序列三位の宿老、土岐為頼が守りますが、ここが攻略されると反乱軍7000が北上して茂原城を狙う可能性があります。


反乱軍が茂原に迫ると北と南から挟まれ、圧倒的に不利になります。

そこで、里見家の兵士に道案内を頼み、鴨下直時に軍勢1000を任せて万喜城の支援に派遣する事にしました。


9日早朝、鴨下直英の軍勢1000は南へ凡そ20キロの万喜城に向けて出発しました。


茂原城周辺から里見義堯の軍勢3000、里見義弘の軍勢2000が北西に4キロ先の真名城方面に向かいます。真名城の先に布陣する佐竹義廉の軍勢4000と対決します。


新納忠義の軍勢6000は茂原城から北東に5キロの本納城に向かいます。

本納城の先に布陣する一色直頼の軍勢6000と対決します。


立花将大広の軍勢は茂原城の北、4キロの鞘戸城に向かいます。

鞘戸城の先に布陣する結城勢4000と対決します。


午前10時過ぎから両軍の戦いが始まりました。真名城の北側で里見親子の軍勢5000と佐竹義廉の4000が激突、一進一退の戦いが始まりました。

立花将広の軍勢5000は鞘戸城の北にて結城勢4000と激突しました。

緒戦から弓部隊の連射に苦しみ、結城勢が劣勢でした。立花将広の軍勢は弓部隊と長槍部隊の連携で結城勢を圧倒、西隣の戦場の佐竹勢の背後に騎馬兵200騎を派遣、腹背から弓の連射で佐竹勢を崩し、里見親子の軍勢を支援しました。


佐竹勢は崩れて後退します。

里見親子の軍勢は追撃します。

ほど良く追撃した処、立花将広から深追いせず、停止して周囲を支配地域として確保する事を提案しました。

深追いして反撃されるのを防ぎ、進出した場所の周囲に布陣して、後方の陣地から必要な物資を移動させます。真名城の北、2キロ地点に陣地を構える事にしました。


立花将広の軍勢も結城勢を撃退して鞘戸城の北、1キロに陣地を構えました。

後方の陣地から必要物資を移動します。


新納忠義の軍勢6000は本納城の北1キロの戦場で一色直頼の軍勢6000と戦い優勢に勝利すると追撃を控え、本納城の北1キロに陣地を構えました。


古河公方軍側の策は立花、里見の軍勢を引き込み、退却を偽装して包囲反撃するつもりでしたが、立花、里見親子の軍勢は誘いに乗りませんでした。

里見親子の軍勢は佐竹勢を撃退して里見義弘の初陣を勝利で飾りました。


夕刻、里見義堯が立花将広の本陣を訪ねて来ました。

─立花将広、里見義堯─


「立花殿、ご配慮頂き、嫡男、里見義弘が見事に初陣を飾り、常陸国を代表する佐竹勢を撃退、勝利を飾りました。

立花家の支援が無ければ今頃、里見家は滅んでおりました。

全ては立花家のご配慮の賜物、里見家は未来永劫、このご恩を忘れません。」


「里見殿、立花家は縁を大切にします。仲間から助けを求められたら決して見捨てません。

里見家は時期当主、立花義國のご正室のご実家です。全力で支援するのは当然です。

上総国、安房国を安心して任せられるのは里見家以外にありません。」


「立花殿、里見家を代表して感謝申し上げます。窮地を救って頂き誠に感謝申し上げます!」


「そこで、里見殿、間も無く上総公方家の支援軍から平山広季(ひらやまひろすえ)の2000の軍勢が到着します。

里見殿の3000と合流して5000の軍勢で南へ5里(20キロ)の大多喜城を攻撃しては如何であろうか?

東の久留里城に配置した吉良頼貞の軍勢4000が合流出来ます。

9000の軍勢で反乱軍の要衝、大多喜城を降し、万喜城を守る土岐勢を救えると思いますが?」


「なんと、そこまで配慮頂けるとは…是非大多喜城攻めをやらせて頂きます!」


「それでは、里見殿、ご安心あれ、万喜城の救援には既に鴨下直英の軍勢1000が到着しております。

貴殿の軍勢は久留里城の我が手勢、吉良頼貞の軍勢4000と協力して大多喜城の攻略と万喜城の救援をお願いいたします。

作戦は全て里見殿の裁量にお任せいたします。万喜城主、土岐為頼殿は貴方のご正室の父君です。反乱軍を退治して名声を挙げられます様願っております!

嫡男、義弘殿は我が息子、頼将が側でお世話します故、ご心配要りません。」


「立花殿、お礼の申し上げ様もございません。

必ず反乱軍を制圧して参ります!」



明日、里見義堯は平山広季の軍勢と合流して南へ移動、大多喜城攻略に向かう事になりました。












古河公方軍の退却包囲策は不発に終わりました。立花将広は次の打開策に大多喜城攻略を考えました。

古河公方軍の優勢な安房国、上総国の国境の戦況を逆転出来るでしょうか?

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