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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1546年(天文15年)4月8日、立花将広の率いる軍勢は茂原城に到着、反撃開始!?

立花将広は木更津城から茂原城まで35キロの移動で疲労するのを避けて2日の行程を組ました。

1546年(天文15年)4月8日~


木更津城を出発した立花将広、里見親子の軍勢は2日掛けておよそ35キロを移動して4月8日夕方に茂原城に到着しました。

立花軍の援軍が現れた事に気付いた古河公方軍は攻撃を中止して軍勢を撤収しました。



─茂原城─


茂原城に派遣された新納忠義の軍勢6000は古河公方軍14000を相手に数日奮闘しています。

古河公方軍は茂原城攻略を目指して支城の3ヵ所の城を攻撃していました。


真名城→佐竹義廉(さたけよしかど)4000

鞘戸城→結城、酒井勢4000

本納城→一色直頼6000


新納忠義の軍勢は茂原城から3ヵ所の城に援軍を出して巧みな支援攻撃で寄せ手を撃退していました。

真名城←茂原城の北西4キロ

鞘戸城←茂原城の北4キロ

本納城←茂原城の北東5キロ


─立花将広、新納忠義─



「忠義、6000で14000を翻弄した腕前は見事だ!将兵は疲れただろう?

明日は後方に下がり、休息させるか?」


「いえ、将広様、本納城の支援に絞れば未だ十分に戦えます。真名城と鞘戸城の支援をお願い致します!」


「わかった!真名城は里見親子の軍勢に5000を与えて支援させる。鞘戸城は俺の軍勢6000が支援するそ!

敵の軍勢が崩れたら深追いはするな!

我らはここの地理に疎い故、適度に切りあげるのだ。釣り出されて包囲されるのが一番不味いからな。」


「はい、承知致しました。お任せ下さい!」


新納勢は真名城、鞘戸城の援軍を撤収、全軍6000を明日から本納城の支援に向かいました。


義秀は里見親子に軍勢を提供します。

明日の戦いには里見義堯3000の軍勢と里見義弘2000の軍勢に茂原城の北西4キロの真名城に向かわせます。

16歳の里見義弘は初陣です。

立花将広の嫡男、立花頼将が初陣の介添人として補佐します。


立花将広の軍勢6000が茂原城の北4キロの鞘戸城に向かいます。


─永田城、古河公方軍本陣─

茂原城から10キロ離れた永田城にて、兄弟で相談しています。


─一色直頼、一色直弘─


「兄上!斥候部隊から敵方の援軍およそ10000が到着したと知らせが入りました。

敵は攻勢に転じるかもしれません。」


「直弘、敵を引き込み、海側の脇道から別動隊を迂回させて腹背を突いてやるか?」


地元の地理を知る酒井勢の案内人が導けば退却を偽装して包囲戦に引き込む事が可能です。一色勢は退却包囲戦を目論見ます。



本納城を連日攻撃していた一色勢は立花将広の援軍を警戒して本納城の攻撃を控え、陣形を守備的な備えに替えて城から少し離れて備えを固めました。


鞘戸城を攻撃している結城、酒井勢や真名城を攻撃する佐竹勢にも援軍来襲を伝えました。


明日からの戦いに備え、守備的陣形に替えて退却を偽装して包囲に転じ、各個撃破を指令しました。







古河公方軍が14000、立花将広の率いる軍勢は17000、明日は決戦です。

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