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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1546年(天文15年)3月上旬、下総公方家創設?!

古河公方家の司令塔、梁田高助が上総公方家に対抗して下総公方家を創設します。

1546年(天文15年)3月上旬


─古河公方家、古河城─

─足利晴氏、梁田高助─

大きな関東の地図を広げ、梁田高助が晴氏に今後の古河公方家の戦略を語ります。


「公方様、昨年は常陸国の最大勢力の佐竹を下し、古河公方家は240万石の勢力になりました。ご覧下さい。」


─古河公方家の勢力範囲─


下野国、上野国、下総国7割、上総国4割

常陸国、武蔵国5割、推定240万石、

推定兵力72000

赤色に古河公方家の勢力範囲を示す地図を見せました。


「ほぉ、そうだな、高助、関東最大勢力なんだな、気持ちが良いぞ!」


「公方様、こちらが敵対する立花家と、同盟してる大名家の勢力範囲です。」


─立花家の同盟大名家を含む勢力範囲─


武蔵国5割、下総国3割、上総国6割、安房国、相模国、伊豆国、駿河国3割、甲斐国、

信濃国2割、推定120万石

青色に立花家と、同盟大名家の勢力範囲を見せました。


「高助、立花家は我らの半分じゃないか?

それなのに立花家は何で我ら以上の大軍を出せるんだ?石高は30万石ほどなんだろ?

普通に考えたら同盟大名達の兵力を足しても、推定兵力36000ほどだろう?」


「公方様、立花家は品川湊、横浜湊、六浦湊の莫大な交易収入が200万石に相当する収入が有るらしいのです。多数の兵士を銭雇いにしています。土地や石高に左右されず、訓練された常備軍に年間数回訓練を受ける予備役の軍勢が加わると我が古河公方家の兵力を上回る様です。」


「高助、立花家に武田家、北条家の軍勢が加わるとやばいじゃないか?」


「公方様、武田家は駿河国、遠江国の太守、今川家と国境で対立し、さらに信濃国に侵略しており、立花家に援軍を出す余裕はありません。北条家は富士川を境に今川家と度々交戦中で、立花家に援軍となると精々3000が限度と思われ、影響は少ないと考えております。」


「高助、立花家と直接対決しながら、古河公方家は小弓公方家をの領地の大半を手に入れ、岩槻太田家を服属させて、常陸国の佐竹を服属させた。実質立花家よりも古河公方の勢力範囲が毎年拡大してるじゃないか?

今年はこれからどーするんだ?

前橋上杉家の家臣、鉢形藤田家が立花家に狙われてるらしいじゃないか?」


「公方様、鉢形藤田家は立花家の軍勢を引き付けて貰います。立花家の最大の狙いは川越城でしょう。川越上杉家は現在、川越城の周囲に4つの砦を築いております。完成次第、古河公方家の軍勢を援軍に派遣します。

川越城を難攻不落の守備力に引き上げます。」


「そうか、それなら立花家の主力が川越城を攻撃しても、勝てそうだな?」


「公方様、川越城の強化の他に仕掛けがございます。小弓公方家を壊滅させた後、残党が市原の南へ退避して上総公方家を名乗っております。里見家、立花家が支援しており、反撃して来る恐れがあります。

そこで拡張工事を完了した小弓城に新たな公方家を創設します。公方様の弟、足利晴宗様を下総公方様として即位して頂きます!」


「下総公方家?ぶはははは!弟の晴宗が公方になるのか?」


「はい、弟君に分家として古河公方家の為に働いて頂きます。我が弟、梁田直助を筆頭宿老として補佐いたします。」


「晴宗は家来が少ないが大丈夫なのか?」


「すでに古河公方家の重臣から選んだ若手を中心に選抜が済んでおります。今月の中旬には小弓城に派遣します。古河城にて任命式を行い、古河公方様のご分家として発足する事を世間に知らせます。旗本の軍勢1000、常陸国の大掾正興の2000、佐竹勢1000を従えて小弓城に赴任します。

下総公方家の軍勢の主力はこの4000になります。これに本佐倉の千葉家の軍勢12000が支援に当たります。

これで里見家、立花家が支援する上総公方家の兵力を上回り、対抗出来ます。」


「高助?下総西部の高城家が厄介なんじゃないのか?」


「公方様、下総西部の高城家は北に位置する常陸国の軍勢が抑えます。」


「そうか、ならば大丈夫だな?高助に任せるから頼むぞ!」




古河公方家は立花家と対抗する為、コツコツ努力しています。

次の直接対決はいつになるのでしょうか?

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