表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

155/466

1545年(天文14年)4月下旬、近衛中将府設立の波及効果は?

近衛中将府の在り方は軍事優勢では無く、内政重視の方針です。府中に派遣された人々から様々な形で府中の文化が関東に広がります。

1545年(天文14年)4月下旬


近衛中将府の役割は関東の静謐、民の安寧の為に設立されました。

立花家を中心に同盟大名家が協力します。


同盟大名家の支配領域は信濃国の一部、甲斐国、相模国、駿河の一部、武蔵国半国、下総の一部、上総国の大半と安房国、令和の時代なら長野県の25%、山梨県、神奈川県、静岡県の30%、東京都、埼玉県の20%、千葉県の50%が支配領域になります。


近衛中将府が広大な領域の行政に関わります。主権は同盟大名家にありますが、近衛中将府が助言して改善を促します。

立花家の税制は四公六民です。

北条家は同じく四公六民ですが、同盟大名家の大半が六公四民です。立花家が補助金を出す事で五公五民に移行します。同盟大名家が納得すれば、次の段階で四公六民に移行する事になりました。


同盟大名家は立花家から国家予算の組み方を学びます。帳簿の記録方式や経理関連の指導を受けて無駄を見つけて省き、健全な財政を目指します。立花家の財政管理の方式は次期立花家当主、立花義國が前世から持ち込んだ経理知識から産み出されました。前世で大手銀行の取締役で培った経営手腕が生かされています。


近衛中将府で同盟大名家は立花家の領国経営、行政方式を学びます。立花領の各地を周り、城下町の管理、法律の整備、裁判の方式、農村の管理、農業振興策、道路整備、管理方法を学びます。同盟大名家は府中に多数の人材を派遣して学びました。


─甲斐国、武田家─

─武田晴信、武田信繁─

武田信繁は予定を伸ばして府中に滞在しました。希望すればどこでも視察が出来ました。立花家の領国は甲斐国に比べて遥かに裕福な国であると刺激を受けて帰国しています。


「信繁、立花家の近衛中将府とは不思議な存在の様だな?軍事力で同盟大名家を従わせるのでは無く、領国経営や管理の在り方を学ばせてくれているじゃないか?」


「兄上、まず、立花家は庶民の服装からして甲斐国の民と比べ物にならぬ程に綺麗な身なりをしています。農民も小綺麗で、米作りに頼らず、蕎麦、小麦、さつま芋、大根、玉ねぎ、長ネギ、菜花、のらぼう菜、セリなどいくつも栽培して店を開き、自由に販売が許されます。さらに料理を出す店を持つ農民もおります。田んぼや池に鯰やドジョウ、すっぽんの養殖をする農民もいます。豚や鹿を育て、肉を売り、食事させる焼肉店を持つ農民もおりました。農民が商売出来る仕組が驚きです。」


「信繁、立花家のやり方を学べば我が甲斐国も少しずつ裕福になれるかもしれぬ、お前は立花家から嫁を貰い、立花家に優遇される身分だ。これからも度々府中を訪問して友好を、深めてくれ。」


「はい、兄上、府中の街には驚くばかりで又行きたくなります。

庶民が食べてるラーメン、餃子に炒飯、焼そば、お好み焼き、たこ焼きなど、驚くほど旨いのです。

未だ食べていない物もたくさんあります。機会がありましたら是非府中に行かせてください。」


「そうか、我が甲斐国の庶民が当たり前にラーメンとやら、府中の庶民と同じ物を食べれられる様にしないといかんな?」


「はい、兄上、甲斐国を豊にしましょう!」


─小田原北条家─

─北条氏康、北条玄庵─

北条玄庵も予定を伸ばして府中に滞在しました。街に繰り出してせり鍋、すっぽん鍋、ドジョウ鍋、焼肉などを堪能して帰国しました。


「叔父上、府中の街を堪能した様ですが、よほど楽しかった様ですね?」


「あぁ、久々の府中は随分発展したからな、道は広くなり石畳の舗装された道を10人乗りから20人乗りの馬車が街中を行き交い、庶民達が住まいと府中の街を移動するのだ、料金が安くて決まった道を走り、屋根付きの停留所で座りながら待っていれば頻繁に馬車が来てくれるのだ。小田原にも導入したいが、道路を石畳にしないとならんなぁ。近衛中将府を通じて石畳の舗装をお願いしてみるのも

良いかもしれぬなぁ?」


「叔父上、小田原の街の発展の為なら石畳の舗装にして、府中の街に習い、馬車を走らせましょう!」


「それは楽しみだ、雨でぬかるむ道から解放されたら小田原の庶民達が喜ぶぞ!」


「叔父上、近衛中将府設立の目的は関東の静謐と民の安寧の為とありますが、立花家から軍事的圧力を感じましたか?」


「それがなぁ、軍事的な事で要求は何も無かったのだ。他の大名家に聞いたが、何も無いそうだ。」


「叔父上、立花家は上総公方家、里見家からの要請に答えて南上総城周辺に援軍を5000、高城家の援軍に松戸、鎌ヶ谷に8000、江戸太田家の足立方面の援軍に8000ほど支援してると聞いております。」


「氏康、軍事的要請が無いのは武田家と北条家に配慮した事もあるだろ。武田家は信濃国を制覇するまでは立花家、今川と敵対を避けるはず、信濃国を制覇した時に今川を攻めるに違いない。我らはその時に駿河半国を頂くぞ!」


「叔父上、立花家と境川、相模川の用水路開発の共同事業が始まりました。これが軌道に乗れば酒匂川から小田原周辺の用水路開発を始めます。完成したら相模国の米や食料の生産が飛躍的に増えます。」


「氏康、立花家の泥酔軍師、将広殿が相模国は用水路を作れば40万から50万石になると申しておったぞ。」


「叔父上、夢が広がります。期待しましょう。」

武田家、北条家の文化に府中の文化が良い影響を与えそうです。武田家は史実より早く信濃国を制覇するかもしれません。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ