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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1545年(天文14年)4月、府中の街に桜が満開になりました。

春、桜が満開で府中の街が平和で花見を楽しむ人々に溢れています。

桜巡りの観光馬車が人気です。

1545年(天文14年)4月上旬


─府中─

昨年の3月から4月は戦いの連続でした。梅の花や桜の花を楽しむ事無く、厳しい戦いを切り抜けました。今年の春は梅の花の香りを楽しみ、桜を愛でる時間がありました。


立花家では義秀が長年山桜を集め、府中の街や領内各地の城や街中に植林を続けました。

この頃の桜はソメイヨシノが存在せず、山桜を掛け合わせ、少しずつ華やかな品種が産まれています。


今年は立花家領内各地で桜祭りが行われました。

桜の開花に合わせて3日間、城下町や神社やお寺など、地域ごとに開かれます。領内には多数の公園があり、桜が咲いて領民の憩いの場所になっています。


公園では敷物を引き、家族や親戚、友人を誘い、酒や手料理を持ち込み楽しみます。

屋台なども集まり、手ぶらで訪れても楽しめる用意もありました。

府中の街の主要な街道や一般道路は青梅の三田家から輸入する石灰と多摩川の砂利と粘土、灰を混ぜた石畳で舗装されています。


石畳の舗装された道を桜を見ながら10人~20人乗りの馬車で街を巡るお花見観光も大好評です。甲州街道、府中街道、国分寺街道、品川街道等に桜が咲いて領民達は家族や仲間と馬車で桜を楽しみました。


府中の街の周辺には多摩川、野川から分水した用水路が流れます。用水路の回りに桜が満開、その下には菜の花が咲いて桜の桃色、菜の花の黄色が鮮やかに映ります。

─府中城天守閣展望台─

─立花義秀、松千代─

「どうだ、松千代、桜が満開だぞ!俺が府中の街にたくさん桜を植林したんだぞ!スゴいだろう?」


「お爺ぃー!すごーい!」


「府中の町並みは碁盤の目の様にして、京都みたいにしてみたら管理がしやすい良い街になったからな、小金井街道、国分寺街道を真っ直ぐに作り替えたら街割りがスッキリしてなぁ、住所が解りやすくなって郵便が使えるようになったんだぞ!」


「お爺ぃー!すごーい!それならさ宅配便が出来るよね?」


「おぉー!そうだな?松千代、良い事教えてくれたなぁ、宅配便かぁ!?気がつかんかったわ!」

「これは良いぞ!宅配便をやるぞ!ならば、商務奉行と相談して宅配業者を育成しなきゃならんな」


「お爺、同盟大名家のさぁ、良い物を府中のみんなのお家に届けるとみーんな喜ぶでしょ?」


「あーっ!それだ!同盟大名家の自慢の品を物産展で選んだら、府中の民は宅配便で家に届く!」

「凄いぞ松千代!大名家も府中の民も喜ぶじゃないか?」


「お爺、同盟大名家から送る時、どーするか手伝わなきゃダメだよ。宅配便の知識無いからね。」


「あーっ!それだ!わかった!松千代!遠距離輸送の手段、中継地を備えたり、管理してやらないといかんなぁ、ぶはははは!松千代は俺の軍師だな?」


「お爺、ゆっくり少しずつ、お試しをしてからやらなきゃダメ、しっかり約束事を決めてやらないともめちゃうよ。1日に何件まで、とか練習するのがいいょ。」


「わかった!松千代の言う通りにする。1日に受け付ける件数を限って練習する!練習して慣れたら件数を増やす!これで良いな?」


「お爺、正解だょ。慣れたら府中から小金井、国分寺、とか、八王子まで宅配便出来る様に大きくすればいいんだょ。」


「わかった!府中でしっかり出来てから少しずつ遠くに宅配出来るようにすれば良いのだな?」


「お爺、それで良し!宅配便があたりまえになったら、みんなが喜ぶょ。」

「お爺、そろそろぉ、この時代に作りたいものあるょ。」


「松千代?なんだ?お城か?まだ早いがな?」


「ぎゃははは!お爺、また、こんどまで内緒だょ!」


「だははは!じゃぁ今度教えてくれたら作ってやる!」


祖父と孫の会話ですが、宅配便の事業が軌道に乗れば凄い商売になるかもしれません。



孫の松千代が宅配便を考えました。

実現に向けて祖父が動きます。


お爺が松千代の手のひらで転がります。

(笑)

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