1544年(天文13年)12月初旬、堺から立花家代表達一行が帰国しました。
堺から横浜に到着した立花家の代表達が府中に戻ります。たくさんの領民が迎えます。
1544年(天文13年)12月初旬、
─府中城─
前日、堺から横浜に到着した一行から帝から綸旨を賜り、誓願は認可されたと急報が入りました。
府中から横浜に迎えの騎馬200を向かわせました。代表一行は横浜に宿泊。
翌日、関戸城(多摩市)迄、迎えの軍勢1000を仕立て、代表一行と合流、府中城に向かいます。
領民にお祝いの出迎えを要請すると大國魂神社前から府中城まで多数の領民が歓声と拍手で行列を迎えます。帝から綸旨を戴き、朝廷から立花家に大きな任務を任されたと聞きつけて領民が興奮していました。行列は歓呼に包まれて府中城に入りました。
─府中城─
立花義秀はご老公様を出迎えると手を取って感謝を述べました。
本丸御殿の広間にて宿老、鹿島政家から報告を受けて、帝からの綸旨と朝廷からの書状を受け取りました。
義秀は改めてご老公様に頭を下げて感謝を表しました。
鹿島政家から仔細を聞くと、ご老公が堺に出向いた効果は絶大だったと判明します。
面識のある近衛家の奉行が奔走して、奇跡的に帝、後奈良天皇から綸旨を戴き、短期間に朝廷から認可が降りました。
「ご老公様、帝から綸旨まで戴き、夢を見てる様です!」
「義秀、これはなぁ、頭の中に大神様の声が聞こえたのだ!上方へ行きなさい!とな、だから大神様の意思なのだ!余り気にするな!」
「はい、感謝申し上げます!」
立花義秀が頭を下げて感謝を表し、その場に居合わせた家臣一同が平伏しました。
そこに松千代が現れます。
「お爺さま!お帰りなさーい!つかれてないですか?いっしょにお風呂にはいりますか?」
「ぶはははは!わしの最高のご褒美は松千代と風呂に入る事だ!」
「義秀、府中城自慢の露天風呂に松千代と入って参るぞ!」
松千代が案内して退出するご老公様は松千代と談笑しながら露天風呂に向かいました。
帝から綸旨を戴きました。朝廷からも誓願を認めて貰いました。
近衛政中将府開設に動きます。




