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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)11月初旬、立花家の代表とご老公様が堺へ向かいます

立花家の代表達が堺へ向かいます。

朝廷からの認可を得られるでしょうか?

1544年(天文13年)11月上旬、


立花家は武蔵守護代、近衛中将府開設の申請の為、5日で準備を整えました。季節や航路、日程を考えて、出発地を横浜湊に決めました。立花家の代表とご老公様含む50名が堺に向かいます。4隻の船に貢物と護衛の兵士が付き添います。


横浜湊から出発した船団は7日後に堺に到着しました。

堺の商館にて皇室、近衛家、九条家の奉行と対面しました。


立花家から立花義國、筆頭宿老、鹿島政家、猿渡盛胤のご老公様が賓客のもてなしを受けました。

皇室、、近衛家、九条家の奉行に宿老、鹿島政家から堺に来た経緯を説明して、貢物を披露しました。


立花家次期当主、筆頭宿老、さらには大國魂神社の大宮司家の先代当主の来訪です。近衛家の奉行とご老公様は面識があり、昔の話しをなされて場が和みました。

近衛中将府開設の申請について、鹿島政家から奉行に請願書を申請する理由を説明しました。


奉行達は理解を示し、立花家の請願書、ご老公様の書状を添えて近衛家の奉行自身が都へ向かい、返答を待つ事になりました。


立花家の代表達は請願書の返答を待つ間、堺の街を見物しました。

外国船の出入りが有り、立花家の最大の湊、品川湊より大きな商港です。


立花家次期当主、義國は品川湊、横浜湊、六浦湊を前世で知っている港と呼べる規模にしたいと考えました。


堺の大商人の蔵や人足が働く姿を見学したり、多数の商店を見学して日々を過ごしました。

上方風の割烹や庶民が食べる食堂、雑貨屋、武具店、茶道具や衣服を扱う店は上流階級御用達の店から武家専用の店、庶民向けの店や古着を扱う店など、府中とは別の世界を日々見学して過ごしました。


奉行からの紹介であちこち案内を受けて男女の身分別の趣味、趣向や流行り物を見て周り、芝居見物や茶人から茶の湯指導を受けたり、上方の風景を楽しむ毎日が続きました。


やがて8日後、近衛家の奉行から帝から綸旨を賜り、朝廷から請願は認可されたと知らされました。


長年に渡り、皇室、近衛家、九条家の荘園と牧を守り、年貢を届けた誠意が通じました。


朝廷の安定が立花家の守り抜いた荘園と牧があったからこそと評価され、帝から特別な許しが降りました。

帝からの綸旨は関東静謐の為に立花家に軍事行動を許す聖なる書状です。近衛中将府にお墨付きを戴く事になります。


近衛中将府の開設にあたり、朝廷から注意点がありました。

立花家の武蔵守護代職は鎌倉幕府討伐の戦功として後醍醐天皇から与えられていますが、その後は室町幕府が守護代職の任命権を持っています。幕府を刺激しない事を求められました。


ごご老公さまが悟られました。

「義國、武蔵守護代の名前は目立ち過ぎるかな?武蔵守護代、近衛中将府ではダメらしい。単なる近衛中将府が無難とのご内意だな?」


「はい、近衛中将府の名称に致しましょう。」


帝から綸旨を戴き、朝廷から近衛中将府開設の認可を受け取り、立花家の代表達は堺から府中に向かいました。


12月初旬、立花家の代表達は府中に帰国しました。



立花家に帝から綸旨が与えられ、朝廷から近衛中将府の開設が許されました。


立花家が帝、朝廷から信頼されてる証でした。

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