1543年(天文12年)10月、松千代、新規事業を閃く!
品川湊から交易品が盛んに輸出され、人気のゲーム以外の商品も売上好調となりました。
奥州や蝦夷地(北海道)の湊から仕入れた海産物を伊勢神宮、泉州堺、薩摩鹿児島に販売すると高額で買い入れもらえます。
空になった船は伊勢神宮、泉州堺、薩摩鹿児島の名産品を大量に買い付けて喜ばれます。
ウインウインの関係です。
湊に入港する際や出向する際に、太鼓と合唱部隊が君が代斉唱、サッカー応援のパクり
ダダダン!ニッポン!
ダダダン!ニッポン!
おーにぃーぃー!っぽぉーん!
にぃーぃー!っぽぉーん!
にぃーぃー!っぽぉーん!
にぃーぃー!っぽぉーん!
へい!へい!へい!へい!
必ず儀式やっちゃいます。
これが好評でした。これで現地の皆さんの印象が良くなり、商売繁昌になりました。
前話で松千代が祖父義秀に提案→立花家の歴史を芝居にする件ですが、立花家宿老(家老)五名全員を集めて意見を練り上げました。慎重な義秀は商務奉行三名にも具体案を出させて練り上げてます。
宿老(家老)
鹿島政家→白糸城城主
本多広孝→国分寺城城主
佐伯勝長→関戸城城主
奥住利政→高幡城城主
瀬沼寿勝→片倉城城主
商務奉行
相澤信孝
富澤正則
田村長寿
宿老五名は立花家創立時からの譜代の重臣、府中城下に商店を持つ商人でもあり、地域の大地主でもある。令和の時代にも多摩地域の大地主である。
商務奉行三名は武蔵、甲斐、相模、安房、上総に店舗網持つ大商人、大地主である。
品川湊からの交易にも携わり、横浜湊、六浦湊を開設した敏腕です。
「1543年(天文12年)10月、松千代3歳5ヶ月、
何をやり出すのかなー?」
1543年(天文12年)10月
松千代が発案したお芝居が始まる事になりました。
祖父義秀が宿老、商務奉行と練り上げ、宣伝戦略を煮詰めました。
会議中、松千代が現れました。
お爺ぃー!あのねぇー!おしばいみてくれたひとにぃー!ごしゅいんあげるのー!
みてくれたら、おれいにさぁ、あげたらうれしーでしょ。
おしばいのこやにぃー。
おみやげやさんつくるのー。
それからぁー。おおくにたまのおおかみさまにおまいりしておふだかったらぁー。
たすけてあげる
いつでもだれでもたすけてあげる、おふだをつくるのぉー!おぶけさんと、ふつうのひとも、こまってるひとみーんなたすけるおふだつくるのー!
おおかみさまにたのまれたのー?ゆめのなかでたのまれたのー!
こまってるひとがぁー!
おふだもってきたらぁ、おおかみさまとぉー、お爺がたすけるのー!
おみやげのおみせと、おおくにたまじんじゃでー!たすけるおふだもってきたらたすけるのー!
ん、んん!ん、ん!?
わかったぞー!!松千代凄いぞー!
ここに居る宿老五名、商務奉行三名が気がつかぬ妙手を考えよった!だはははは!
─祖父、義秀以外全員理解不能です
あのなー、松千代が申したのは、芝居を見に来た観客が入場券買ってくれたらお礼に大國魂神社の御朱印を無料であげるんじゃ!
御朱印貰ったら嬉しいじゃろ?
んで、芝居小屋にお土産屋さんを併設して土産物売るのが良いと申しておるんじゃ。
無料の御朱印にお土産の案内状を添えれば買い物したくなるじゃろ?
さらに凄いのはなぁ、大國魂神社の護符を土産店でも購入できるし、神社でも購入出来る!
困った時に護符を持ってきたら、武家だろーが農民、商人、町人誰でも救済する護符を考えろ!って事だ!作るぞー!
その護符を持って来たら大國魂神社を通じて立花家が助ける大義名分が出来上がる!
松千代の夢の中に大國魂神社の大神様が現れて頼まれたと言うておるのじゃー!
大神様直々の依頼!大義名分あり!
直ぐに提案煮詰めにゃならん!
皆知恵を貸してくれー!!
──相変わらず、松千代の童言葉を脳内で瞬間的に翻訳して整理して具体的に説明できるなんて、やっぱり義秀は天才です。
重要な会議にかかわらず、入室出来た松千代
美人で有名な侍女に抱かれ、さらに三名の美人侍女を連れ、警備の兵士に対して満面の笑みでお爺どこー?プラス美人侍女のスマイルビームに溶かされて警備網突破しました。(笑)
宿老、商務奉行達、噂に聞く松千代と祖父義秀の絶妙な掛け合いにビックリ!
松千代が軍師?なんて噂になっていた場面に遭遇したのでした。
─なんと??!!絶句と称賛しながら側に見える松千代の美人侍女に視線を送る(笑)
─用事が済んだ松千代
お爺ぃーまたねぇー!!
と部屋を去りました。
義秀達は意見を纏めると提案書を作り、立花義秀自ら宿老を従えて大國魂神社を訪問、大宮司猿渡家に詳細を申請しました。
①大國魂神社の正門前に演技場を建てる。
他に八王子、品川湊、に演技場開設を予定。プレハブ工法により、組立式のにする事で、移動先で組立るから時間と経費節減可能。
②演劇テーマ
大國魂の大神様に誓いを立てる源義家の恋と立花家の創立~正義の戦いを描く。
③太鼓や楽器演奏、独唱、合唱を交えて斬新な演劇を完成させる。
④紙芝居に仕立て、立花領内各地を訪問、立花領内隅々まで娯楽として無料で民に楽しんでもらうのを目的にする。
⑤松千代が夢の中で大國魂神社の大神様に頼まれた、救済の御札、護符
を相談の上作成する。
御札、護符は大國魂神社、演技場の土産店、紙芝居で訪問する先で購入出きる事。
以上の提案を猿渡家が承諾、演劇公演が10月からスタートする事になりました。
10月吉日、大國魂神社正門前の劇場にて、盛大に立花家、大國魂神社プロデュース、
歴史大河ストーリー
「大國魂の大神様に捧ぐ~立花家物語」
主賓に大國魂神社大宮司猿渡家一族の皆様、青梅領主、三田綱秀、八王子滝山城主、大石定久、世田谷城主、吉良頼定、プラス城主の家老達、立花家領内の寺院住職、神社宮司、各地の有力者、立花家親戚、重臣、多数の来客がありました。
──開演にあたり大國魂神社大宮司猿渡盛村様、先代盛胤様に開演のお言葉を頂き、総責任者立花義秀の挨拶で初公演が始まりました。
初日の初公演は大喝采を浴びる大好評にて成功。
影の立役者、松千代、祖父と一緒に観劇しました。
国歌独唱、国歌斉唱、太鼓など楽器演奏に敦盛の舞い、サッカー式の応援が始まります。
ダダダン!ニッポン!
ダダダン!ニッポン!
おぉーおー!
にぃーぃー!っぽぉーん!
にぃーぃー!っぽぉーん!
にぃーぃー!っぽぉーん!
にぃーぃー!っぽぉーん!
へい!へい!へい!へい!
メチャ楽しく声出して舞台メンバーと一緒に歌ってました。
初回公演が終わると大喝采の中、司会者から立花義秀と松千代が舞台に呼ばれます。
演劇の原案考えたのは松千代の若君と紹介されました。
祖父に抱かれ、壇上から手を振りました。
みなさぁーん!
ありがとぉーぉー!!
3歳児の可愛らしさに、満場万雷の拍手と歓声に包まれて義秀に頭ナデナデされて幸せ感じる1日が終わりました。
連日の公演は大好評、土産物の売り上げも良く、大國魂神社の参拝客も増えました。
新たにデザインされた御札、護符、さらに救済護符が噂を呼び大好評、お芝居見物の来客が府中の町でたくさんの飲食店や商店を訪れて賑やかになりました。
立花家の芝居公演の宣伝効果、経済効果は抜群、府中の城下町は以前にまして活気に溢れました。
松千代の提案が次々、天才祖父義秀の手腕で実現します。
隠れ軍師、松千代の次の行動が気になります。
さて、次回は何が起きるかな?




