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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)10月上旬、扇谷上杉家改め、川越上杉家と古河公方家の婚礼となりました。

川越上杉家から古河公方家、宿老、梁田家に嫁入りの話を進めていましたが、意外な事になります。

1544年(天文13年)10月上旬


川越上杉家の宿老、長尾信忠は立花家の脅威から守りを固める為に古河公方家の宿老、梁田高助の娘を上杉朝定の嫁にと要望しました。


5月上旬に依頼してから数回の話し合いで梁田高助の娘では無く、足利晴氏の養女が嫁ぐ事になりました。


─川越上杉家─


─上杉朝定、長尾信忠─


「信忠、梁田の娘が欲しいのに、なんで足利晴氏の養女になるんだ?」

「公方家の身分を自慢して、扱いにくい娘だったら嫌だぞ!」


「はぁ、殿、宿老の娘なら気遣いなど教えられて他人を思いやる良い嫁になると考えて申し入れ致しました。」

「まさか、公方様が直々に我が養女を是非にと申されては断るなど出来ません!諦めて下さい」

(笑)


「信忠、笑ったな?笑い事じゃないぞ!責任回避は許さんぞ!」

「罰としてかわいい側室を用意しろよな!」


「殿、側室がバレたらどーします?

高貴な血筋の正室を貰いますと、側室を迎えるには正室が認めないと血を見る事もありますから、今は無理です!」

(笑)


「あほ!笑いながら言うな!」


「まぁ、公方様の娘じゃなくて、一族から選ばれた養女ですから、気立ての良い娘かもしれませんから腹を括りましょう!」


やがて足利晴氏の養女が川越に到着、盛大に婚礼が始まりました。

上杉朝定19歳、花嫁は17歳、かわいらしい娘でした。


川越上杉家に久々に明るい笑顔に溢れる日々が戻りました。



川越上杉家は古河公方家から嫁を貰い、立花家に攻められたら援軍が期待出来ます。


果たして戦いが始まるのは何時でしょうか?

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