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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)5月4日、甲斐国、武田晴信、相模国、北条氏康、上総国、里見家の思惑が巡ります。

武田家、北条家、里見家が立花家との繋がりを強化して前に進む決意を固めます。

1544年(天文13年)5月4日


─武田家─

─甲斐国躑躅ヶ崎館─


武田晴信は3年前に暴君の父を追放して以来、立花家とは良好な関係でした。立花家の八王子城主、立花将広と交流が有り、時折手紙のやり取りをしていました。

以前から同盟を考えていましたが、3月、4月の2ヶ月に渡る立花家の戦い振りに同盟を決心しました。


先日、使者を使わした府中から同盟承服の知らせでしたが、立花家の娘を晴信の弟、信繁に嫁がせたいと意外な申し入れに驚きました。

─武田晴信、板垣信方─


「信方、立花義秀殿は跡継ぎ問題を避ける為だと申しておるが、本当だろうか?」


「お屋形様、嫡男、太郎様が2歳になられ、お世継ぎ争いを避けたいのは本当だと思います。」


「そうか、信方が言うなら真実だろう。信繁に立花家の嫁を貰うぞ!」



─北条家─

─相模国、小田原城─


座間城の戦いに敗れ、立花家と和議を結び、財政援助を受けました。さらに木更津湊へ人足の貸出し、輸送船の提供など経済的結び付きが出来上がりつつありました。


先日、立花家に同盟を申し込み、承服の返事を貰いました。

驚いたのは立花家の娘を北条氏康の叔父、北条玄庵に嫁がせるとの申し入れでした。


─北条氏康、北条玄庵─


「ぶはははは!叔父上!嫁を貰いませんか?


「氏康、お前に嫡男、次男、二人も

おるからなぁ、立花家の気遣いなれど、40歳の俺で良いのか?」

(笑)


「叔父上、顔がニタニタしております。素直に貰ってください!」

(笑)


「わかった!氏康!貰ってやるわ!」

「これで今川家との戦いに専念出来るぞ!」


北条氏康には今川家の娘が生んだ3歳と2歳の男子がいました。

史実では長男は病死、次男、北条氏政が跡継ぎになります。

氏康は今川家と敵対関係になっても家中に絶対に離縁しないと宣言するほど愛した女性を守りました。


─里見家─

─上総国、木更津城─


里見家は小弓公方家を守る為に古河公方軍と戦いました。

敗れましたが、立花家の楢島正臣に励まされ、上総公方家を立ち上げて反撃する事を決意しました。

楢島正臣の助言で立花家に請願書を提出すると、全て承認すると返事が届きました。

再建資金が上総公方家に5000貫、里見家の財政支援に5000貫が届きました。


─里見義堯、真里谷信隆─


「殿!立花家から請願書の全てが承認されました!」


「信隆、これで今は亡き小弓公方様、御曹司、義純様に報告出来るぞ!」


「殿、立花家は本気の支援に乗り出します。楢島正臣殿指揮下の3000に加えて宿老、奥住利政殿が軍勢を率いて参ります。

立花家の援軍は8000から10000になりそうです。

それから、内々の事ながら、立花家は近々、甲斐国、武田家と相模国、北条家と同盟を結ぶと聞きました。


「そうか、これで北条水軍との争いも無くなりそうだな。」


「殿、古河公方家、千葉家に反撃するのは来年の春迄時間がかかりそうです。まずは国内の安定を計りましょう。」


「信隆、じっくり構えて前に進むしかあるまい。とにかく、来年の春まで我慢だな。」















武田晴信、北条氏康、戦国時代の名将が立花家と同盟成立に前に進みます。


里見義堯は立花家とさらに深く結び付きを高めます。史実より評価が高まるかもしれません。

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