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戦国立花家三代、新日本国戦記、大國魂神社の大神様に捧ぐ!織田信長を倒して全国統一を目指します!  作者: 近衛政宗


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1544年(天文13年)5月1日、立花義秀、甲斐国、武田晴信、相模国、北条氏康と同盟を決意!

府中に戻った義秀には決裁書待ちの案件がたくさん溜まっています。

2ヶ月の戦いが終わり、戦後処理の仕事がはじまります。

1544年(天文13年)5月1日


─府中城─


─立花義秀、鹿島政家─


宿老、本多広孝より、船橋方面の戦いの報告が入りました。28日に千葉家の軍勢に勝利、和議交渉の結果、千葉家を退去させたと報告書が届きました。


「政家、終わったな、3月上旬から2ヶ月戦い続けて、皆疲れたろう。ゆっくり休むように伝えてくれ!新納忠義の軍勢は戦いの疲れを癒したら府中に帰還させる。」

「本多広孝の軍勢は松戸城に入れ、江戸太田領の城の改修、高城領の城の改修を監督せよ!加賀美利久の軍勢は大野城に入れ!鎌ヶ谷城の再建が終わったら鎌ヶ谷城に入れ!以上だ!」


「はい、その様に致します。」


江戸太田家が所有していた松戸城は太田資義が反乱を起こして当主、太田資高を殺害して松戸城に籠りました。松千代率いる新納、畠山の軍勢が攻略して反乱が収まりました。

江戸太田家を継いだ太田景資から松戸城と落城して全焼した鎌ヶ谷城を譲渡されています。


「政家、江戸太田家は舎人城、中曽根城、花畑城、八潮城の4つ城の運営に手一杯だろう。本多勢、加賀美勢合わせて8000が配置されていれば船橋城の高城義春も安心出来るだろう。安心して内政に集中出来るだろう。」


「はい、その通りにございます。」

「さて、殿、本日は武田晴信殿、北条氏康殿より遣わされた使者と会談の予定ですが、両家から婚姻を交わしたいと聞いておりますが、如何いたしますか?」


「政家、両家の話を聞いて対応するのも良いが、こちらから仕掛けたい。武田晴信が信頼する弟、信繁に立花家から輿入れさせる!」

「北条家には北条氏康の軍師と頼む叔父の北条玄庵に立花家から輿入れさせる!」


「殿?敢えて補佐役に嫁がせるのですか?晴信殿、氏康殿の側室とされてしまうのが、ご不満ですか?」


「政家、晴信、氏康の正室、側室に輿入れさせるのも有りだろうが、先日、お前に話した前世では武田晴信、北条氏康の後継者を知っておるのだ。知っていればある程度の対処が出来るが、歴史の流れを変えては対処が難しくなるやも知れぬ。」


「はい、承知いたしました。」


「それになぁ政家、すでに嫡男が生まれているのに源氏の棟梁、源義家公の血筋の立花家から晴信、氏康に男子が産まれたら?御家騒動の火種になるだろう。」

「避けるべきなのだ。」


「はい、殿のご配慮、深謀に敬服致します。」


「まぁ、それで、立花、武田、北条の三国同盟を組む!武田、北条にも打診してみるつもりだ!」


「はい、それは宜しゅうございます。」


立花義秀は武田晴信、北条氏康の使者と会談しました。

両家に三国同盟を提案、立花家から補佐役に輿入れの申し出に驚きましたが、使者の二人は喜び、報告の為に帰国しました。


立花、武田、北条の同盟締結に向けてまずは最初の一歩が始まりました。


「殿、里見義堯殿から請願書が届いておりますが?」


「政家、明日にしてくれ!巨額の支援のお願いだろう?」


「はい、明日にいたします。」

(笑)

三国同盟が成立すると立花家は古河公方家、山内上杉家、扇谷上杉家の三大勢力との戦いに専念出来る事になります。

早期成立を目指します。

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