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7:フリーランス3年生になった私

挿絵(By みてみん)


こんにちは。


私が仕事を辞めて今年の8月で丸3年。

開業届けを出して「個人事業主」になってからはちょうど2年が経過しました。


お久しぶりです。

今のところ、まだフリーランスを続けられております。2年生編どこいった??という感じでしょうが、必死過ぎて記憶にありません。


毎日、書いて書いて書いて……たわけではないですがそれでもどうにか続けられてます。

今回の記事は3年目の私の色々な挑戦を聞いて頂けると嬉しいです。


さて、4月。新年度。

前の職場の子からは「上司が異動してとんでもないヤツが入ってきた」とか、はたまた「自分が部署異動した」など、ともかく環境の変化についての話題が事欠きません。


そんなワケで、脳内だけ部署異動をしてみる事にしました。


挿絵(By みてみん)


プロットを立てて小説を書くのが苦手だったので、脳内で「プロット提出必須の課に異動させられた」と思い込んでプロットを作りに励んでみたり、はたまた「特濃R18課に異動になった」事にしたり。


ともかく、異動したと思い込んでジワッと新しい事にチャレンジしてみたりしてます。


「何をバカな…!」と思うかもしれませんが、“思い込みの力”って意外とバカにできないんですって!


挿絵(By みてみん)

(【葬送のフリーレン】に出てくるゼーリエ様のありがたいお言葉)


新しいやり方や変化を受け入れるのって、最初はどうしてもストレスがかるんです。

そんなときは「もう、これは必須の環境なんだ」「やるしかない」と自分に思い込ませてしまう方が、案外すんなり動けたりします。


「部署異動」つまり、「郷に入っては郷に従え」戦法を使って、今までとは違ったやり方や目標に挑戦していこうとしているワケです。


挿絵(By みてみん)

(プロットだけで36Pになってしまった)


これを作るのに2週間はかかりました。


正直、プロットに2週間もかかるんだったら「いつもみたいに書き始めた方が早かったのでは……?」と何度も脳裏を過りましたが——


まぁぁぁ、もう2週間かけちゃったし!プロット作っちゃったし!

過ぎた事を考えて徒労感に苛まれる意味はまるでない!はい切り替えていこ!(ぱんぱん!)


とりあえず、新しいやり方にチャレンジしてこそ見えてくることがあるんだと自分に言い聞かせ、明日からは新作の執筆に取り掛かりたいと思います。



あと、新作の執筆と同時並行で進めているのが、「DLsite」で配信するためのR18作品。


初心者なりに少しずつDLsiteでもダウンロードして頂けるようになってきて、そろそろ濡れ場メインの1万文字BLの執筆にも慣れてたんじゃな~~い??と、にこにこ顔で調子に乗り始めて書いた4本目の新作。


春庭で東京に居る3日間、まさかの0ダウンロードでした。


「はーい、ちゃんと調子に乗ったタイミングで、きちんと転べて偉いよ〜私!」と強がりながらも、転んで膝をジワリと擦りむいた子供のように涙目になったのは言うまでもない…。


初投稿作ですら初日に1件ダウンロードがあったので、連日「0」のまま更新され続けるDLsiteの管理画面に、東京で目を剥いていておりました。


でも、こういうのは通常の小説投稿でもよくあることですからね。


慣れてはいないけど、慣れっこなので(どっち)DLsiteを私におススメしてくれた先輩に「私の変なとこ指摘してくれませんか!!!??」と、ご教示をお願いしてきました。

そして、先輩から最初に返ってきたのが——


「私、ショタ×ショタは読まん」


はーーい、ジャンルがニッチ過ぎたらしいです(しろめ)


挿絵(By みてみん)

(え~~!?大人気ジャンルじゃなかったの~~!?)


曰く「魚の居ない水場に釣り糸垂らしてる状態だよ」とのことです。


しかし、悲しいかな。


いくら読んでくれる方が少なかろうが、作品の中身に関しては私の「癖」を込めて書いた作品なので消したり変えたりする事はありません。


ただ、先輩からはその他にもタイトルの付け方、キャプションの書き方、などなどなどなど。


細かいところを色々と指摘してもらったので、次の日、朝から4時間かけて全てアップデートしてきました。そう、「商品の置き方」に関しては先人の教えほどありがたいお言葉はありませんからね(胸に手を当て…)


それに、こうやって「しっかりめに転んだ後」が一番自分のやり方を顧みることが出来る最高のタイミングなので、強がりでもなんでもなく4作目でしっかり転べて良かった、と今なら思えます。


あと、DLsiteだけじゃなく、pixivでもR18オンリーで投稿するアカウントを新設してそっちはそっちで定期的に完成作品を上げていった方がいいと言われ、さっそくその通りに行動しました。

一回転んで痛い目をみた私はタダでは起きませんよ!


せっかく教えてもらったんだから、この後もpixiv&DLsite共に作品を投稿して経過を見ていこうと思います!


その経過報告についてはまたご報告させてください◎




あと、最後にちょっと白状させてください。


こんな風に、案外泥臭くやっていくのは得意な私ですが……その中で、実はずっと「出来ずにいたこと」がありました。

今回の記事は、そんな「出来なかったこと」にチャレンジした話で、この記事を締めたいと思います。


私が出来なかったこと。


それは「出版社さんへの営業」です。


「私に、お仕事を頂けませんか」


この一言が、ずーーーっと言えませんでした。


なんで言えなかったのか。

それは、私に「選ばれたい」という希望と期待と、なにより大きな甘えがあったからです。


私ね、コンテスト系で選ばれた事って殆どなくて。

特に2022年以降。そりゃあもう色々なコンテストに出してみましたよ。でも、あれもこれも、箸にも棒にもかからない。いやね、たくさんある作品の中の僅か数作品が選ばれる世界なので、選ばれない確率の方が多い——


っていうのは、もちろん分かってるーーーー(´;ω;`)!


頭では分かってても、新卒の時の就職活動で100社以上落とされた時と同じ感覚になるワケですよ!!選ばれない自分の作品は「面白くないんだ!」って!

(ごめーん!ウジウジした気持ちも吐露させてーー泣)


そんなワケで2024年はアルファポリスさんのBL大賞しかコンテスト系は出してませんでした(あれは私の中では大会というより「お祭り」だから安心して出せるの……)


ただ、私は幸運な事に投稿サイトを経由して【初代様】&【レベル30の俺】を幻冬舎さんから出させて頂く事が出来ました。


挿絵(By みてみん)


でも、この辺って私の努力というより読者の皆さんが背中を押してくれた結果なので。いや、もうほんとありがとうございます。何度、書いても伝えたりない。


あ、待ってくださいね。

コレ、普通に謙遜とかじゃなくてマジでそうなんですよ。


出版社さんは慈善事業じゃないので、リターンの見込みのない先に投資はしません。


自分で紙の同人誌をこだわって作るようになって、私自身凄く分かるようになりました。この出版不況とか言われてる中、出版社さんにも余裕なんてないですからね。


そんな中、無名の新人でしかない私が2冊も出せたのは、一重にムーンライトノベルズで【初代様】【レベル30】が読まれている実績が数値化されていたからだと思います。


あとは、紙の本が出た時に皆さんが出版社さんにファンレターを出してくださったり、本を買って下さったり、各所で★評価を付けてくださったり……(なんか書いてて泣きそうになってきた)


ともかく、ほんと私じゃどうしようもないところを皆さんの応援のお陰で背中を押してここまでこれました。


でも、そろそろねぇぇぇ。

自分で声を上げなきゃいけないタイミングが来たような気がします。


「仕事、頂けませんか!?」って。


断られるかもしれない。困らせるかもしれない。いや、そんな事より呆れられるかも。なんてビビる心と、「選ばれたい」という謎のプライドが交錯して、にっちもさっちもいかなかったここ半年。


ただ、皆さんの応援だけに甘えていた自分だけでは、長い目で見てフリーランスとしての生き方を続けられないので「選ばれたい」という甘えた希望は投げ捨てました。


そんなワケで、別件で電話してくださった編集さんに顔を真っ赤にして言いました。


「仕事くださーーーい!!!」って。


……もーー、困らせてごめんなさい編集さん!!

でも気持ちは口に出さないと伝わらないかなって!?


最後は「編集長にも言っておいて!編集長にも!絶対ですからね!?あの、はいじはフリーランスなので時間があるよって!よろしくお願いしまーーす!」と、サマーウォーズのケンジ君並みに叫んで終わりました。


まぁ、これでどうなるワケでもないです。

言っただけですし。この世界で書籍化できるような人気の作品は山のようにありますから。


でも、不思議な事にあれだけウジウジしていた気持ちが一度本音を吐き出したせいか、とてつもなく心がスッキリしました。


あと、普通に「私、営業できた^^」と何の成果を上げたワケでもないのに、やけに清々しい気持ちにすらなるという……。お陰様で、これからはもっと図々しくイケそうな気がします。


みなさーん、私ちゃんと営業できましたー!


あ、でも、安心してください。もし、この後も商業で出せなくても、根性で同人誌として紙にしていくつもりなので。これからも、手抜きせず最高の1冊を作っていきますよ!

Webでも新作書いていきますしね。



慌ただしくもながーい記事でございました◎


皆様、ご清聴ありがとうございました^^

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