表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

4/6

4:妻の書いたBL小説を、夫は音声でチェックし校正する


挿絵(By みてみん)


【前回までのあらすじ】

妻の書いたBL小説(R18)の誤字脱字のチェック及び校正は、夫(not腐男子)がやっている。


大丈夫です、皆さん。

見間違いではありません。


しかも、「俺、小説読めないから」と言う事で、チェックの方法としましてはPCによる音声読み上げ機能を駆使して行われております。


つまり、機械音による無感情な女性の声で、自分の小説が読み上げられているのです。

今でこそ、イヤホンは使われてますが、最初は1LDKの部屋で音声を素で流されていました。


えっと、想像できましたか?


大事な事なのでもう一度書きますが、私の書いている「BL小説」は、基本「R18」で、夫は「not腐男子」です。

しかも、私のBL小説。もちろん物語性も強いのでR18ばかりとは言いませんが、ヤる時はちゃんとヤります。


しかも結構激しめに。

無機質な機械音による喘ぎ声の攻撃力の高さときたら!!


そんなワケで、夫に音声で聞き直されているというのは、最初は完全に「拷問」でした。

もちろん、R18の場面は夫自身も読むのは辛かったらしく(そりゃそうだ)、最初はお腹が痛くなったり、気持ち悪くなったりしてました。


この夫婦は何をやってるんでしょうね。


でも、一緒にやってます。

では、何故夫と一緒にそんな事をしているのか。


挿絵(By みてみん)


それは「夫の得意が、完全に私の不得意を補完しているから」です。


普通、小説を書くというと妄想を文章として吐き出すだけじゃ終われないんですよ。

書いたモノをある程度見れるカタチにするには、「推敲」が必要不可欠です。

(私の場合、2回程読み直して、最後に音声でもう一度聞き直しをしていました)


でも、どんなに見直しても誤字脱字は無くならない。


他にも、個人サイトの運営やら、各種投稿サイトへの更新もありますからね。このへんが、完全に私の苦手分野なのです。

「事務作業」が苦手を通り越して……憎い!


ただ、夫はそういう作業が得意みたいで「俺が見直そうか?」と提案してくれたんです。


そんなワケで、


【面倒臭い>恥ずかしい】


という図式になっているので、もう羞恥心は心の片隅に捨てております。背に腹は変えられない。そして、今や完全に慣れました。

配偶者にR18のBL小説を読ませている私に、怖いモノなど何もありません。


まぁ、夫も何だかんだ楽しんでやってます。

R18の場面を、片方を器用に女の子に置き換えて想像しているみたいです。

挿絵(By みてみん)


もともとデータを集めたり、分析したり、指示を出すのが好きみたいですからね。「書く」事しか出来ない私に、色々指示出しをして結果を見て分析するのも楽しそうです。


あー、良かった良かった。

「羞恥心」を捨てたら、色々と楽になりました。

ちなみに、こちらのエッセイやBL小説の更新作業など諸々も夫がしております。


好きな事をしていても、作業を細分化すると、必ず好きでない部分が出てきます。

それを、夫という「他人」に、羞恥心を捨てて全振りできるからこそ、私は仕事を辞めた後も、こうして「挑戦」し続けられるのだと思います。


そんなワケで、夫は「聖母」でも「菩薩」でも「優しいワケでも」ないですが、私の苦手を補完する良いパートナーである事は確かでした。


挿絵(By みてみん)


もう、BL好きなんじゃない?


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] めっちゃ楽しませていただきました(´艸`*) イラスト素敵です。プロの絵って言われても違和感まったくありません。
[一言] はいじ様へ イラスト、可愛いですね。 温かみがあって、私はとても好きです。 このイラストで、「BL小説」なんて文字が踊ったら、ギャップで手に取ってしまうかもしれません。 旦那さん、凄いで…
[良い点] わあ、旦那さま、小説書きでないのに校正作業や事務作業などサポートしてくださってすごいですね! 音声読み上げで校正をやったことないので素直に尊敬します。 お互い、それぞれ作業分担が確立されて…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ