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 その言葉を聞き終える前に劉は猛獣に追われてるかの如く両手を頭の上で合わせ「ごめんなさーい!!」と走り去る。

 現場に肩を落としたショコラはゆっくりとカンミの方へ体を向け深く頭を下げる。


「か、カンミさん!すいません!お店をめちゃくちゃにしてしまって……」

「はぁ……。まぁ悪いのはあいつだし、気にするな」

「でも、お店が……」

「ショコラ……。だ、大丈夫!私手先は器用だし!」

「手先で治せるならアンチポータルがくる必要もないんだがな」


 カンミが心配するショコラとシフォンの頭をポンポンと優しく手を乗せ店の外に出る。

 商店街の入口には登山のベストのようなポケットが複数ついた黒い防弾チョッキの様な物を羽織った女が歩いてくる。


 アンチポータルだ。

 彼らはポータルで感知できない事故や事件などに対応を行う、このクラウド学園が存在するこの島の警備団である。

 主にVライバーを引退した者達を中心としたメンバーで構成されている。

 ほかにもクラウド学園に在籍する勇者クラスや冒険者クラスに在籍する戦闘や援護に特化し選ばれたVライバーがアンチポータルの補佐を行うセカンドチェックポータル・通称SCPと呼ばれる自警団が存在する。


 青く縁どられたAPという文字にポータルの設置に使われる島の末端を直線で結んだ非対称の魔法陣が彫りこまれたエンブレムが取り付けられた二つ折りの手帳を取り出し、下に開くとそこに提示している者の顔写真と2桁と6桁のIDが表示されている。


「アンチポータルの佐柳(さなぎ)アリスです。こちらでオブジェクトの激しい損傷を確認しました。事件ですか?」


この度は最後までご愛読ありがとうございました!

これからも、合間を見つけてはこのクラウド商店街の物語を綴っていきますので

是非、ブックマークやご評価お願いいたします!


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