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「カンミ、お疲れ様ー」
フレームの細い眼鏡を掛け、狐のような細い目をしているが、少し下がった眉毛が優しそうな雰囲気を漂わせる。
黒髪で整った清潔感のある眉毛にかからない程度の前髪に少し長めなのか短く縛った短めのしっぽのような後ろ髪が揺れる。
「三国か、お客さんは喜んでくれたか?」
ミックスジュースをミキサーからコップに移しながらカンミが答える。
その様子をシフォンが横目で見ている。
「ああ、喜んでもらえたよ。シフォンケーキが余ってて助かったよ」
シフォンは聞き耳を立てながら『どうやら、同業者なのかな?』とカンミの客に対して興味を抱く。
「まぁ、こう言った時はお互い様だな。そこの劉にも助けてもらってるしな」
と、カンミは一緒に入ってきた緑髪で腰まであるきれいな髪を揺らし、細く華奢な体がちょっと褐色かかった肌で軽く胸元の開いた白いシャツから妖艶な雰囲気を垂れ流す。
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