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「こんな店はレシピに縛られても良いことはない。結局はお客さんが美味しいと思ってくれればそれでいいんだよ。そこがゴールだからな」
そんなスィーツ作りで話の花を咲かせているとシフォンが着替えを終えキッチンに戻ってくる。
「おはよーございまーす!」
「おはよー」
二度目の挨拶だが、元気よく挨拶をするシフォンに返す。
シフォンは何やらさっきまで仲良く話しをしているの聞いていたのかショコラに近づき話しかける。
「仲良さそうだったね」
「ああ、学園とは違うケーキの作り方をしてたから話してたんだよ」
「いい人でしょ」
「まぁ、そうだね」
不気味にニコニコし続けるシフォンにショコラは少しだけ不愉快な感情が芽生える。
「なによ……」
「なーんにも」
ニコニコしながらやたらとショコラに絡むシフォンに嫌気が差したのかショコラはキッチンをあとにする。
「今日の私はお客さんだから、接客よろしく」
「はーい!お客さまーお席はこちらでぇーす!」
シフォンは大げさに腕を大きく上げてショコラを客席案内する。
カンミがシフォンケーキをオーブンに入れ終え、手をタオルで拭きながらカウンターに戻ってくる。
「この時間はあまりお客さんはこないから、ゆっくりしていきなよ」
「ありがとうございます。お言葉に甘えます」
しっかりとした受け答えに本当に同年代か?とシフォンを横目に見る。
シフォンはカンミの横に立ちながらニコニコとお冷の用意をしている。
シフォンは4年間通い続けている分、研修などホールでやることに関しては教える必要がないぐらいガーデンカフェの事を熟知している。
よく、カンミの動きを観察していたシフォンの努力なのだろう。
この度は最後までご愛読ありがとうございました!
これからも、合間を見つけてはこのクラウド商店街の物語を綴っていきますので
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