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第4話 ヘリカルの街に到着!

主人公の設定を変更しました。





昨日、俺は女神さんから加護をたくさんもらい、ついでにエクストラスキルの《情報(ステータス)隠蔽》をもらった。


エクストラスキルをついで、て…俺はまだスキルの価値がわからないからなんとも言えないけれど、それでもエクストラスキルって簡単にあげていいもんなの!?


それで、俺の隠蔽したステータスがこれだ。


≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


名前:北条ハルト

年齢:17歳

性別:男

種族:人間

レベル:7


称号:スライムのライバル


≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡


うん、なにも間違ってはない。スライムのライバルって称号のおかげ?ですべてのモンスターからなめられやすくなるから、戦闘もやりやすそうだ。もちろん、俺は油断なんかしないぞ…!


《マスター、あと20分歩くとで街に着きます。》


あと20分か。もうそろそろ見えてもいいことだ。《回答者(レスポンダー)》さん、なにも質問してないのに回答してくれてホント助かるぜ。そんなの回答者じゃない?違うぞ、《回答者(レスポンダー)》さんは俺の心の中の質問に答えてくれるのだ。チート万歳!


そうだ、もうそろそろ《回答者(レスポンダー)》さんにもちゃんとした呼び名をつけないとな。いつまでも有能な《回答者(レスポンダー)》さんをスキルの名前で呼んでるのはなんかイヤだからな。例えると、拾ってきたワンちゃんをいつまでもイヌさんイヌさんと呼び続けるような感覚だからな。



@@@@@



「おおー、すげえ…!」


俺の前には高さ2mほどの門が立っている。門の前には二人の門番が立っていて、並んでいる人は特にいなそうだ。


門はなんらかの金属を使ってそうだ。正午あたりの太陽の光で、金属光沢が輝いてる。完成度高いなおい。…実際、この門がこの世界においてどのくらいのクオリティなのかは知らんから、他のを見ないとこれの価値はわからないけどね。



ん?そうだそうだ。俺には鑑定スキルがあったんだ。

この門を見てみましょうか。


《鑑定》



========================


建造物:ヘリカルの門


ヘリカルの街(ヘーリオン王国)にある2mほどの門。この世界の希少金属であるアダマンタイトやオリハルコンをふんだんに使った荘厳な門、のように見える門。

実際には、ありふれた金属で作られた門で、一流の装飾師が見栄えをよくしただけの門。


========================



…なんか損した気分だ。鑑定しなければよかった。

見栄えだけはすごいからな。きっと事象があったんだろう。でも、この門の考案者はロクな人じゃなさそうだ。


「そこのお嬢ちゃん?いや、お兄ちゃんか。どうだ?このヘリカルの門は。聞いて驚くなよ。この門はあのアダマンタイトとかオリハルコンでできてるんだぞ。すごいだろ!」



おい。ツッコミどころが多すぎる。このおっさんは本気でこの門を信じてるのか?俺も鑑定さえしてなければ、こんなにも微妙な気持ちにはならないだろう。



「残念だったな。この門はオリハルコンとか使ってない。そう見えるだけだ。パチモンの残念門って感じだな。おっさんも見る目を鍛えた方がいいぞ。」


「ほわー?ウソだ、ウソだ!そんなのは嘘だああ〜!!お兄ちゃん、嘘だと言ってくれ〜〜!!」


いきなり狂うな。このおっさん走って逃げてったし。しかも「みんなにこの門のこと自慢し続けてたんだよ〜恥ずかしすぎるっっ!」なんて言いながら。マジで何者だよ。


おっと、門番に捕まったな。残念だったな、いろいろな意味で。おお、門番に連れてかれてる。ちょっと言いすぎたか。



「大丈夫?怪我はないかい、お嬢ちゃんかお兄ちゃん。」


もう一人いた門番がやってきた。俺は両性なんかじゃないぞ。


「ええと、はい、大丈夫です。あと、俺は男です。」


「男の子だったか。お兄ちゃん、中性的な顔してるんだね。」


「まあ、そうですね。」


女神さんとか《回答者(レスポンダー)》さんには何にも言われなかったけれど、俺は結構中性的な顔をしているらしい。どっちにも見えるけど、どっちかわからないみたいな?地球にいたときもいろいろ言われたぜ…


「それで、俺はこの街に入りたいんですけど。」


「それじゃ、お兄ちゃんのギルドカードを見せてくれるかな?」


「えっと…ギルドカードってなんですか?」


「おっと、お兄ちゃんはギルド関係の人じゃないのかな?それじゃあ、この紙に名前と出身地を書いて、こっちの水晶を触ってね。」



えっと、ギルドカードはギルド関係者が持っているのか。じゃあ、冒険者ギルドとか商業ギルドとかあったりするのか。


そして俺は、門番から紙と羽ペンのようなものを受け取って、自分の名前と出身地を記入した。出身地は一応ニホンって書いておいた。


次は水晶玉か。つまりあれか、犯罪歴を調べるものか。ちょっと緊張して両手で触った。おお、白く光った。問題なさそうだ。


「大丈夫そうだね。ん?ニホンって場所俺は聞いたことないぞ。お兄ちゃんは遠い国から来たんだね。今まで大変だったろ?よく頑張ったな。

それで、この紙は仮のギルドカードだ。一応これからのために、冒険者ギルドとかでギルドカードを作ってもらうといい。


それではようこそ、ヘーリオン王国・ヘリカルの街へ!」


俺のことなめすぎ門番は門を開けて、俺は門をくぐった。



さて、まずは冒険者ギルドに行って宿屋探しだな。








次回は冒険者ギルドです。



続きが気になる、おもしろそう、という方はブックマークとポイント評価をぜひよろしくお願いします。

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