第1話 《回答者(レスポンダー)》に質問したよ
よろしくお願いします。
今日はこれだけです。
俺が転移してきた日から2日たった。今の俺のレベルはこれだ。
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名前:北条ハルト
年齢:17歳
性別:男
種族:人間
レベル:7
HP:743/743(←90)
MP:640/640(←80)
筋力:709(←89)
体力:690(←86)
防力:770(←95)
敏捷:672(←84)
魔力:640(←80)
魔耐:640(←80)
技能:
ユニークスキル:【倍加 LV1】
エクストラスキル:《鑑定 LV1》
《無限収納LV1》
《言語理解 LV1》
《回答者 LV1》
称号:異世界転移者
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人がいる街に行く前にステータスがすごいことになった。たった3レベル上がっただけなのにな。
俺はこの2日間何をしていたかというと、初日戦ったスライム達を20体くらい倒してたことと、《無限収納》の中身の確認、昨日準備が終わって使えるようになった《回答者 》の確認だ。
スライムは戦えば戦うほど弱く感じるようになった。俺のステータスが上がったからな。攻撃をくらっても全然ダメージを受けなくなったから、わざと攻撃を受けて楽しんでたぜ。
…いや、そういうのじゃないからな?攻撃受けて悦んでたわけじゃないからな?スライムのぷにぷにスライムボディが気持ちよかったんだよ。え?そんなの言い訳に過ぎないだって?俺は断じて違う!違うといったら違うからな!
ハアハア、俺は誰に向かってつっこんでんだろ。今ここにいるのは俺だけなんだぜ。なんか虚しいよ…
《私がいるので大丈夫ですよ、マスター。》
そうか。おまえがいたんだ。俺は一人なんかじゃない。
《私は人間じゃないのでここにいるのはマスター一人だけですよ。》
……俺は何を言い返せばいい?
そして俺はたった一人で草原の上を歩いた。
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《マスター、ここから1日ほどまっすぐ歩くと街に着きます。》
おお、ありがとうな。あと1日で俺のぼっちは解放される…はずだ。
そうだ、この音声は《回答者》のものだ。女神様からこのエクストラスキルをもらったけど、世界の情報をいないといけないとかなんとかで昨日までは使えなかったのだ。
俺は【倍加】と《無限収納》が優秀すぎて忘れがちだったんだけどな。
《回答者》の効果は…基本的なことは鑑定使えばいいか。
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エクストラスキル:《回答者》
この世界ツヴァイのほぼ全ての情報を持った存在。
このスキルの持ち主が質問をすると回答してくれる。回答率は99.99%。
日常会話をすることも可能。
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鑑定も優秀だな。レベルが上がったらどうなるんだか。
それで、《回答者》は鑑定の効果どうりとても頼りになるスキルだ。俺はこの世界について知ってることがほぼないからな。地球の常識は全く通用しなそうだからな。困ったときには頼りにしてもらおう。
俺はこのスキルをもらったときに、いろんなことを質問してみた。
Q.この世界はできてから何年くらい?
A.およそ40億年ほどです。
地球と変わらないようだな。あれ?単位は地球と同じか?
Q.一年ってどういう単位?
A.年、時間、秒はマスターがいた世界と同じ単位です。実際には、この世界では全く違う単位が存在していますが、マスターのスキルの一つである《言語理解》によってマスターの知ってるものに変換されています。出力についても問題ありません。
あら、そうだったのか。《言語理解》に感謝感謝だな。
Q.勇者とか俺のほかに異世界人はいるのか?
A.そこまで多くはいないですが、異世界人はマスターを含めないで10人います。また、異世界から召喚された勇者がその10人のうち3人います。
やっぱりいたのか。でも、かなり少ないな。同郷者とかいるのか?
《召喚された勇者のうち1人がマスターと同じ国出身であると思われます。今その人は、打倒魔王を目標としてキプロの森で修行をしています。》
やっぱり魔王いるのか。俺もいつか戦うのか?戦うとしたら十分強くなってからでいいな。
Q.この世界の人口はどのくらい
A.およそ1億人です。
Q.この星の形と大きさは?
A.球に近い形で、約5億㎢です。
人口は日本と同じくらいで少なく、大きさは地球とほぼ同じだな。ちゃんと星でよかった。
Q.地球はここからどのくらい離れている?
A.申し訳ございません。マスターの世界についての情報はあまりないので答えることができません。
スキルレベルアップとわかるようになるかもしれません。
回答不可な質問か。そりゃそうか。でも、レベルアップすればわかるかもしれないっていうのはすごいな。
Q.スキルレベルアップっていうのはどうやったらできるのか?
A.基本的には該当スキルをたくさん使うことによってレベルアップします。なお、マスターは普通の人よりも通常レベルやスキルがレベルアップがしやすいので安心してください。
…え?なんで俺はレベルアップしやすいの?
《マスターの称号を鑑定してみてください。》
読んでくださりありがとうございました。
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