第3話 女神とのお話1 女神様はすごかった
よろしくお願いします。
野営をして眠るとき、俺は今日が始まる前のことについて考えた。
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「ようやく目が覚めたようだな。」
誰だ?この幼女は。そして、ここはどこだ?
「混乱するのもわかる。ここは死者が転生するときに通る転生の間である。其方はこれから私の世界で暮らしてもらう。其方は思わぬ事故で死んでしもうたから、転生ではなく転移っていう形で行ってもらうのだ。
こちらだけ話すのもよろしくないから、いくつかの質問に答えてあげよう。」
質問していいのか。じゃー最初の質問はこれで。
「まず、おまえは誰だ?」
「おっと、まだ名乗ってなかったか。私は、剣と魔法の世界であるツヴァイの管轄をしている神である、ディオ・ツヴァイだ。
他の質問は何かな?北条ハルト君。」
なんで俺の名前を知っている!まあ、神なら当然といえば当然だ。神様なら敬語使わないとな。さてさて、次の質問っと。
「なんで女神様は幼女なんですか?」
「………わたしは、私は幼女何かじゃない!!私は誰もが美貌する超絶きれいなお姉さんですよ!」
あら、めっちゃ怒ってる。顔真っ赤だ。どっからどうみても小学3年生くらいの女の子なのに。神様もコンプレックスとか持ってるもんなんだな。超絶って言ってるし、神様大丈夫なのかな。
「神様とかって姿とか自由に変えられないんですか?」
「私は自分が存在してからずっとこの姿ですよ!自由に見た目を変えられるのなら、当然してます!一応変えることもできるんですけど、そうやって見た目を変えてると、他の神たちから怒られてしまいます!」
へー、神様もできないことがあるのか。幼女であること自覚してるし。っていうか、怒られるっていうのは、神様達の中での立場はそこまで高くないのかな?一応質問しておくか。
「女神様は神様達の中ではどのような立場何ですか?」
「ふふ、よく聞いてくれました。実は、私は神様の中でもかなり高い地位なんですよ。最高神の次あたりなんですから。
私は自分の分身を作ったり名前を変えたりしながら、いろんな世界を管轄しているんですよ。」
あれ、思ってた回答と違う。しかも、最高神様の次とか、めっちゃやばいじゃん。すでに怒らせてるけど、なんとかなるよな。
んー、さっきの質問で幼女の姿をしないと他の神様達に怒られるってことは、他の神様達から見たら幼女の姿をしていないと満足しないって感じか。つまり、神様達にはロリコンが多いと。やっぱり、神様達は大丈夫なのかな?
「次の質問いいですか?なんで女神は「もう、私についての質問はやめてください!これからは、あなた自身のこととかあなたが転移する世界についての質問のみ受け付けます!」
ち、もう女神様については聞けないのか。ちょっと残念。しかも、口調が完全に崩れてるし。其方呼びはなんだったんだろ。
ちょっと気になることがあるし、そっちの質問するか。
「なんで俺は転移するんですか?」
ありがとうございます。女神様に幼女はNGだったようです。今日の分はまだ続きます。