封印クランケ
とある物の形を求めて
どうあるべきか
なんて
考えている
単純な興味は
尽きないから
消費期限の無い食べ物を
持っていると思える
つまり
何処までも
歩いて行けるのだ
有限である命は
無駄にする方が多くて
何を
無駄に定義するかすら
勿体なく思ってしまう
時間の賞味期限は
常に今で
「常」がわからなくなるまで
続くのだ
いつまで続けられるだろう
明瞭な光りは
いつしか分からなくなる
今のポテンシャルから
確実に低くなる
段階を踏んで
ゆっくり突き付けられるのだ
いつまで続けられるだろう
頭から外れていくパズル
一人で終わる物語
周りの大切な人は
ただの登場人物だ
何を持ちながら
分からなくなるのだろう
きっとそれが
一番僕に
必要な物になるのだろうか
昨日
持っていた物を
明日も
持っているとは限らない
失う物があるから
今日が終わる
得た物があるから
昨日がある
明日の在り処を
探す人が多いのは
今日の内に
選べなかったからだ
今日
失くしていい物と
今日
得た物を入れる場所を
選べなかったからだ
いつまで続けられるだろう
その選択は
明鏡止水を用いて
成り立っている
歳を取りながら
それは磨かれて
一定値の所で
それ以上にはならず
燻んでいく
いつまで続けられるだろう
心から外れていく計算式
一人で終わる中の人
周りの大切な形は
ただの参考資料だ
何かを穴に入れて
上から蓋をする
しっかりと生きている内には
そんな事は出来ない
した事を忘れてしまう
そんな日が来る時
初めて出来る事だ
いつまで続けられるだろう
今を今と感じながら
昨日を想いながら
明日を信じながら